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先ずは、主演二人による告知SSからご覧くださいこれまで数多の〖シチュおま(シチューよりお前が食べたい)〗シーンを書き散らかしてきたけれど飽きないなぁ…と思いながら今回も書きました♡アパートの入口でコートについた雪を払い落とすと、俺は階段を駆け上がり、玄関のドアノブに手をかけた。カチャリ、と軽い音とともにドアが開く。俺は溜息をついた。また鍵をかけていない。無用心だから一人の時は必ずかけろと口を酸っぱくして言っているのに。女ひとりで国境を越えてくる度胸はあるくせに、どこ
こんにちはこちらの続きです。『東京ディズニーリゾート/2泊3日の夢の国へ~ランド編~』こんにちは去る10月、まだまだ暑さ厳しい中(マジで蒸し暑かった💦)、コンサートのついでに行ったランド(約5時間)で撃沈し、不完全燃焼のまま帰路につきました(…ameblo.jp2日目はシーです。ミラコスタの外観(ディズニーリゾートライン側)朝食を食べたレストラン「オチェーアノ(イタリア語で"海")」のクリスマスツリー🎄ディズニーホテルの宿泊者特典、ハッピーエント
待てができない黒い大型ワンコVS.煽情的妖狐オスカルさま/後編葡萄酒ワインには──媚薬一匙ひとさじ入れた覚えは毛頭無かった。額に流るる黄金きんの髪が、自分を見据える蒼い瞳めが、ぼうと妖しく月華に光る。「お、オスカル、待っ……」太く骨ばる喉元に唇を滑らせながら釦を外し、シャツを剥ぎ──厚い胸板の上の小さな突起を舌先でつぅ……と弄ぶ。「ン……!お前、何処でそんな……ッふ」不覚にも、初っ端から、男の躰はコントロールを喪失した。己の脆弱な自制など、こ
スザナの訃報を知ったのは、いつになく底冷えのする朝だった。冷たい手に息を吹きかけながら、いつものように新聞を開いた時である。それは天からの雷いかづちのように、キャンディの頭上に落ちてきた。同時に、当然ながら、テリィのことが頭に浮かんだ。あの晩──私とテリィは、墓場まで持っていく秘密を共有した。言葉には出さない、無言の誓約。翌朝、駅で別れた以降の彼の消息をキャンディは知らない。どうやって病院へ戻り、どのようにスザナに説明をして、あの後、二人がどんな
夜です。「ねえテリィ、初めて逢った時のことを憶えてる?」キャンディは上目遣いに夫を見つめた。「勿論。憶えているさ」テリィの脳裡に、船上での出逢いが鮮烈に蘇る。「あれは強烈だった」「強烈ですって?」キャンディは眉を吊り上げた。「その言葉、そっくりそのままお返しするわ」「あの頃に比べたら、随分薄くなったんじゃないか」テリュースは、妻の柔らかい桃色の頬に触れる。「もう、そばかすの中に顔がある、なんて言えないな」「テリィ!思い出させないでっ」「そんなに膨れる