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⬛︎光・音・温度・空気を絵で表現できる稀有な存在、萩尾望都先生👑萩尾望都先生の『ポーの一族』が大好きでした。クイーンファンの方にも萩尾望都ファンが多いようで、嬉しい限りです🥰💕ただ、私の悪い癖、過去何度かの大粛清😱により、今1冊も手元にありません。中高生の頃買っていた『ぱふ』と言うまんが専門誌に、秀逸な萩尾望都特集号がありました。1980年12月号です。『萩尾望都絵の魅力』と題された特集は、本当に語り尽くせないものを語り切った素晴らしい特集でした。まさに私の感じる望都先生
普段から私のブログを読んでくださる皆様いつもありがとうございます。通りすがりのワード検索とかで道草してくださる方々にも感謝です。『チェリまほ』をきっかけにしてスタートした私のブログですが、いつしかなんかとっちらかった雑記帳といった一貫性のなさで自分の性格よく物語っていると思います。汗でも書きたいことを書きたいときに書くしかできないし、それに少しでも関心を持っておつきあいくださる方がいれば、本当にありがたいことです。ごく最近のアクセス数は、記事をあげる
単行本が出て、少し時間も経ってしまいましたが、ちょっとだけ感想をば・・・月刊「フラワーズ」では、毎号掲載の時もあったけれど、間が空いた時期もあり、また多忙でよく読み込めていなかったこともありで、もう一つ物語世界に入り込むことが出来ていなかったのですが、単行本で一気読みして、深みにハマりました!!単行本では、まさに、これぞ『ポーの一族』!!な世界が展開しておりました。ずっと謎に包まれていた大老ポーの存在ですが、ついに一族が生まれた秘密が明らかになりましたね。“血の神”の話には、ただただ驚く
ファンの方からすれば何を今さらとなるのは承知で書くこのレビュー。ネタバレだらけなので、これから読むのに邪魔という方はスルーしてください。********************作品一覧では1992年「プチフラワー」の7月号で連載が始まり、それから最終回が2001年7月号となるから、萩尾作品の中でも9年をかけた長編大作ということがいえるかと思う。タイトルぐらいは知っていた。でも約30年前になるその頃は、もうリアルタイムで萩尾作品はほとんど読んでいない。というか漫画自体から離れていた
久しぶりに読み直して、「はるかな国の花や小鳥」が引っ掛かった。(若い頃は特に好きでも嫌いでもなかった)(ちなみに昔も今も最高傑作は「小鳥の巣」だと確信している)なぜエルゼリは自殺したのかという点。昔の恋人ハロルド・リーが死んだと聞いて自殺を図ったのはなぜか(未遂に終わったけど)。彼は既婚で子供もいて、おそらく一生会うことはない。それなら生きていても死んでいても同じではないか。でエドガーとエルゼリのやりとりを読み解く。エドガーは大人びて(実際エドガーの方が実年齢ははるか
少女マンガの宇宙SF&ファンタジー1970-80年代(立東舎)Amazon内容:萩尾望都の70年代作品『ユニコーンの夢』をA5サイズで収録。少女マンガ家たちが描いたハヤカワ文庫のカバーイラストもカラー106点を収録。『11人いる!』『地球へ…』など、数多くのSF&ファンタジー少女マンガが生まれた1970~80年代。当時の少女マンガ家たちの魅力を、総数300点超という豊富な図版とともに紹介。おすすめ:★★★★こんな全容↓■萩尾望都
「この空を飛べたら」(1978)は、加藤登紀子さんのヒット曲。当時のテレビドラマ『球形の荒野』の主題歌だったそうだ。詞・曲はもちろん中島みゆきさん。みゆきさんご自身も、この翌年アルバム『おかえりなさい』の中でセルフカバーしている。ここはお登紀さんに敬意を表して、お登紀さんのバージョンをご紹介しておこう。この歌は、別れた人への未練が断ち切れず、もし「この空を飛べたら」、あの人が戻ってくるのではないか、という歌である。リフレインでは「♪ああ人は昔々鳥だったのかもしれないね/こん
手がかりは淡路の部屋に残された2名の毛髪だけ。娘の行方は淡路の証言に頼るしかない、と岡部さんに言われた千堂大臣。淡路の証言を得るため、病室に赴き土下座して外務大臣を辞職する覚悟を伝える千堂大臣。「全ての責任は私にある。私にだ。咲じゃない。あの子じゃない。あの子は何も関係ない!」と咲の居場所を教えてくれと懇願する大臣。淡路「あんたは娘を誘拐した私を殺したいほど憎んでいるし、20年前のことも間違っていたとは露ほども思っていない。もし今同じ状況になったら、20年前と同じ行動をとるだろう
先月、5月26日記事テレビを見ないみどりに、記事でNHKが特集され、本も出ていること、教えて下さった方がいらしたので、アフェリエイトにその一冊を加えて、一瞬、再掲☆内容自体は予想通りタイトルの持つ、不穏な空気と「大泉の話」というところから、ご本の趣旨は、想像した通りの内容のものでした。↓この記事、解りやすい。山崎まどかの『一度きりの大泉の話』評:萩尾望都が竹宮惠子に向けていた眼差しとその痛み「一度きり」と、萩尾様ご自身が仰って、言葉を選び、
3月20日、久しぶりに渋谷に行きました。行き先は、西武渋谷店で開催されている宇宙戦艦ヤマト全記録展。それにしても、庵野秀明氏の株式会社カラーはすごい。渋谷センター街にはGUNDAMGQuuuuuuxののぼりが立っていました。7階入り口庵野氏はじめ関係者が寄せ書き展示会をまわっていても、関係者の方がいる感じだったのです…。ひととおり回って、また入り口に行くと、サインが!!玉盛順一郎氏!!入り口は戦闘班の赤い「→」でご案内
以前『少年の名はジルベール』について書いた。竹宮恵子さんほどの漫画家が「萩尾望都さんに嫉妬していた。それに耐えきれずに距離をおこうと告げた」と書いていたことに衝撃を受けた。『『少年の名はジルベール』』『風と木の詩』という漫画をご存知だろうか。私と同世代以上の人、もしくは下の世代でも本や漫画の好きな人なら読んだことはなくても聞いたことがあると思う。「か…ameblo.jp萩尾望都さん。大好きな漫画家だ。絵が美しいのはもちろん、ストーリーの奥深さや心理描写の豊かさに惹か
ネタバレです。カラー見開き表紙「ヨーク・ロイヤル・ダイヤモンドホテル」はⅢになった。今回も萩尾望都HAGIOMOTOPRESENTSなのだが、なぜPRESENTSにこだわるの?英語ができる担当さんいないのかな。ヨーク・ロイヤル・ダイヤモンドホテルではなくヨーク・ロイヤル・ダイヤモンド・ホテルではないのか?「“人間化”していくアラン。エドガーが望むふたりの、この先は――!?」はともかく、(アランは“人間”扱いされているだけで、“人間化”か
初心に戻ってベルばらネタです。外伝とベルばらkidsは発表されてすぐ読んだんですが、エピソード編は2017年に発表されたのは知ってたんですけど、ずっと読むのを避けてました。時を経た続編、て微妙じゃないですか。例えばスラムダンクネタバレになるので詳細避けますが、これで終わり!?って感じで終わりますよね。私は花道が大好きだったので、続編を望んでいなかったというと嘘になりますが、今からイノタケがスラムダンクの続編描くと言われても、多分読めないと思う。絵が変わる。作者のキャラクター解釈
2019年1月10日記事2021年5月5日再掲あの漫画をどうやって実写化するの!?出来たんですねえ。と思ったら、菅野美穂様がまだ少女な時代なのに、ちゃんとイグアナのお顔が合成されてました。すごいわあ。菅野美穂様、初主演でこの役とは、それもすごい。今2023年。また最近、アクセス頂いています。萩尾望都様の『半身』『イグアナの娘』の昇華感は既に神?「否定」される心の傷萩尾望都原作、テレビ朝日・全11話菅野美穂様、川島なお美様
おはようございます。今日5月12日は、萩尾望都さんのお誕生日。萩尾先生、おめでとうございます。さて、リレーメッセージは、せおっち(瀬央ゆりあ)からちなつさん(鳳月杏)へ。鳳月「まるで時が止まったような毎日ですが、確実に時は流れ、私達の生活を守るため戦ってくれている方々がいらっしゃいます」毎日を大切に、感謝しながら過ごしたい…と、ちなつさん。鳳月「私が次に指名させて頂くのは宙組の芹香斗亜さんです」おぉ?キキちゃん!ちなつさんの口からキキちゃんの名前が出てくるのって(視聴者的に
大泉サロンの続きです。周辺を詳細に紹介しようと思ったのですが、大泉サロンについては、当事者同士のいろいろな事情があるので(詳しくは「大泉サロン」で検索してください。)場所が特定できた最低限だけを書いておきたいと思います。書籍やネットの情報からいくつかの場所にしぼり、1972年の住宅地図で確認したら、載っていました。「竹宮」そして、右下斜め向かいに「増山」とあります。地図の右上隅に鉄塔の記号もあります。「念願の共同生活の場は、増山さんの自宅から徒歩30秒。道を隔てた、斜
『残酷な神が支配する』全10巻のうちラストの9巻と10巻のレビューになります。繰り返しになりますが、ヘビーな作品なので、レビューもヘビーになります。耐性が弱いと思われる方は遠慮なくスルーしてくださいね。ここまで読んでくださった方は、これで完結しますので、最後までお読みくださればうれしいです。********************スウェーデンの離島でジェルミはバレンタインの傷に寄り添い、癒やす。彼女に優しくキスをする。その感触に、かつて唇の痛みを誰かが受け止めてくれたことを思い出し
久々の【語るブログ】です最近、「大好きなものは変わらないんですぅ」ってブログを書いたんですが、そのコメント欄で数名の方がこの少女漫画の傑作『トーマの心臓』をあげてくださいました。もちろん冬夢も少女の頃にどハマりし、思春期の感化されやすい時期にアイデンティティを決定付けた作品のひとつでした。だからコメント欄だけでは語り足りない、是非語り場をとお話が盛り上がり、このブログを書く事にしました。ここのコメント欄には『トーマの心臓』が大好きな方達が、思うがままを存分に書いて下さい。推しキャラを語る
なんと、同じ間質性肺炎の方の中に,萩尾望都大先生のファンがいらっしゃることが,判明!急遽!おモーさまを語る!柱を立てることになりました!もしかして!あなたも,あなたも、おモーさまファン?実は,わたしも最近の作品に,限って言えば、全作読んでおりませぬー(←ファンの風上にも、置けぬダメダメファン!)あなたのお勧め作品,この作品に関しては,わたしに語らせて!と言う方、どうぞいらっしゃいませ〜!そして、私の大好きな作品,お寄せください(絶対一位間違いなしの、ポーの一族以外!それは,それで、
『残酷な神が支配する』全10巻のうち、5巻と6巻のレビューです。1巻から5巻までは、その1をお読みください。5巻の部分はダブります。内容がすばらしいので、ネタバレ、ダダ漏れ、あらすじまとめみたいな感じになってきてますが…******************ジェルミの告白を聞いたイアンはにわかには信じられなかった。そしてそのタイミングで事故を起こした車と同型車が欠陥車としてリコールが発表される。ジェルミが細工しなくても、いつかは事故を起こしていたかもしれない。でも、ジェ
『残酷な神が支配する』全10巻のうち、主に7巻と8巻の内容についてのレビューを書いていきます。ネタバレ、ダダ漏れ、あらすじまとめは続きます。今更ですが、ヘビーな作品なので、レビューもかなりヘビーです。耐性がないなと思われる方はどうぞスルーしてくださいね。********************ジェルミを抱いた理由が欲しくてイアンは金を払う。ジェルミは終始ビジネスライクなのに、イアンは恋人を求めるかのように振る舞い期待する自分に混乱する。嫌がるジェルミの背中を強引に見て、そこに
以下は、「月刊フラワーズ」8月号に掲載された萩尾望都作品『ポーの一族』を拝読しての私の勝手なつぶやきになります。結構私見が入っていると思いますが、その辺はご容赦くださいm(__)m舞台は、ヨーク・ロイヤル・ダイヤモンドホテルで、ヨーク大学教授のライナーとその妻ダフネーの娘、ワンダのBDを祝う場面から始まります。登場人物は、ライナー、ダフネー、ワンダ、ダフネーの母親の4人。とにかくワンダもダフネーの母親も曲者感が凄い!!ワンダは、どことなく『残酷な神が支配する』に登場するマージョリー(
2015年4月22日記事あまりに早く逝かれてしまわれた方の中にあふれていた想像力を想う時、命が時をすり抜けてしまうのを感じます。「カルキの来る日」を想う美しい写真をブログに綴られるお方の今日のお写真を拝見していて、ふと、花郁悠紀子(かいゆきこ)様という、漫画家さんのお作を想い出しました。それは、一片一片の花びらの美しさのせいかもしれない。本名を、開発公子様とおっしゃられ、1954年9月21日~1980年12月12日、たった26歳で夭折されてしまわれた。妹の
シミルボン・2016年9月26日初投稿ネット上で仲良くなった人の勧めで、『ゴールデンライラック』に収録されている萩尾望都先生の『マリーン』を読んだ。この本に収録されている作品の中では、唯一、萩尾望都先生のオリジナル作品ではなく、今里孝子先生こと城章子先生の原作付き作品であるが、他の萩尾望都先生の作品と違和感がなく萩尾望都先生の世界観に溶け込んでいる、と思う。少なくとも、私が知る限りの萩尾望都作品世界との違いはなかった。(『11人いる!』『イグアナの娘』『トーマの心臓』『ポーの一族』『訪
「残酷な神が支配する」は1992年から2001年まで10年に渡って連載された、萩尾望都にとって最も長い作品です。そのため、登場人物が多く、多数の親子関係が扱われ、登場人物の心理も深く描かれています。そして、やはり、過去の諸作品のテーマ、モチーフを多数継承していて、総決算的な意味を持つ作品になっています。「父・息子」の関係のテーマの点では、「訪問者たち」、「メッシュ」を継承しています。「母・娘」の関係のテーマの点では、「イグアナの娘」を継承しています。他にも、「姉妹」の関係のテーマの点で
職場に生まれる「姫」ではない。物語に埋めれる「姫」、その核となるもの。そこに思います。瑞月を描いていてどうしても触れられない禁忌は何か、ぶち当たり、ふんがーーーって吠え、またうずくまり、こんの男どもはーーーーーーっと天まで届く壁を見上げ、これ何?これ何?と思ってきましたもの。それは、萩尾さんが描き出した世界ですんごく元気に金髪なびかせるフロルベリチェリ・フロルが有するものではないか。と思いいたる本日でございます。守られるべきものいか
旧シリーズは、前半1-3巻と後半4-5巻に分かれる。あらかじめ前半の構成を立ててから連載が始まり、いったん前半の連載が終了してからあらためて後半の連載を再開した(ウィキペディア『ポーの一族』参照)。前半も後半もよく考えられた構成である。まずは前半。時代順には「メリーベルと銀のばら」、「ポーの一族」、「小鳥の巣」の順番だけれど、真ん中の「ポーの一族」から始まる。主な登場人物エドガー、アラン、メリーベルが登場するからだ。そして以降の連載の伏線が見事に張り巡らされている。ヒロインのメリーベル
11月20日に冥王星が水瓶座入りすることもあり、本日は水瓶座とBLについて書いてみようかと思います。水瓶座がBLイメージにつながるのは、星座のみずがめ座がギリシア神話のガニュメデスとされているところが大きいのかと思います。ガニュメデスはトロイアの王子。ゼウスはガニュメデスの美少年ぶりに惚れこみ、鷲の姿となって彼をさらい、神々の宴席の給仕としたとされています。給仕役となった彼には永遠の若さと不死が与えられました。BL雑誌の元祖にJUNEとかがあります。女性向け雑誌で美少年、少年愛、
こんにちは。アニメ『進撃の巨人』TheFinalSeasonが放送中ですね。マンガは、4月9日139話でいよいよ完結だそうです。実は、映画・アニメ史上最高に好きな男性キャラクターが、『進撃の巨人』の人類最強の兵士リヴァイ兵長なんですリヴァイには「無駄がない」と感じる。作戦遂行・戦闘における「恐れ・不安」という無駄がない。できる方法を考え、選択し、実行するだけ。彼の精神性が美しいと感じるのは、嘘・恐れ・不安がないからだと思う。アニメは総
ご本人たちには悪いけれどそりゃ、ドラマにしたいと思う人が出てくるのはわかる気がする。竹宮恵子に萩尾望都、山岸凉子、木原敏江、大島弓子、池田理代子とかそうそうたるメンバーが出てくるドラマなんて見てみたいじゃないか!まぁ、この本読んだらそんな事は未来永劫なさそうだけど・・・『一度きりの大泉の話』萩尾望都』東京練馬の大泉というところのアパートに萩尾望都と竹宮恵子が一緒に住んでいたなんて少女漫画好きにしてみればそれはパラダイスそこに色んな漫画家さんも出入り