(あるとき)誤って塔を倒してしまい、(中の舎利を)散失させてしまいました。海は悲しみ嘆き、自らの過ちを深く悔い、樒(しきみ)の葉を一面に敷き詰め、一心に「駄都呪(だつじゅ、舎利を礼拝する呪文)」を唱え、一晩中念じ続けました。すると、舎利はまばゆい光を放ち、まるで星をちりばめたかのように燦然と輝き、それに従ってすべてを回収することができました。海はこれにますます励まされ、いよいよ誠心を尽くすようになりました。ある夜、夢の中で管弦の美しい音(絃管の声)が聞こえてきました。その音は北西の方角から届き、