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潤と一つになって・・・・・・迎えた翌朝まだ、何も知らない時まだ、何も知らされていない時・・・といった方が、正確だろうか。ただ、愛おしい潤をこの手で抱きしめていられる幸せな時間だった。何かを話すわけでも無く目が合えばチュッと唇を合わせクスクスと笑みを浮かべるこんなたわいもない時間がただ幸せだと・・・そう実感していた朝8時を過ぎた頃・・・だったと思う。俺たちの幸せな時
交渉成立させた俺は一息ついて、冷め切ったお茶を再び口に含む。すると父が続けて口を開いた。「…ところで翔。この家に戻って来て後を継ぐ気になったのは良いが、、お前は高校を卒業してから全くと言っていいほど踊っていなかっただろう?この数年のブランクをどうするつもりだ?」俺は湯呑みを置いてもう一度姿勢を正す。「その件で父さんにお願いがあります」「何だ」「このブランクを埋めるための稽古の相手として。智くんを俺の指導者としてつけさせていただくことをお許し願いたいのです。」俺は顔を上げ、真
潤くんを引き取る代わりにこの家に戻り、後を継ぐという交換条件を両親に伝えた俺。誤解しないでほしいのだが。俺は別にこの家が嫌なわけではないし、舞踊の世界だって好きだ。だけど俺は伝統芸能という狭い分野だけでなく、もっとたくさんの世界を見てみたいと思ったのだ。そもそも伝統芸能自体が時代とともに斜陽化している分野である。今後もその傾向はますます続くだろう。そうやって、、世の中から衰退していくところではなく、、だんだんと俺はもっと大きなフィールドで生きてみたいと思うようになったのだ。例えば、
朝になり、俺は「やまかぜこどもの家」まで潤くんを送っていく。施設に着いて、繋いでいた手を離す時、「お兄さん…」と、潤くんは不安そうに俺を見る。俺は身体をかがめ、潤くんと目を合わせて微笑みかけた。「心配しないで…約束しただろう?ここで、、いい子で待ってて…」そして俺は潤くんの頭を優しく撫でる。潤くんは俺の手を取り、、自分のほほに頬擦りした後、やっと少し安心した笑顔を見せて…。施設の人に連れられて、振り返り振り返り建物の中に入って行く潤くんを見守り、俺は園長と話をするべく園長室のほ
J必死で相葉ちゃんの口封じをする翔くん。だけどそんな翔くんを一瞥もせずニノは話し続けた。「…潤くんが我々に本音を打ち明けてくれていたのと同じように、翔さんも相葉さんに潤くんのことについて色々と相談していたようですよ。『俺の潤』とか言っちゃってね」「え…?しょおくんが…?」俺はビックリして相葉ちゃんを見る。てか、『俺の潤』って…////気まずそうに目を逸らす翔くんの横で、相葉ちゃんが「あ、そうだ!(*‘◇‘)」と口をひし形に大きくあけた。「松潤!ニノとリーダーから色々聞いた
前話はこちらです『【潤誕2022♡DRIVE㉑~翔サイド~♡ルリさんとのコラボ】』妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。ルリさんの20話目はコチラ↓↓『「潤誕2022♡DRIVE」20(コ…ameblo.jpJside翔くんの真夏の太陽のような弾ける笑顔を見て、俺は何だか自分のこの間抜けな状況が楽しくなってきちゃって。つい俺も顔をくしゃくしゃにして笑って、「煩いよww」なんて、開き直ったように翔くんに憎まれ口を叩く。よーし!翔
里親に引き取られるかもしれないという潤くんの話を聞いて、俺は想像以上に動揺していた。今までのように、、潤くんに、、会えなくなる。…だけど。新しい家で、、家族として迎えてもらえる。それは潤くんにとってきっと幸せなこと。「…そうか、、潤くんに今みたいに会えなくなるのは寂しいけど…きっとまた会いに行くから…俺のこと忘れないでね?」「…!!お兄さんのこと忘れるわけないよ!僕も、、僕も絶対お兄さんに会いに来るから…!」潤くんが堪えきれずに涙をこぼす。俺は自分の気持ちを押し隠して潤
Jしょおくんと相葉ちゃんが、、一緒に並んで休憩しながら、、仲良さそうにじゃれあっている。。やっぱり、、しょおくんは、、相葉ちゃんと仲が良いなぁ、、遠くからそれを眺めていると、、俺は胸がチクチクと痛くなってくる。…ううん、大丈夫!ニノとリーダーが、「あの2人は男子校のノリだ」って言ってたもん!(><)…。。でも、、やっぱり気持ちが落ち着かない…。。こういう時は…。。…この打ち合わせが終わったら、、またちょっと廊下に出て電話するフリをして、、ストラップの羊くんとお話しようっと…
桜色に染まっていた外の景色もいつの間にか新緑に変わり汗ばむ陽気となってきた今年の夏は・・・暑くなるのかな?そんなことを頭の隅で考えながら、企画書案をまとめている俺。今回の企画は・・・Blossom不動産の、新しいタイプのマンションを売り出すための広告だ。俺の名は、松本潤。Rainbowという大手広告代理店の企画課に勤めている。働き始めて、もう10年になる、いわゆる中堅どころの社員。色々な企画を任されるよ
「翔やん、何見てるんですか?」「ん・・・ATubeの動画・・・」あの日以来、この『J』というchannelの動画に嵌っている俺。仕事の合間に時間があると、モバイルでその動画を見て家に帰れば、テレビ画面でその動画を流している俺。2年前からこのチャンネルは、色々な景色に、男性の声でナレーションが入っている動画をアップしている。大自然をバックに・・・壮大な映像や海の波の音だったり川のせせらぎだったり
「急で悪かったな。」「ううん、大丈夫・・・です。」潤に連絡したのは、雅紀に愚痴った翌日の事。『ちゃんと2人で話し合わなきゃダメだよ。』雅紀にそう言われたのもあるけれどあの後の、潤の身体も心配だったから。多分・・・何もせずにそのまま潤のナカに・・・あの時の俺に、ジェルだのゴムだの、それらを使ったという痕跡も無かったしな・・・雅紀にだって、その当たりの事…忠告されたし。「・・・・・はぁ。」「翔
「…櫻井さんに来ていただけて有難いです。こういった施設は、いつだって人手不足で…。恥ずかしながら、予算もギリギリで運営しているものですから、人を雇うこともままならなくて…。ボランティアさんの力が頼りなんですよ」人の良さそうな園長はにこにこしながら俺に急須で入れたお茶を出してくれる。「…ここは児童養護施設ですから、子どもたちと年の近い、きょうだいのような学生ボランティアさんは子どもも喜びますしね。本当に有難いんです。」温かい感謝の言葉を受けて俺は来て良かったな、としみじみ思う。「…
Sニノは俺の横に座り惰性的にスマホを操作していたが、しばらくするとポケットにそれをしまった。「…で?」ニノのヘーゼルの瞳が俺をじっと見据える。口元にアルカイックスマイル。優しげに見えるけど、、こんな表情のニノはなんとなく油断がならない。「で?ってなんだよ」ニノはよくこういう何もかも見透かしているような顔をする。でもそれはカマをかけているだけだったり、フリをしているだけだったりして、意外と何も知らない時だってあるのだ。「…喫煙者がタバコを吸う心理は『ストレスや不安の解消』らし
俺は潤くんのために布団を敷く。といっても学生寮に住む俺は当然、布団はひとつしか持ってないので、いつも使っている俺の布団だけど。「…ごめんね潤くん。布団これしかなくて…」「…ううん、むしろ嬉しい。お兄さん、一緒に寝てくれるんでしょう?」「…え?一緒に?俺は別に床にゴロ寝で…」俺が戸惑うと、潤くんが悲しそうな顔をする。「お兄さん…ぼく…お兄さんと一緒に寝たいよ…ひとりはイヤ…こわい…」潤くんが俺の服の裾をそっと掴む。その手は震えていて…。そんな潤くんを突き放すなんて
松本潤くん、39歳のお誕生日おめでとうございます🎊🎂🥂🎉潤くんのお母さん、いつも産んでくれてありがとう✨常に美しく、パーフェクトな潤くん去年も書きましたが、もう今後、これ以上好きになれる人はいないと思います。私の最後の恋です(←今年もキモくてすみません…🥲)いつかまた、歌って踊るキラキラの潤くんの姿を見ることができますように🥹💖💜💖💜※※お話についてのご注意※※この作品はコラボ企画のため、こちらの記事は2話目となります。1話目はコチラ↓↓↓「潤誕2022♡DRIVE」1(
前話はこちらです『【潤誕2022♡DRIVE㉕~翔サイド~♡ルリさんとのコラボ】』妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。ルリさんの24話目はコチラ↓↓『「潤誕2022♡DRIVE」24(コ…ameblo.jpJside駐車場の隅にあるシャワールームは不潔ではないけれど、まだシーズンではないからか何となくうらぶれていて。んん、、なんかあんまり気持ちが上がる場所ではないけど…。。とりあえず俺はデニムと下着を脱ごうとする。しかし濡れて
今日から新しいお話を始めます。今回のお話は、潤君中学1年生、翔君中学3年生、お話のタイトルは[愛の唄]ですが、内容的には、可愛い少年である潤君と翔君のクスッと笑えるような可愛い恋のお話です。それではどうぞ〜♡♡[愛の唄]ここは都内某所にある私立の中高一貫の男子校、虹が峯🌈学園。4月半ば、今年入った新入生たちも学校に慣れ始めた今日この頃。学校に一大旋風を巻き起こしている子が1人。その子は、この春この虹が峯学園中等部に入学した子で、小柄で色白、
「…ごめんね汚いけど。学生寮だから古いし狭いし…。」俺は散らかった服や本を慌てて片付け始める。「…ううん…この部屋全体に、、お兄さんの気配と香りを感じるから、、なんだか安心するよ」「…え?この部屋クサい?」俺が不安になっていると潤くんがクスッと笑った。「…そういうことじゃなくて。…すごく、、ホッとする」潤くんが落ちていた俺のパーカーを拾ってそっと羽織る。潤くんは6年生の割には細くて小さいから、、俺のパーカーはブカブカで…。余った袖から少しだけ出ている指先は、桜貝色の爪がつ
俺は時間がある限り、「やまかぜこどもの家」に通うようになっていた。子どもたちに勉強を教え身体を動かして遊び時には食事を共にしてあっという間に数ヶ月が経って。俺はまるでここの職員のように施設にも子どもたちにも馴染んでいた。子どもたちは可愛いし、思っていた以上にやりがいはあるけれど。初めて会った日から、、俺の心の中には、、潤くんの存在があって…。その存在感は日に日に大きくなる。邪なことを考えている、、つもりはないけれど。俺は隣りで算数の問題を解いている潤くんをつい眺めてしまう。
今日から、新しいお話を始めます。新しいお話といっても、[愛の唄]のあとがきでもお知らせした通り、[翔さんの恋愛事情]の続・続編です。幼稚園の園長先生の翔さんと、その幼稚園の先生の潤君のなかなか大変な(?)恋のお話です。前回の[翔さんの恋愛事情]はこちらから、『翔さんの恋愛事情II–1』今日から新しいお話を始めます。〝夢のつづき〟のあとがきにも書きましたが、翔さんの恋愛事情の続編です。このお話も、前のお話同様、楽しく読んで頂けたら嬉しいです…ameblo.jpそれでは
お年頃の、翔王子と潤姫勿論・・・互いに好き同士だと分かればもっと一緒に居たくなりますしもっと話をしたくなりますしもっと・・・触れたくなりますよね?というか・・・もうこの時点で、翔王子は潤姫の両肩を掴んでいるのですからそのままチュッと唇を重ねればいい事。なのですが・・・・・生真面目な性格がここで発動しますウルウルとした愛らしい瞳の、潤姫にみつめられて潤姫のプルプルの唇にrockonの翔王子でしたがこ
sideJ「・・・で、今朝は、翔さんに見送ってもらった・・・と。」「うん/////」「それで、そもそもは、朝、潤君がなかなか起きないから、翔さんはさっさと起きて仕事に行っていた・・そういう事ですか?」「だって、朝、あんなに早いだなんて思ってなかったから。」「ま、この会社が始まるのが遅いから悪いんでしょうけどね。仕事のメールとかは、早くからバンバン入ってますよ。」「そうだよね・・・。」結局のところ、朝、翔さんが居なかっ
今の店、つまり『売り専』で働き始めた頃は、まさか自分がその店のトップに就くなんて思ってもいなかった。気が付けば周りを見渡しても同期なんて一人も残っちゃいなくて。そりゃそうだよなぁなんて、たまにカラッカラに乾いた笑みを一人零す夜がある。まぁ店長という肩書きではあるから本番という行為からはすっかり引退しているとはいえ、たまに研修で新人を相手にすることはある。そんな中、何故ルイをセフレとして利用しているのかといえば、本業は引退したもののサビつかせないぐらいには使っておきたかった
警察が来て里親が連れて行かれる。話を詳しく聞くまでもなく、、潤くんは虐待を受けていたらしい。里親は、、いや里親と呼ぶのも腹が立つが、、初めは優しかったらしいが、だんだんと態度が変わってきて…。最初は様々な家事をやらされるくらいだったらしいが、ちょっとでも失敗すると恫喝されたり、水をかけられたり、どんどんエスカレートしてきて…俺は唇を噛み締める。きっと、、殴ったりしなかったのは、、潤くんの身体に痕が残ると困るからに違いない。何故なら施設の人が様子伺いに来た時に打撲痕などがあると、虐待が
「次の方どうぞ~。」「はい、次は米山さんね。こちらへどうぞ。」「米山さん、こんにちは。調子はいかがですか?」「この間、出してもらった薬がね、すっごくよかったのよ。もう、翔ちゃん先生のお陰。あ、あと潤ちゃんもね。ホントありがとね。」「そうですか、それは良かったです。あと、続けて2週間分処方しますから、また2週間後に見せに来てください。」「えー。2週間も翔ちゃん先生や潤ちゃんに会えないのかい?それなら具合悪くならなくちゃ。」「じゃあ、途
「しょおくん、ありがと~!!!」潤が笑顔で、社長室から出ていった。これからスタジオ(とはいっても、この社屋内に潤の為に作ったスタジオなのだけど)で撮影だ。先ほどから、智君と、智君の撮影チームがスタンバっていたから。知念が焦っていたから、もしかしたら國村さん辺りがイラついていたのかもしれない。まぁ、何はともあれ、潤が撮影で地方へ行く。ということはだ、俺はその抜けられない会合とやらを終えてから合流するために策を練る。
Jおれはずうっとしょおくんのことがすき。しょおくんのことがだいだいだいすき。はじめて会ったその瞬間からずっと、ずうっと。子どもの頃は「僕の愛しのしょおくん!」「しょおくんはあげない!」って、自分の気持ちをオープンにしてきたけど。でも、大人になって。翔くんは、俺とは違う世界の人なんだって気づいた。もちろん、翔くんは年下の俺をいつまでも可愛いがってくれる。いつでも俺の前にいてくれて、俺を導いてくれる。同じグループとしてデビューして、関係性としては一応横並びになっても。俺は翔
「潤くん…」俺は困惑しながらも潤くんの頬を撫で続ける。「…ずっとお兄さんが僕の手を引いてくれていたんだ。僕の手を離さないでいてくれて…僕が大きくなるのを、、待っていてくれた…」潤くんの瞳が潤んできて…「僕は、、お兄さんに育ててもらって、、…何もかも、、お兄さんに教えてもらったんだよ…。優しさを、厳しさを…嬉しいことを、悲しいことを…人を思いやること、、…人を、、こんなにも、、愛すること…それがこんなにも、、幸せなことを…」潤くんの瞳に俺が映り、それが透き通った水晶のよう
俺は潤の珠玉の身体を丹念に丹念に可愛いがる。どこもかしこも、、俺の指と舌が触れていないところが万に一つもないように…。潤の全ては、、俺のものだから…「んぁ、、あぁ、、しょお、、くん…」潤の着ていた浴衣の前ははだけ、もはや袖を通しているだけの状態になっていた。俺は潤の腕から袖を完全に引き抜くために、潤の腕を持ち上げる。「あ、、やだ、、恥ずかしい…」潤が目を潤ませてイヤイヤと首を振っていて…。「恥ずかしいって、、いつも一緒に風呂にも入っているのに?」「そ、それとこれ
J「…で?それがまた新しくやってきた『羊(よう)くん』なの?」リーダーが微笑ましそうにテーブルの上のお香に目を向ける。「うん。すごくいい匂いなんだよ。さくらの香りで…」俺がえへへと笑うと、「さくらの香りって何よ。桜に匂いなんてほとんどないでしょ。あったらそこら中の桜並木が春になったらすごい匂いがして大変よ?」ニノがスマホから目を離さず冷めたように答えた。今夜はリーダーとニノがうちに遊びに来てくれたんだ。お酒と軽いおつまみを持って。この2人は付き合ってるから基本的にいつ