ブログ記事2,714件
これから臨書をしてみたいーという方におススメな古典が、中国元代・趙孟頫の書(楷書「玄妙観重修三門記」、行書「前後赤壁賦」)。もちろん、行書ならば王羲之「蘭亭序」や、楷書ならば欧陽詢「九成宮醴泉銘」という王道もあるのですが、全くの書道初心者にとっては、やはり手ごわいものです。王義之や欧陽詢に比べて、趙孟頫の筆法はとてもシンプル。形骸化や革新化によって手垢にまみれすぎていた王羲之書法を洗練さて、単純明快な筆法とゆったりとした運筆、オーソドックスな字形に手直し、まさに習字の手本のような
観峰館にて開催されている特別展で、楊峴(ようけん/1838–1914)の書作品を鑑賞してきました!楊峴は、書の世界では「隷書の達人」として有名で、あの清朝最後の文人として名高い呉昌碩(ごしょうせき)が教えを仰いだほど。楊峴の書は、古代の隷書に深く学びながら、そこに独自の生命感を宿らせています。なかでも、碑学派の書法(逆筆蔵鋒や逆入平出など)をベースとしながら、筆毫の柔軟性を点画や字形に内包させる技法は、現代の書にも少なくはない影響を与えています。筆を入れる際の繊細なねじり、筆揮の開閉、そ