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FIT太陽光発電のポスト金儲けビジネスとして、系統用蓄電池がマスコミ記事を賑わしているのは周知のとおりである。しかし、系統用蓄電池の開発・運用個人事業主はやめとけ!と言いたい。なぜならば、系統用蓄電池の最低容量がFIT高圧太陽光の最大容量と同じスケールである。FIT高圧太陽光の2MWをコーポレートファイナンスで複数回せる人はとても少なかったろう。あの山佐は例外として。そもそも、系統用蓄電池は特別高圧FIT太陽光で多用されるプロジェクトファイナンススキームでないとできない商品と思う。
➽系統用蓄電所の「空押さえ」問題経産省が対策に着手系統用蓄電所ビジネスはまだ始まったばかりですが、ルール整備が追い付いていないためにさまざまな問題が生じています。その1つが「空押さえ」問題です。系統用蓄電所を運開するには、系統側に受け入れる側の空き容量がないと実現しません。その空き容量の有無を調べるプロセスが接続検討ですが、接続検討には時間を要するため、運開するつもりがない案件の分も一度に申請する事業者が大勢います。ただ、空き容量の算定は基本的に接続検討の申請分全てが運開する
系統用蓄電池の接続検討申込がポスト野立て太陽光として2025年は急増している。猫も杓子も接続検討申込をしているのだ。接続検討結果に事業性ありと判断されれば、本申込を行い連系承諾済まで進めたいのだがそうは問屋が卸さない。先般の「連系承諾とは」でも述べたが、本申込で受付され、5%の連系保証金を支払えば一安心とは言えないのだ。同じ系統において先行事業者が連系承諾に進んだステージで再接続検討申込に戻されることが多発している。再接続検討申込が必要なステージになったとき、送配電会社はOCC