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ひさびさに自宅に戻って『糖尿病三昧』しつつ,のんびりと静養中です.理事長の意図日本糖尿病学会など医学系の学会は,毎年1回「学術集会」を開催します.学会の報告事項や次年度計画などを決議する(=総会)だけでなく,糖尿病医学に関する討議や報告もこの学術集会で行われます.よく医師が『学会で報告した』と話すのはこの集会のshiranenozorba.comご興味のある方はご覧ください.
実家の整理のために2月以降は長期間の外泊が続きました.実家に泊まり込んでもいいのですが,なにしろ田舎町ですから周囲には本当に何もありません.徒歩圏内にあるのは郵便局だけで,食事のとれるところ,必要なものの買い出しができるところは5km以上離れたショッピングモールだけなのです.ただしそこに行けばすべて間に合います.昔は駅周辺や町中にポツポツとあった小規模自営業は,このショッピングモールができてからはすべて閉店してしまいました.2年前の田舎暮らしと同じ状況です.『田舎暮らし
急死した兄は10年以上前からパーキンソン病でした.ただ投薬とはうまくバランスしていたらしく,多少の運動障害はあるものの自立した日常生活を送れる程度でした.しかし,パーキンソン病では,脳中枢に支配される運動神経だけでなく,脳中枢とは独立している自律神経にも障害が発生します.心臓の運動は脳中枢とはまったく自律している(したがって脳死状態でも心臓は動いています)のですが,パーキンソン病の突然死は,心臓自律神経系に障害が生じて発生するのではないかという説も出されています.Scor
ここ10年ほどずっと参加してきた日本糖尿病学会ですが,今年はバタバタしているので見送ろうかとも思っていました.しかし,開催地が東京なので,やはり参加することにしました.今回の目玉企画『糖尿病の人の声を直接聞く』という企画は,植木理事長の英断だと思います.糖尿病で治療中の人は誰でも無料で学会参加できるのです.第67回日本糖尿病学会第67回日本糖尿病学会年次学術集会が5月17-19日に開催されます.今回はかなり迷いましたが,会場が東京の国際フォーラム(及びその
3月9日(木)、糖尿病専門医の内科を受診、検査をして結果と治療方針の説明先生「まずは膵臓を休ませないとなのですね」私「はぁ〜(そうなのね、でもよくわからない)」先生「インスリンの基礎分泌を補ってあげるために、インスリンの注射をやっていきましょう」い、インスリンの注射?インスリンの自己注射ですか?糖尿病でインスリンの自己注射って、かなり重度の人じゃないとやらないでしょ?えっ?私は一生、インスリンの注射をしていくことになったのか!と、これらのことが頭の中
食後高血糖対策のまとめです.医学文献を見る限り,食後の血糖値上昇を完全に防ぐ手段はありません.緩やかにする手段としては,これだけありますが[1]短期的な薬物療法では,αーグルコシダーゼ阻害薬で食後血糖値上昇を緩やかにする[2]長期的な薬物療法では,その他の血糖降下薬を服用して,全体として血糖値を下げる[3]食後に運動をして,筋肉に血糖を吸収させる[4]食事の糖質を減らすいずれも食後高血糖を完全になかったことにできるわけではありません.[1][2]は個人差も大きいですし,副作用
ごはん、けんちん汁(里芋・豆腐、大根、にんじん、しいたけ、ねぎ)、自家製エノキの佃煮、大根のぬか漬け、ニギス今朝の東京は暴風雨と言う感じですが、午後には24度という予報です。体がついていくのが大変です。糖尿病を招く「悪魔の料理」5つとは?糖尿病歴30年の専門医に聞いた糖尿病と深い関わりのある「食事」。血糖値の上昇を防ぐため、日々の食事に気を使っている人も多いと思いますが、多くの人に好まれるおいしい料理ほど、糖尿病のリスクが高いという皮肉な現実もあるようです。【要注意】料理以外にもこ
兄の急死で実家に張り付いていましたが,一旦自宅に戻ってきました.来週から再度実家に行きますので簡単に現状報告を.パーキンソン病の突然死『嘘だろー!!』兄が急死との知らせを聞いた時に思わず出た言葉です.兄は長年パーキンソン病を患っていました.発症直後は歩行が極端に遅くなり本人も苦しんていましたが.その後主治医の慎重な投薬管理が功を奏して,現在では病状は軽~中度(ヤshiranenozorba.comパーキンソン病の方はぜひご覧ください.
兄が亡くなったので,私の実家は空き家になっています.戦前に建てられた家であり,私も帰るつもりはないので,いずれ解体して更地にし国に寄付しようと思っています.相続土地国庫帰属制度について法務省ただし上記の解説にもある通り,『相続したけど使わないから国に寄付します』だけでは済まないのです.まず完全にまっさらな土地に整備しなければなりません.つまり地上の建屋,地下の埋設物(配管など)は完全に撤去することが要件です.また事前に審査があり,寄付を断られる場合もあります.さら
10月20日、糖尿病専門医の内科を受診毎月恒例のHbA1c検査9月の血液検査の結果動脈硬化の検査のほかにもう一つ検査をしていただきましたそれは体組成そう、体組成です豪華な体重計に乗っかるだけなのですが、いろいろとわかるようです本音は、豪華な体重計で何が分かるの?この豪華な体重計でそんなに細かいところまで分かるのか?なのですけどねで、結果は内臓脂肪がやや過剰ここはどうにかしないとです内臓脂肪ってどうすれ
こんにちは、糖尿病専門医のあーこです緩徐進行1型糖尿病のご質問をいただいており、みなさんにもこの糖尿病の型についてざっくりと解説したいと思います。まず、糖尿病には1型糖尿病、2型糖尿病(9割くらいがこれ)とその他(妊娠糖尿病やミトコンドリア糖尿病など)の三種類にわかれます。そのうち大人で発症する糖尿病のほとんどは2型糖尿病と言っていいです。1型糖尿病は自己免疫が関与していることが多く、自分の膵臓をやっつけてしまう免疫が働いてしまい、膵臓のβ細胞が壊れてインスリンを出せなくなっ
深作秀春先生に学ぶ(その1)ー糖尿病性網膜症は糖尿病専門医の高インスリン治療で悪化する-深作秀春:視力を失わない生き方、光文社深作先生は眼科外科医、次々と新しい手術法を開発し、アメリカ眼科学会で最高賞を20回受賞するなどとんでもなく凄い人です。糖尿病性網膜症についての記述がありました。以下転記します。糖尿病の方が糖質を取ると、血糖値が高くなり、高い血糖値を下げるために、薬でインスリンを追加分泌させたり、インスリン注射をすることになります。実はこの「食後の高血糖値」と「インスリン投与後
昨晩遅く実家から戻ってきました.(C)レウランさん田舎のローカル私鉄なのに(もちろん新幹線も)ものすごい混み方で,モタモタしていると連休中は帰れなくなると思ったからです.最近はどこに行っても観光客だらけですね.こんな田舎の小都市にまで海外の観光客が押し寄せています.以前は海外どころか国内の観光客でさえみかけなかったのに.しかしまあ冷静に見まわしてみると,私が子供の頃から見ているこの風景は,たしかに『日本の自然』を見たいというなら最適です."Oh!!Urushitrees!
今時の小学生は糖尿病専門医より賢い家のは小学校に勤めています今日は、小学生の言葉に驚愕した話小学生A”先生はどうしてそんなに痩せているの、肉食べていないの?”家の”肉食べているよ”小学生B”肉は関係ないんよ、炭水化物を食べんかったら痩せるんよ”素晴らしい!糖尿病専門医を完全に凌駕している未だに”エビデンスがーーー””カロリーがーーー”と言い続けている糖尿病専門医インチキだらけのエビデンスを信じている時点でアウトですマルチ商法に引っかかるおバカと同じお笑い芸人?エビデ
3月9日(木)、糖尿病専門医を受診病状説明、治療方針説明が終わり、血糖値自己測定の説明も終わり、あとはインスリンの自己注射の説明です。あ、いよいよだ。糖尿病治療でインスリンを使うということは、お前さんは重度の糖尿病なんだよ!というイメージしかなかったので、実はとても虚しかったです。(以後、私の膵臓を守ってくれるインスリン製剤)看護師さんは丁寧に一つ一つ確実にわかるように説明をしてくださいました。ありがたや。手順は針のセット空打ち用
3月9日(木)、人間ドックでHbA1c:13.2%の栄誉をひっさげてショッピングモールで買い物。そして、おいしいご飯か?早く受診か?の葛藤の結論は早く受診しようでした。職場に近いところの方が通いやすい、しかもそこの先生は糖尿病専門医まずは職場すぐそばの実家に向かうことにしました。道中電話を入れました。「糖尿だよ、おっかさん」と。「数値は?」と聞かれたが、さすがに言える数値じゃねぇとにかく医院を受診すべく、実家に向かうのでした。
3月9日(木)、糖尿病専門医からの指示で眼科受診受付を済ませ、一旦帰宅、再び眼科へ向かう歩きながらいろいろなことを考える妻にはどう説明したら良いのか?妻はどんな反応をするのだろうか?当面は食事に制限がかかるけど、妻は受け入れてくれるだろうか?食事制限は妻のストレスにならないだろうか?そして、妻の母、つまり義母は元糖尿病専門の看護師(確か何か資格を持っていたはず)何を言われるのだろう?医療従事者ならではのシビアさを持っているからな〜
3月9日(木)、糖尿病専門医の内科を受診病状説明から治療方針の説明も終わり、あとは血糖値の自己測定とインスリンの自己注射のやり方のレクチャーで帰宅だなと思っていたら、看護師さんが「先生、〇〇先生なら今日やっていますよ」と一言。あ、やっぱりそうだよね。〇〇先生といえば、眼科重度の糖尿病といえば、糖尿病性網膜症そのチェックも受けなくちゃですよね。と思っていたら、先生から「網膜症の状態も検査しておかなければなので、眼科に行ってほしいのですね」と言わ
3月9日(木)の午後、再度糖尿病専門医を受診HbA1c:13.4%という仕事をしていても見たことのない数値に覚悟を決めるしかないと思った私に先生から「ここまで数値が高いと2週間くらい入院して〜」「〇〇医大の糖尿病科は結構信頼できると思います」のお言葉が。にゅ、入院ですか?さすがに入院はできない〜!ということで、「入院はちょっと厳しいのですけど」と申し上げたところ、自己測定をし、コミュニケーションを取りながら治療を進めていきましょう
小難しい話から糖尿病闘病のブログに戻ります2月8日(木)、糖尿病専門医の内科を定期受診です1月の定期受診から2週間とインターバルが短いです2月はいろいろと予定が立て込んでいて、受診できるのがこの日のみ仕方ないです受診前に血圧と血糖値測定なのですが、採血ではなく、耳たぶをパチンとやるだけこの日はHbA1cの検査は無しでした2週間だったから?保険算定上の理由から?よくわかりませんが、毎月見ていたHbA1cなので、ないととんでもなく寂しい気分でしたま
3月9日(木)の夕食前から血糖値の自己測定が始まりましたもう自分でやらねばならないのですキットを準備針を器具にセットセンサーを本体にセットアルコール綿で指先を拭く針でば〜ん!やはりビビってできない「えいっ!」と掛け声をかけ針をば〜ん!(虚しいおっさん)血を搾り出し、センサーへ夕食前の血糖値は、171結構下がってるじゃん!昼間が300オーバーなので、感覚が麻痺している夕食後の血糖値は257んでもって、就寝前の血糖値
3月9日(木)、糖尿病専門医を受診病状説明、治療方針(薬について、食事について)の説明が終わり、眼科受診の指示もいただいた。そして、血糖値自己測定とインスリン自己注射のやり方説明看護師さんがやさしく、丁寧に、そして良い意味で淡々と説明開始「自己測定をされる方にはこの機械が無償で渡されます」(測定キット1式左上の長細いやつが測定器ね)へ〜、すげ〜と思いました。やり方は簡単?針のセット(超簡単)センサーのセット(センサーって意外と繊細なのね)ア
3月9日(木)、糖尿病専門医の受診病状説明、治療方針の説明、血糖値自己測定の説明、インスリン自己注射の説明すべてが終わり、あとは会計と処方箋と思っていたら看護師さんが「今日これから眼科に行かれるのですよね?」「はい」と返事をすると、「瞳孔開いて検査するはずなので、車で行かない方が良いですよ」え?瞳孔開くの?やっぱり開くの?瞳孔開くと眩しいって聞いたことがあったなと思い「サングラスとかで眩しさはどうにかなりませんか?」と聞いてみたところ、焦点
3月9日(木)、糖尿病患者になりました血糖値自己測定を朝食前後、昼食前後、夕食前後、就寝前の計7回やるように指示され、この日の血糖値測定は一応こなしたで、ついにこの時間がやってきたわけですインスリン自己注射針をセット2単位の空打ちアルコール綿でお腹を拭く4単位に合わせてそこでですよさて、どこに打つ?このタプタプのお腹のどこに打つ?針は垂直に刺した方が組織損傷は少ないのはわかるけど、タプタプのお腹のどこに打つ?と1分近く悩み、
3月9日(木)、糖尿病専門医の受診が終わり、お隣の薬局へ「初めてです」と申し上げ、保険証と処方箋を提出する問診表を渡され、記入私は抗菌薬のアレルギーが1つあります提出して待つこと数分、呼ばれましたインスリンの自己注射について再度説明を受けるさっき聞いたばかりなんだけど薬剤師さんもお仕事なので丁寧に説明してくださるが、あなたは糖尿病なんですよという烙印を再度押されているようで気持ちが少し沈む薬局では薬だけでなく、針も渡されるそう
急死した兄が住んでいた私の実家の遺品整理でヘロヘロです.現在では空き家になってしまいましたが,なにしろ私の祖父の代から何十年も一家が暮らしてきた家ですから,残された遺品は膨大です.なので最後は業者に依頼するしかないのですが,それにしても残すものと捨てるものは分別せねばなりません.さらにもっと頭の痛いのは「デジタル遺品」です.ネットバンクやクレカには物理的な実体,つまり通帳などはありません.したがってどんな銀行・カード会社に口座を開いていたのかが分からないのです.片っ端からネット銀行
3月9日(木)、糖尿病専門医を受診一通りのことが終わり、待合室でお会計待ちいよいよ糖尿病患者生活のスタートだ!なんて気持ちはなく、とにかくやらなきゃとにかく自分に厳しく、律していかねばという背水の陣といった感覚でした。呼ばれてお会計。金額に驚きましたが、これからのことを考えれば今までの懺悔代とこれからの決意代だと思い、お支払いそして領収書と共に渡されたのがこれらまさに『自分、糖尿病です!』の証ですよ自暴自棄とか病状へ
3月9日(木)、人間ドックから実家に到着11時過ぎ、糖尿病専門医の内科はまだ午前の診療時間午前中に行ってしまう?それともゆっくりして午後?迷う母の一言「早いに越したことない。すぐ行きなさい。」そうりゃ〜そうだよね。そうなのだけど、まあその一歩が難しい。でも、はい、行きます。人間ドックで渡された検査結果を持って内科へ向かうのでした。尿には糖がたっぷりコレステロールも多め、血糖値関係は場外ホームラン!つづく
2023年3月9日HbA1c:13.4の糖尿病患者になりました。分かったこと・状態をまとめてみます・血糖値は高い・インスリンが出ているかはまだ分からない(血液検査の結果は2日後に)・足などの神経障害はない・糖尿病性腎症にはなっていない・糖尿病性網膜症は発症していなかったということ血糖値が高い割には(個人的見解)、他の合併症は起こしていないので、かなり安心はしましたそして、瞳孔を開いたので車の運転ができないため、その日は実家に泊まるこ
3月9日(木)、職場近くの糖尿病専門医がいる内科初診いよいよ先生とご対面私「こんにちは」先生「こんにちは。あれ?どうなさいましたか?」というやり取りからスタートお互いに会合で顔を合わせていることもあり、私はものすごく気まずい感じ。ただ、検査結果を見ても穏やかにお話をしてくださいました。「それなりに状態が進んだ糖尿病ですよね」採血や尿検査をもう一度やって、きちんと調べ直すことに。耳たぶで血糖値測定。262。前日の21時以降は水分摂取さえせずに受診