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顔面に生じた非常に大きな粉瘤の症例です。ここまでサイズが大きくなると、昔話『こぶとり爺さん』に登場する“こぶ”を思い起こします。物語の中のコブは医学的にみると耳下腺腫瘍や、今回のケースのような巨大粉瘤だった可能性もあるのではと感じます。物語では鬼がコブを取ってくれますが、実際の医療では頬には大切な血管や神経が通っているため、慎重かつ丁寧な手術操作が必要です。一般的な粉瘤とは異なり、より精密な処置が求められるケースであったため、慎重に手術に臨みました。術後は頬の傷跡にテープを貼って
鼻の下に発生した粉瘤の症例です。粉瘤は袋状の嚢腫(のうしゅ)をきちんと取り除かないと再発するため、内容物だけでなく嚢腫自体を確実に摘出することが大切です。今回の粉瘤は非常にデリケートな位置にできていました。もし縦方向に切開すると傷が目立ってしまうため、鼻孔縁に沿って切開を行いました。この方法は美容外科で行われる人中短縮術や鼻翼縮小術と同様に、鼻前庭部の自然な形を保ちながら施術できる利点があります。切開線は鼻孔の縁に隠れるため、術後の傷跡はほとんど目立ちません。むしろ、近くで見ても