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こんばんは。早速ですが考えてみたいと思います。まず500hPa高度・渦度解析図の見方を簡単に説明しますと、「500hPa高度」とは、高度が何メートルのところで500hPaの気圧となるかを等高度線で結んで表現しています。実線は60mごと、太実線は300mごとに引かれています。500hPa高度が高い部分は高圧部、逆に低い部分は低圧部となります。一方、「渦度」というのは大気の流れの回転するありさまを数値化して表現した量をいいます。図の網かけ域は反時計回りの回転を示す正渦度域で北半
こんばんは。昨日の第47回試験の問題と解答例がブラウザに表示されなかった件、無事解決しました。どうも「お気に入り」に入れていたところから開くと更新前の表示しか出なかったので、1回「お気に入り」から削除して、検索し直して気象業務支援センターHPに入ると第47回試験の問題と解答例が表示されました。スマートフォンやChromeからだとちゃんと開くのに、Explorerからなんで開けないんだろうという疑問が残っていたのが腑に落ちなかったんですが、結局「なんだ、そんなことか」というレベルの話で
こんばんは。僕は関西出身なので、雛人形は左側にお雛様、右側にお内裏様の京雛が当たり前と思っていたんですが、最近は大阪でも、おそらく他の地方では当たり前の関東雛を扱うお店が増えてきたような気がします。あと確かひなあられも関西と関東で違うんですよね?さて今回は、大気における放射の問題を一緒に考えてみたいと思います。第47回試験・一般知識・問6からです。第47回試験・一般知識・問6放射について述べた次の文(a)〜(c)の下線部の正誤の組み合わせとして正しいものを,下記の①
こんばんは。早速ですが考えてみたいと思います。(a)温帯低気圧は、熱帯低気圧(台風)のような水蒸気の凝結による熱エネルギーの放出による発達ではなく、南北の温度傾度による位置エネルギーから運動エネルギーに変換することによって発達します。図はそれを模式的に示したものですが、始めは左側の図で寒気と暖気が仕切られています。これをゆっくり取り除きますと、寒気は空気密度が大きい、つまり重いため暖気の下にもぐり込んでいき、暖気は逆に空気密度が小さい、つまり軽いため上昇していく状態が真ん
こんばんは。4月最初の1週間も終わろうとしています。4月から進学、就職で新生活を送っている人にとっては、明日明後日は待望の、且つ貴重な休日ですね。1人暮らしを始めた人にとってはそろそろ親御さんの有難みが身に染みる頃でしょうか。小生も大学進学で地方から上京してきましたが、1人暮らしが楽しいと思ったのは最初の1~2週間だったような気がします。何はともあれ貴重な休日を有意義に過ごして下さいね。さて、試験から約3か月、合格発表から1か月経とうとしている今頃になって振り返って
こんばんは。早速ですが考えてみたいと思います。まずは、相対湿度・水蒸気密度・比湿のそれぞれの意味を確認してみましょう。☆相対湿度その空気塊の水蒸気の分圧(水蒸気圧)とそのときの気温における飽和水蒸気圧との比を百分率で表したものをいいます。飽和水蒸気圧は温度のみで決定する値、つまり温度によってその空気塊が限界まで含むことのできる水蒸気圧の値のことです。相対湿度=空気塊の水蒸気圧/そのときの温度における飽和水蒸気圧×100(%)(小倉義光「一般気象学」