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こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です最近、子供が大きくなってきて、一緒にお風呂に入ってくれなくなりました。そうすると、子供と一緒に寝ている部屋を、そろそろ子供専用の部屋として明け渡さなければいけないのかな・・・と考えたりしています。親のスペースがだんだん狭くなっていくのも、子供の成長の証ということで喜ぶべきなんでしょうね・・・。そこで、ふと、一人当たりの住まいの面積には、何か基準があるのか?という興味がわいてきました。調べてみると、「住生活基本法」とい
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です私たちはみな例外なく、この世に生を受け、そしていつかその生を終えます。意識をしなくともいつも私たちに寄り添っている人の生と死について、法はどのように考えているのでしょうか。今回は、まず人の生の始まりについてみていきましょう。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓○「人」を具体的に定義した法律はない?さっそくですが、いつからヒトは「人」と認識されるようになるのでしょうか
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です大昔、お金というものが無かった時代は、例えば山で狩猟した人と、海で魚を獲った人とが、肉を魚とを交換して、色々な物を手に入れていました。今は、欲しい物があるときは、お金を出して買いますね。ですが、最近、インターネットでは物々交換のサイトも登場しています。インターネットという新しいコミュニケーションの手段を使って、昔ながらの物々交換が行われているのは、面白いですね。さて、お金を介して物が売り買いされるためには、そのルールが
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です「ことわざ」は、私たちが世間を渡る中で、どんなときにどのように振る舞うべきかを教えてくれる、教訓を伝えてくれる言葉ですね。実は法律の世界にも、「ことわざ」があります。それは「法諺」(ほうげん)と呼ばれるもので、法律を作ったり使ったりする際の基本になる考え方がそこに示されています。今回は、そんな法律の世界のことわざを、いくつかご紹介したいと思います。○「法律なければ犯罪なし」まずは、「法律なければ犯罪なし」ということわざ
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です先日、「カタカナ法のひらがな化は、いろんな方法で行われた」という記事で、カタカナ法だった民法、刑法、商法などがどのようにひらがな文に改正されたかをご紹介しました。しかし、すべてのカタカナ法が、改正されるときにひらがなに直されているわけではありません。今でも、カタカナ法の条文を、カタカナ文のままで改正することがあります。最近改正された法律から2つご紹介しましょう。○船舶法の一部改正まずは、「船舶法」という法律が改正され
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です史跡巡りの好きな方は大勢いらっしゃいますね。お城などの昔の建物がそのまま残っているのも壮観で楽しいですが、建物が今はなくなり、石碑だけが歴史を伝えているという場所も、散策しながら「ここで合戦が行われたんだなあ」などと当時の人々の姿に思いをはせたりして、味わい深いものがあります。さて、法律を見ていると、史跡を歩くときと似たような感慨を抱くことが時々あります。それは、今はない条文の跡、つまり、「第◯条削除」という文字を
こんにちは、法律トリビアブログ編集担当です。4年前、このブログを始めて最初に取り上げた話題は、「すいか」は「メロン」?というものでした。『「すいか」は「メロン」?』○あらゆる「物」の名前がのっている法律-関税定率法「すいか」から「戦車」まで、あらゆる「物」の名前がのっている法律があります。「関税定率法」という法律で…ameblo.jp「関税定率法」という法律では、「メロン」という言葉に「すいか」が含まれると規定されていることをご紹介したものです。以来、「関税定率法」は何度も
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当ですもうすぐ4月1日、エイプリルフールですね。この日だけは、嘘をついても許されると言われていますが、人の気持ちを傷つけたり、周囲に迷惑をかけたりするような嘘だといけませんね。何かするとしても、ホラ話のような、みんなで笑ってすませられるようなお話なら、楽しいかもしれません。さて、嘘というのは、ときに重大な結果を引き起こすことがあります。嘘をつく場面や内容によっては、法律により刑罰を受けてしまうことがあるからです。どんな場合な
法律という切り口から鉄道の世界を探る、「法鉄」シリーズ。今回は、鉄道で憲法のお勉強をしましょう。どういうこと?と思われるでしょうが、実は、本ブログでもたびたび取り上げている「鉄道営業法」は、憲法で保障される重要な人権の一つである「表現の自由」と深い関係があったのです。一体どういうことでしょうか?法鉄記事の一覧はこちら⇒「法鉄」の世界~記事まとめ舞台は、1976(昭和51)年にさかのぼります。東京の井の頭線吉祥寺駅の構内で、数人の人が、駅員の許諾を得ずに、
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です私の祖父・祖母は大正生まれで、年齢を「数え年」で数えるほうが慣れているようでした。その時代は、年齢を今のような「満年齢」ではなく、「数え年」で数えていたのですね。ちょっと、「数え年」の年齢の数え方ってどんなふうにするのか、見ておきましょう。私の祖母の場合、大正12年8月1日生まれでした。そうすると、大正12年は人生で一つ目の年ということで、「1歳」となります。生まれた時に「1歳」から始まるのですね。そして、年が明けて大正
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です当ブログでは、これまで、聖徳太子が作ったとされる「十七条の憲法」や、奈良時代の「大宝律令」、鎌倉時代の「御成敗式目」といった”決まり”に、どんなことが書かれているかをご紹介してきました。今回は、江戸時代の「武家諸法度」に何が書かれていたかを見てみたいと思います。○武家諸法度は、将軍が代わる度に出しなおされたさて、「武家諸法度」というのは、江戸時代の初めのあたりに出されて、それがずっと使われていたものだと思っていました。
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です「同じ穴のムジナ」という言葉がありますね。一見違うように見えても、実は同じように悪いことをしている人、という意味の言葉です。「ムジナ」というのは、見た目はタヌキに似ていますが、アナグマのことを指していて、生物の分類としてはタヌキとは別物であると言われています。○「ムジナ」は「タヌキ」?さて、この「ムジナ」と「タヌキ」が同じものを指すのかどうか、裁判になったことがありました。1925(大正14)年6月9日に大審院(最高裁判所
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です寒い日が続いていますね。インフルエンザも流行しているそうなので、みなさん、健康にはお気をつけください。さて、私が通っていた中学、高校では、6月からは夏服、10月から冬服という決まりがありました。会社勤めをしていると、夏用のスーツ、冬用のスーツなどがありますが、「〇月から夏用のスーツを着なさい」とまで決められている会社はあまりないと思います。これは県庁や市役所に勤める人でも同じことだと思いますが、実は、公務員の中には、夏
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です今年の通常国会では、民法について、債権法を中心にした大改正が成立しました。また、刑法の性犯罪などの改正も成立し、基本法の重要な改正が続いた国会でした。ということを考えていて、「そういえば、民法や刑法は、これまでに何回改正されているのかな?」と、知りたくなりました。○改正の回数を調べるのはなかなか難しいといっても、これを調べるにあたっては色々な困難な点があります。まず、ある法律が全部改正されると、法律番号も変わり、
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です!法律の条文を見ていると、「第○条削除」と書かれている規定を見かけますね。法律においてある規定が不要になった場合、改正により削除されることがありますが、その際、別の新たな条文が挿入されたり、後に続く条文が繰り上げられたりしないと、その条は「第○条削除」と改められます。そのような条文の跡を見ると、もともとそこに何が書かれていたのか、気になるのが人間のさがというものですね!というわけで、今回は、民法に出てくる「第○条削
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です前回、「法律のことわざ」という記事で、法律の世界にもことわざがあることをご紹介しました。法律のことわざは他にもありますので、もう少し見てみましょう。○悪法もまた法なりまずは、「悪法もまた法なり」ということわざです。例えば、「路上で鼻歌を歌ったら罰金1万円とする」という法律が、国会で可決され、成立したとします。その場合、私たちは「そんな法律、むちゃくちゃだ!守る必要はない!」と、これからも路上で鼻歌を歌ってもよ
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です以前、「バカヤロー解散」、国会会議録にはどう書かれている?という記事で、国会の歴史的な場面が、会議録にどう書かれているかをご紹介しました。今回はその続編をお届けしたいと思います。◯ロッキード事件の証人、手が震えて署名ができない1979(昭和54)年、ロッキード事件に関する証人喚問が行われた際、証人が宣誓書に署名しようとして手が震え、署名するのに時間がかかったという出来事がありました。そのエピソードはご記憶の方も多い
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です東京オリンピックまであと3年ですね。リオデジャネイロオリンピックの閉会式でくり広げられた、日本のカッコいいパフォーマンスを、今でも昨日のことのように思い出します。さて、100メートル走やマラソンなどで、スタートの時に「パン!」とピストルを鳴らしますね。このピストルを鳴らす人は、つまり銃を持っているわけですが、これは法律で認められているのでしょうか?答えは「銃砲刀剣類所持等取締法」という法律にあります。まずは条文を見て
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です。みなさん、今までに拾った落とし物の中で一番高いものは何ですか?私は、千円札を2枚拾ったことがあります。近くの交番に届けて、半年後に再度行ってみると、持ち主が現れなかったとのことで、2千円ゲットしました。当時は中学生だったので、2千円は大金でした。さて、落とし物を拾うと交番に届け出るわけですが、海辺で漂流物を拾った場合も交番に持って行けばよいのでしょうか。「水難救助法」という法律によると、漂流物や沈没品を拾った場合は、
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です◯市町村が合併するときは平成の時代を振り返ると、「平成の大合併」により、市町村の大合併が行われ、約3200か所あった市町村の数は、約1700か所になりました。さて、「地方自治法」によると、市町村が合併するときは、次の手順を踏むことになっています。①当事者である市町村が都道府県知事に合併を申請する↓②都道府県議会が議決をする↓③知事が市町村の合併を決める↓④知事が総務大臣に届け出る★地方自治法(昭和22
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です。まもなく年度が替わりますね。次の年度のことを、「来年度」とか「翌年度」などと言いますが、法律では、どのように呼んでいるでしょうか。○「翌年度」まず、「翌年度」と呼んでいる例はたくさんあります。例えば、「地方自治法」では、年度内に支出が終わらない経費について、翌年度に繰り越せるという規定があります。★地方自治法(昭和22年法律第67号)(繰越明許費)第213条歳出予算の経費のうちその性質上又は予算成立後
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です日本で犯罪を行った人は、刑法によって処罰されますね。これはいまさら言わなくても当たり前のことのように思いますが、法律はそういう基本的なこともちゃんと書いています。おなじみ「刑法」は、最初に、そのような日本国内で罪を犯した人を処罰するよ、ということを宣言しています。★刑法(明治40年法律第45号)(国内犯)第1条第1項この法律は、日本国内において罪を犯したすべての者に適用する。それでは、海外で犯罪を行っ
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です。みなさま、子どもと大人の境界線、ご存じですか?今回は、法律上ではどのように区分けされているのか探ってみたいと思います!↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓「子ども」という言葉は、何歳までの人を指すのでしょうか。法律の場合、それぞれの法律で決められている政策の内容によって、対象となる「子ども」の範囲も変わってきます。○小学校就学前の人を指している事例まず、小学校入学前の人を指している事例を見てみましょう。このように書かれている
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です法律の条文は、難しい用語が使われていたりして、覚えにくいことが多いですが、たまにリズムのよい条文があると、すっと頭に入ってくることがあります。特に耳に残りやすいのは、俳句のような五七五調の条文ですね。そこで今回は、五七五調の条文を見てみましょう。○「学問の自由は、これを保障する」ネットなどでもときどき見かける有名なものには、憲法第23条の、学問の自由について定めた条文があります。★日本国憲法(昭
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です!私の親戚の家の前に、バス停があります。その親戚は去年、家を建て替えたのですが、新しい家のリビングルームが、バスを待つ人から丸見えになってしまうのだそうです。目隠しの塀も立てたのですが、隙間から見えてしまうとのこと。そこで、バス停を少しだけ動かしてほしいと、バス会社にお願いしたのですが、かないませんでした。バス停を動かすのは、結構大変なんです。関係する規定を見てみましょう。まず、路線バスは、法律ではなんと呼ばれている
【本記事は、2018年2月2日に公開しましたが、同3月1日に記事内容のアップデートを実施しました。】こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です法律というものは、一つ一つの決まりを「条」としてまとめ、第1条、第2条…というように並べることによって、色々な規定を組み合わせて作られています。ですが、中には、「条」のない法律もあります。この場合、「第1条」とは書かずに条文が始まります。先日、本ブログの読者の方から、「1条だけの法律には、どんなものがあるの?」
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です「刑法」には、どんな犯罪をしたらどんな刑が科されるかが定められています。例えば、物を盗むと「窃盗罪」となりますが、窃盗罪については刑法に次のような規定が置かれています。★刑法(明治40年法律第45号)(窃盗)第235条他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。一度犯罪とされた行為が、犯罪でなくなるということはあまりなさそうな気がしますが、刑法を見ていると、削除さ
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です「六法全書」という言葉にあるように、重要な法令を「六法」と呼びます。もともと「六法」というのは、憲法、民法、商法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法という、重要な6つの法令のことを指す言葉ですが、転じて、大事な法律といった意味でも使われていて、例えば「鉄道六法」というように、それぞれの分野ごとの法令集の名前にも使われています。元々の「六法」は、いずれも明治時代に制定されたもので、当時はカタカナ文でしたが、今はほとんどがひらが
こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です「果実」というと、木に実る果物を思い浮かべますね。法律でもそのような意味での「果実」という言葉が使われています。○普通の「果実」一例として、「卸売市場法」の規定を見てみましょう。★卸売市場法(昭和46年法律第35号)(定義)第2条第1項この法律において「生鮮食料品等」とは、野菜、果実、魚類、肉類等の生鮮食料品その他一般消費者が日常生活の用に供する食料品及び花きその他一般消費者の日常生活と密接な関係を有する農畜
以前、キリンとお散歩するときの“ルール”とはという記事で、都道府県知事の許可をもらえば、キリンをペットとして飼うことができる、とご紹介しました。そして、もしキリンをとお散歩することになったときは、「道路交通法」と「道路交通法施行令」の規定で、車道をあるかなければならない、と定められていることをご紹介しました。『キリンとお散歩するときの“ルール”とは』こんにちは、第一法規「法律トリビア」ブログ編集担当です私が子供の頃、山の中に住んでいた親戚が犬を飼っていたのですが、そこでは、