ブログ記事133,333件
10月試験に間に合うよう、何とか間に合わせました。3日前に着手し、ギリギリですが完成しました。今回も大学のリポート提出用ポストにお世話になりそうです。難易度★★課題は代謝に関するものでした。化学式や化学反応の理解に時間がかかりましたが、自然科学は問いと答えが明確です。何度か読み進めていくうちに、わからない所も腑に落ちていきました。リポートの仕上がり★★★★そこらじゅうに出てくる化学式にはまいりましたが、一旦化学式を無視し、全体像を理解することを意識しました。問いと答えが明確なので、リポ
ルミナルタイプ乳がんの遠隔転移は、命に関わる状態でなければ、標準治療では、内分泌療法単独、あるいは、最近ではCDK4/6阻害薬併用が推奨されている様です。特に骨転移単独であれば、命に直ぐに関わる様な状態でなければ、その様な治療から始まる方が多いかと思われます。標準治療において、治療を選択していく上で、あくまで大前提は、「転移・再発乳がんは治らない。治療は延命・症状緩和のため」です。確かに、骨転移に対して、内分泌療法単独、あるいは内分泌療法にCDK4/6阻害薬の併用では、根治(完治)はほ
3回前の記事に、本州では特定外来種のオオキンケイギクが繁茂し、地域によっては駆除活動をしていることを書きましたが、北海道にも同様な外来種があり、ブルーリストとして発表しています。道新記事を見ると、生物多様性保全条例に基づき12種類の動植物を第一候補として、「自然界に放つ」と罰金刑を科す、指定外来種が今年中に正式決定されるようです。植物に関しては、フランスギクとイワミツバ(イワゼリ:斑入りも含む)の2種類です。まず、フランスギクの方です。登別から、24年前に当地区に異動
毎年、この時期になると、黒光りするチュウレンジバチの仲間がサクラに飛んできます。これが来ると、避けることはできないから、大変です。研究室の前に、卒業生が置いていったソメイヨシノの鉢があり、毎年、いつの間にか、芋虫だらけになります。ほうっておくと、葉が丸坊主になってしまうので、一匹ずつ芋虫をはがして、別のサクラに移します。手でトール(殺す)、でなくて、手でお引っ越しをさせるのです。これが結構大変。全部取ったつもりでも、数日すると、沢山発見できます。で、また全部取ってお
キンチャクアオイの花が咲き始めました。学名:AsarumhexalobumF.Maek.var.perfectumF.Maek.和名:キンチャクアオイ変種名のperfectumは完全の意味で、サンヨウアオイ(Asarumhexalobum)に似ているが、雄蕊12本が完全であるからである。尚、サンヨウアオイの種名hexalobum(ヘクサローバ)は六中裂という意味で、萼筒の形からついたものである。開花期:2~5月分布:高知県、愛媛県、大分県、長崎県、福岡県
こんにちは今日は、千葉県に分布が見られるチョウシカンアオイについて説明します。※学名:ありません。※和名:銚子寒葵・チョウシカンアオイ※分布:千葉県銚子市※開花期:3~4月*千葉県のレッドデータブックより引用このカンアオイは、2008年発行の図鑑・細辛寒葵(448頁)にて和名・チョウシカンアオイ(ヒメカンアオイ種群)として記載報告しました。ヒメカンアオイとして分類されている個体群の中には、様々な変異が認められます。ヒメカンアオイの基準は、故・前川文夫氏が(1932年)三重県伊賀上
つい先日、自転車で公園に行ったときのことです。この時に持っていたカメラは、PowerShotsx720hsと言う、ポケットに入るコンデジ。このカメラを上着のポケット入れ、公園の池の近くに行ってみると、カワセミの声が聞こえてきたのです。それで、私は自転車から降りて、そっと池まで行ってみたら、ちょうど人がおらず、カワセミが比較的近くの木に止まっていたのでした。近くとは言っても、10m以上は離れていますし、背景が明るく、カワセミは日陰、そんな感じで撮影には向いていないかな?とは思いながら、
キハダの花について、19年に撮った写真です。キハダは雌雄異株ですから、雄花と雌花は別株につきます。●雄株の雄花枝の先端に円錐花序をつけますが、黄色い雄しべの広がりで開花しているのがすぐに分かります。5つの小さな萼と花弁がありますが、花弁は開くことはありません。花弁の中間部から5つの雄しべが伸び花弁より長くなって、葯が開裂します。●雌株の雌花やはり枝の先に円錐花序をつけますが、あまり目立たないので咲いてるのが分かりにくいと思います。5つの小さい萼と花弁があり
地球の誕生が46億年前。最初の生物が40億年前に誕生したそうなんです。以来生物は、多くの苦難辛苦を乗り越えて、地球の多様な環境に適応しながら多様化しました。↑究極を言えば、こいつらが祖先と言えるだろう生物の最初はどうだったのか気になるのは人情というもので、古今東西、世界中の学者がいろいろな考え方を提示してきましたが、最近では私が子供の時には分からなかったことが次々と解明されて、かなり具体的な説明ができるようになっています。それによれば、原始地球の環境で、生
先週釣ったユメカサゴ、35cmと超巨大な奴目が他のカサゴに比べて大きい。その目も位置が他のカサゴとはちょっと違う。上から落ちてくるエサを待ち構えているのか。こちらはオニカサゴ。かなり違うよね。ユメカサゴの口の中。別名ノドグロと言われている様に喉の辺りから黒くなっています。外から見るとエラの辺りがうっすら黒ずんでいます。腹の中も真っ黒な薄皮が覆ってます。何でだろうね?歯は一般的なカサゴよりもちょい小さめかな。ユメカサゴは100m以上の底から上げても、元気で、水圧の変化にはもの凄く
外からの侵入と内からの崩壊、双方と”戦う”ために、僕たちの体には面白い機能が備わっています。遺伝子には、タンパク質のことしか書かれていませんので、タンパク質は作られてから”自立”を始めます。アミノ酸をどう繋げていくかで作られるタンパク質は無限です。もちろんシンプルな線もあるし、曲がった線もある。捩れた線、いろんな歪み方で立体構造ができていきます。それぞれのタンパク質には”なぜか”役割が与えられます。その世界は、蜂の集団世界のようです。女王蜂はいませんが、それぞれのタンパク質がお互い
以前、カピバラの知能はどの位あるのだろぅというお話を書いたことあった様な・・・。知能と言うとちょっと学術的に感じるけど、端的に言うとどのくらい頭が良いのか、理解するのか?ということ程度。前回の考察は埼玉こども動物園にて、カピバラ舎に近づく車の音によって反応が違うというお話。掃除の車だと微動だにせず、飼育員さんの車だとウズウズしだし獣医さんの車だと奥の小屋にソソクサと逃げ込むというエピソード。確かに車の音によって車種の違いが我々人間なら数回練習すれば出来ることだがカピバラもちゃんと
これまた北海道に住んでいて知りませんでしたが、シラカバ(白樺)は雌雄同株で雌雄異花。雄花と雌花を同じ木に付けます。まず、雄花についてです。4月19日のシラカバの果穂・種子の記事の最終に、4月初旬のまだ硬い雄花の写真を載せましたので、それをもう一度。その後の、開花期の雄花の写真です。近くの小学校横で撮りました。まだ完全開花ではなく、上の方だけ綻(ほころ)んでいます。雄花の花穂は、大体いろんな枝の先端に付いているようです。本来なら、もう一歩進んだ花穂まで追い掛けるので
5月16日(火)天気晴小屋の周りではいろんな鳥の声が聞こえます。残念ながら聞き分けができません。近くで鳴いているので待っていると目の前に下りてきたのはオオルリでした。綺麗な青色です。正面顔も見せてくれました。木の枝陰にいるのは?アカハラでしょうか。ミヤマセセリ何頭も飛んでました。鳥の声を聞いたり、森を歩いたり、花を探したり~~もっとゆっくりしていたかったですが。。。その日のうちに帰宅しました。帰りの車中から蓼科山八ヶ岳を背景に代かきの済んだ田んぼとタンポポの畦道
車を運転していると、管理されていない道路際はイネ科植物で茫々です。現在、花盛りの6種類を一覧にしてみました。(草丈は、実際の高さと関係なく並べています)左から、順に見てみます。①ナガハグサ(ケンタッキーブルーグラス)芝生用(西洋芝)の植物が逃げ出して、どこにでも沢山見られます。私は、つい最近までコヌカグサ(レッドトップ)との区別がつきませんでしたが、コヌカグサはもう少し後から花穂が出ます。コヌカグサは輪生状に花軸が出ますが、ナガハグサは片側のみの花軸の出方です。
家裏の小さな畑も完全に雪が無くなり、昨年の作物の残骸が整頓したままで陽をあびています。ところどころに、既に緑色をしているものがあります。スズメノカタビラです。昨年夏から芽を出したもので、右上には昨秋の穂がついています。今のうちならば簡単に手やショベルで抜き取れますし、面倒はありません。それが、何年もして株が塊りとなって大きく成長したものが上に並べて置いたものです。スコップで掘ると、ひげ根の間にびっしりと土が詰まって、ゴロンとして地下の方が大きい状態で取れます。
こんにちは今回は、岐阜県可児市での春咲きヒメカンアオイの葉模様を紹介します。亀甲・下り藤・無地・霰斑など葉模様はいろいろなタイプがあります。葉の形は、円形から広い卵形で先端は丸いものが多いです。葉裏のようす。葉裏の紅いタイプは少ないです。銀葉タイプ薄いものから濃い紅色の葉裏葉の大きさは、長さが5~6cm・幅3~6cm霰斑入り逆亀甲タイプ大小の霰斑入り無地銀葉タイプ※葉表面のようす全体に短毛がありますが、葉のふちに多く見られます。
今回は生物の参考書についてのブログ.まず高校の生物については,物理と化学と比べるとその範囲はかなり広範囲で体系性もかなり見出し難い.というのも,高校生物の教科書に載っている範囲のほとんどが現在研究中であるものがほとんどであるからだ.同範囲の専門書等を読んでも,この範囲はまだ研究中であるため詳しい仕組みは明らかになっていないというようなもののオンパレードである.つまり,化学や物理に比べて学問としての歴史も浅く,まだきちんと整理されていないというのが生物学のほとんどの分野の実態である.さらに入
白い花~今時見られる野の花北国の初夏の野の花第3弾は、白い花~前編で、エゾニワトコ、キンギンボク、ズミの3種です。エゾニワトコスイカズラ科の背丈3~5mの落葉低木。漢字で「蝦夷接骨木」と書く。接骨木は骨折した時の薬として利用されたことから付けられた名前。至る所で見ることのできるごく普通の低木であるが、花の色はパッと目立つものではないため気づかないことが多い。夏の初めには果実が熟す。普通実の色は赤い色だが、時に黄色い実を付けるものがあり、学者によっては、キミノエゾニワトコと
構造色と言うとモルフォチョウと言われるほど、モルフォチョウは構造色の代表的な生き物になっています。その研究も広範囲にわたり、また、長い歴史を持っています。そこで、これから何回かにわたって、モルフォチョウの構造色について書いていきたいと思っています。モルフォチョウは中南米に生息する一群のチョウの総称です。分類的には、タテハチョウ科モルフォチョウ亜科モルフォチョウ族モルフォチョウ亜族モルフォ属に属するチョウのことを指しています。タテハチョウ科の中ではジャノメチョウに近い種類です。モルフォチョウの
前回の「二ホンオオカミを追う」で記した、読売新聞埼玉版での反響は予想以上に大きく、2週間後の今でも情報が届いています。各地に残る伝聞、生存に関する情報、そして多くの激励などです。生存情報としては3年位前の目撃情報が3件、30年位前(昭和57年)の志賀高原での目撃例、1年半前の群馬県南牧山中での咆哮、他1件、都合6件が届いています。私が初めて二ホンオオカミを意識した苗場山、の、眼の前の志賀高原での例は、非常に欲しかった情報ですし、それにも増して欲しかったのが、現在の主たる活動現場である、旧大
以前にも紹介しました千葉県産のカンアオイ『チョウシカンアオイ・仮称』の花が咲き始めました。這うように延びる根茎。少し用土が痛んでいるようです……今年は植え替え作業をしなければならないようだ。※チョウシカンアオイについて詳しくはこちらをご覧下さい。http://blogs.yahoo.co.jp/k27de7b8e8nrpsx/12321786.html※私が研究のために収集しているカンアオイの資料の一つ、千葉県発行(平成15.3.25)・千葉県植物誌別編4千葉県植物誌213頁に
日本の固有植物展を見た後、植物園内も廻ってみました。園内は温室、常緑広葉樹林、温帯性針葉樹林、暖温帯落葉広葉樹林、冷温帯落葉広葉樹林、低木林、砂礫地、山地草原、岩礫地、水生植物~とエリアが分かれ3000種の植物を見ることができます。今日はその中の水生植物です。園内には広い池があります。水面を覆うように生えているのはミツガシワ山の池沼で見られるミツガシワ白い花が見られるのはもう直ぐです。池の中央に木道があり植物を観察しながら歩けます。左側はハンゲショウ夏至から
初めに、モルフォチョウの標本写真をいくつかお見せします。これらは今日のお話に登場するモルフォチョウたちです。モルフォチョウの研究はヨーロッパから始まりました。中南米に生息していたモルフォチョウが、いつ、どういう経緯でヨーロッパにもたらされたかということに関しては、次のような伝説があります。英国の廷臣であり、探検家でもあったウォルター・ローリー(1552-1618)が、女王エリザベスI世に対してモルフォチョウをプレゼントしたということです。女王はそれを舞踏会での髪飾りとして用いました。その場に
おはようございます。今日は、昨日に続き暖かい一日になりそうです。最近になってようやく千葉県産の『チョウシカンアオイ』の花が咲き始めました。※昨年12月14日の記事【書庫別一覧・チョウシカンアオイ】では蕾が確認でき、あれからもう3ヶ月が経ちまして、やっと開花をしました。※昨年のようす※3月15日撮影長野県白馬村産岐阜県開田高原産のミヤマアオイなども、このように昨年には蕾が確認でき、開花は白馬村産が2月、開田高原産が最近になってようやく少しづつ開花しています。一般には、カンアオイは開花期の
丈夫な植物なので、いつも放置気味なスノーフレーク。今年も、芽を出してきました。今年こそは、きちんと掘り上げてやりたい。そうして、陽当たりの良い場所に植え替えてやりたいです。※花は、昨年の物です。にほんブログ村花ブログ屋上・ベランダ菜園へ↑↑↑↑↑記事を見終わったら、最後に是非ここをクリックして下さいね。お願いします。
日本の固有植物展2545種と固有種の多い日本ですがホットスポットは隔離された環境にある島や高山。小笠原諸島、屋久島、奄美大島、夕張岳、北岳、アポイ岳、八ヶ岳などに多くの固有種が分布しています。南の島にも行ってみたいですがなかなか行けないので島に生息している固有種を集めてみました。伊豆諸島のイズノシマダイモンジソウ奄美大島のアマミチャルメルソウ奄美大島~西表島のリュウキュウタイゲキ奄美大島~西表島のシマフジバカマ奄美大島~徳
ばんえい競馬場の端を市道が通る工事が始まって、今までは柵内で入れなかった場所の一部が見られるようになりました。その場所で初めて出合った植物でしたが、名前が分かるのに時間がかかりました。緑一色の地面を覆うような植物で、一見して花は見られませんでした。広がっている場所を見ると、中央のタンポポは終わって今はコウリンタンポポが咲いています。単独の株も、あちこちに地面を這うような形で見られます。何となく花らしきものがある様なので、先端を大きく撮り始めました。家に帰って
他者との関係論の感想および考察ここまでサルトルの言うところの、対自の他者との関係の基本的な内容を見てきた。そこにはサルトルの構想する、実存論的精神分析ともいうべき理論の素描が現れているように思われる。対自としての人間存在は二重の存在脱落である。第一の脱落は、対自が対自であるゆえんであるところの、即自からの転落である。対自は自己の失われた即自を取り戻そうとする不断の企みである。しかし自己自身であろうとする対自の企みの実現は原理的に不可能であり、即自-対自の一致は超越のかなたにおいて指針となり
色の素と書いて色素と呼びますが、普通、色素というのは有機物による色のことを指す場合が多いようです。これに対して、絵の具などのような無機物による色を顔料と呼んでいます(追記:水や油に溶ける色素を染料と呼び、解けないものを顔料と呼ぶそうです。顔料には有機物と無機物のものがあります)。色素や顔料の色と構造色はどこが本質的に違うのかとよく聞かれます。そんなときには、いつも、次の図を見せて説明しています。太陽の光が色素を含む物質に当たった場合を考えましょう。太陽の光はいろいろな色の光を含んでいます。この