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今日は、ある読者の方からの御要望がありましたので、カンアオイの種とエライオソームのようすを再度ご紹介させて頂きます。※カンアオイは、品種によって開花時期が違い、種が完熟する日数にも違いがあります。完熟し、崩壊寸前の北米産カンアオイ『スペシオサム』の果実完熟をして崩落を始める直前の花アリが現れました。アリの他に、ヤスデの仲間も現れ始めました。花を崩して内部を観察どうやら上手く受粉がされず、未熟な種が多く見られます。※次は、ヒメカンアオイの熟した果実のようすヒメカンアオイの内部構造
夏を過ぎると路傍などに沢山生えてくるメヒシバとアキメヒシバ。その簡便な判別法を整理してみました。以下比較の写真は、左(上)がメヒシバで、右(下)がアキメヒシバです。●全体像1株から分げつした多数の茎が、混み合わなければ、両者とも放射状にはい出ます。ふつうメヒシバの方が大型太めのように私は感じます。●穂の本数穂の本数や形態に違いがあるようですが、これで判別するのは難しいです。●小穂の形・大きさメヒシバの小穂は披針形(一般の葉の形)で大きめ。アキメヒシバの小
9月19日(火)天気晴もう胞子葉が出ていました。ヤマハナワラビフユノハナワラビよりずっと小さく、大きいもので高さ10cmほどです。ヤマハナワラビは山地の日なたに生える冬緑性のシダ。ここは丘陵ですから山地ではありません。毎年、ヤマハナワラビで良いのか?フユノハナワラビの小さい個体か?と悩んでいるものです。胞子葉柄は7cmほどで穂は円錐状。栄養葉草質で3回羽状に深裂し、小羽片・裂片は相接してつき重なり合う。縁は微鋸歯で先は円い。ここまではヤマハナワラビの特徴と合ってます。
家の近くの土手のヤナギ類がすべて切られました。6年ぶりですが、今回は以前よりも徹底しています。工事は昨年の12月から始められていました。12月にも写真に撮りましたが夕方の暗がりでしたので、以下の写真は現在時点で明るい時間帯に写し直したものです。業者の方は、残す木には発注元の開発局が赤いテープを付けてあるので、それ以外はすべて切っていきます。左側のカシワ林は私有地のためか手を付けません。先ず、前の写真とは逆にカシワ林側から土手への入り口方面を写したものです。次に、
今度は、ウスバサイシンと本州東部に自生するトウゴクサイシンの花を比較します。*トウゴクサイシンとはなんですか?と言われる方が多いと思いますので少し説明します。ウスバサイシンは古くから細辛として漢方薬として使われる為に含まれる薬効成分の分析が行なわれていて、産地によって薬効成分が違うこと、地理的変異による外部形態が違うことを明らかにした東京理科大学の中村輝子氏・津村生薬研究所の山路弘樹氏らによって2007年に新種トウゴクサイシン(Asarumtohokuense)として発表されました。*八
ケショウヤナギは雌雄異株ですから、雄株に雄花、雌株に雌花を付けます。ここでお断りですが、以下については萌芽前の枝を取って来て、水挿し状態で室内で行ったものです。居間の窓際に花瓶を置いて、日差しで暑くなる場所が主体です。上の写真のように隣室に置いて穏やかな光の下、そう暑くない場所のものも一部にあります。その時は説明に加えます。ケショウヤナギの冬芽は、他のヤナギと違って葉芽と花芽の大きさの違いはないようです。ネコヤナギで代表されるような絹毛(猫毛)を付けないからでしょうか、どの冬芽の
こんにちは、たーぼーです。ブログを見てくれてありがとうございます。🐹🌿🐹🌿🐹🌿「若い読者に贈る美しい生物学講義」という本に書いてあった、なぜ人類だけが直立二足歩行するようになったかについての有力な七つの説、①強烈な日光があたる面積が減る②頭が地面から離れていたほうが涼しい③遠くが見渡せ早く逃げる事ができる④大きな脳を下から支えるため⑤効率よく長い距離を歩ける⑥両手が空くので武器を使える⑦両手が空くので食料を運べるのうち、一番有力だと見なされているのは⑦番だそ
帯広では、サクラは開花寸前ですがコブシは満開です。近くの土手をサイクリング中に撮りました。追記:2024年4月23日街なかの寺院に、もっと大きなコブシの木が満開になってありました。
子供の頃、曽祖母に一度だけ会ったことがあるのですが、独特の存在感でした。今の自分があの姿とちょっと似ているなと。そんなことを思っている矢先、いつも見ているYouTubeチャンネルで都市ボーイズ岸本氏(実はおばあちゃん子)が興味深い話をしていました。【永遠の謎】生物学として謎の存在おばあちゃん【生物学】【永遠の謎】生物学として謎の存在おばあちゃん【生物学】ブログアカウント⇒http://tosidennsetu02.seesaa.net/過去音源もブログから視聴頂けます!都市
これも、前回記事関連のシンワスレナグサについてです。走出枝の芽から伸び出した1本を切る事柄があり、何気なく挿し水にして曇りガラスの窓下に置いておきました。すると、知らぬ間に不定根がたくさん生えていました。これなら挿し木が出来るようです。見やすくするために黒紙の上に置いて写しています。期間はだいたい2週間ぐらい経っていると思います。根の部分を大きく撮ります。基部の方では走出枝のときと同じように、茎横の部分からも不定根が発根しています。この部位はまだ、「ふつうの枝」とま
東京・恵比寿と兵庫にある結婚相談所、結婚物語。の仲人Tです。最近Xで「女が高望みだから男が結婚できない!」というポストを見かけたので、冒頭のアンケートを取ってみました。結果はこちら。男女どちらも「女性が高望み」と回答した人が圧倒的に多かった。婚活事業関係者にも聞いてみましたが、倍の差をつけて同じ結果に。今日は、婚活女子に『このあんぽんたんちんの高望みどもが!いい加減に言い寄ってくる男を受け入れて結婚しろ!』とキレる回…ではありません。「女性が高望みになるのはなぜ?」という疑問
2年前に、ウォーキングをしていて気が付いた新しい内科医院なのですが、周囲をリシマキア・ヌンムラリアのグランドカバーで飾っています。初めて見た時は、「おお、これは凄い!」と思いましたが、ようやく今年になって花期の時期を、写真に収めることが出来ました。詳しくは分かりませんが、黄色い葉のオーレアという品種とは違い、葉の緑色と花の黄色のコントラストがきれいです。洒落たデザインであり、駐車所完備で通路には障害者用のタイルも敷いてあります。街なかの公共的な施設では、あと2ヶ所でグランドカバー
誤解を生じないように敢えてタイトルには漢字表記を入れませんでしたが、ハイコウリンタンポポの方は這い性の紅輪蒲公英の意であり、花の色は黄色です。上の写真は、4年前の’13年6月に十勝川堤防まで自転車散策に出掛けたときに、堤防直前の道路際に咲いていたものです。いくら調べても該当する植物が見つからずお蔵入りしていました。今回、たまたまネットで調べていると、外来種ハイコウリンタンポポ(這い紅輪蒲公英:Hieraciumpilosella)に行き当たりました。同じ十勝管内の方も何人か
前回記事のキレハイヌガラシを調べて行くと、スカシタゴボウと区別が付かなくなってしまいました。因みに、どちらもアブラナ科イヌガラシ属の植物です。その後いろいろ調べて分ったことを、両者を比較する中でその違いを見てみたいと思います。以下で両者を並べた写真は、左(上)側が「キレハイヌガラシ」であり、右(下)側が「スカシタゴボウ」です。1.草姿同じ場所に生えている場合も多く、草姿や花を見ただけでは必ずしも見分けられないと思います。キレハイヌガラシの茎が褐色のことが多いので
ニホンオオカミ研究の祖とされる斉藤弘吉氏は、西洋化される在来日本犬保存と並行してのオオカミ研究でした。昭和3年頃からの事ですから、かれこれ90年前のことになります。斉藤氏は日本全国に足を運びその足跡を残しているのですが、そうした行動は私の原点ともなっています。現在弘前市に遺された頭骨は、斉藤氏が昭和11年5月に発見した物で、その60年後私が調査に赴くまで、所蔵家以外の誰にも手が触れる事がなかった標本です。弘前市中畑家所蔵の頭骨そうした斉藤氏の足跡の中に、利根川の支流神流川沿いを上野
セトウチギボウシは山口県の周防大島と柳井市に自生しているギボウシはその学名をHostapycnophyllaといい1976年前川博士により記載されたその種小名は[pycno=密な]と直訳すれば『密な葉』という意味となるが[Pycnoconidium=粉子]と見て『粉帯の密な葉』と意味した方が賢明であろう風化した火山岩などの岩場環境を中心としてその周辺の土崖にも自生するそれではセトウチギボウシ同定のポイント�『葉は明緑色
2月18日、6週間ぶりのカメラメンテナンスに行って来ました。朝早いと云う事を除けば、寒くも暑くも無い絶好の登山日和で、私の体調を心配して2人の若い会員さんサポートの中でした。厚・薄の靴下を履き違えたり、準備に手間取った点は有りましたが、「昔取った杵柄」で、体調不良でも何とかなるものだと実感した次第です。ハンターに誤射されないよう派手な格好です現在通行止めの中津川林道開通時近況は別にして、ここからが前回の続きです。翌年私は、マスコミを通して今泉博士の書簡と共に写真の動物を提示し
5月初旬、ジネズミの子供を見つけた。名前はネズミだがネズミ(齧歯目)ではなくモグラに近い食虫目(モグラ目)に属する。歯を見れば長い門歯が2対ネズミのようにあるわけではなく、ネズミではないことがうかがえる。2ヶ月も前の出会いであるが、実はジネズミと断定するのにけっこう時間がかかった。というのは、知っていれば簡単に分かるのだろうが似た系にトガリネズミというのがおり、幼獣ということもあり手元資料などでは確実にジネズミと言い切るのが難しかった。そもそもトガリネズミは歯の先端が褐色になるというこ
国立科学博物館の大哺乳類展へ行ってきました!大迫力―――!国立科学博物館の大哺乳類展~わけてつなげて大行進~は、生物学や進化に興味を持つお子さんにとってもおすすめ!牛とクジラがおなじ鯨偶蹄目に分類されてるって知ってましたか?展示では、ウシ、イルカ、シカ、クマ、そして霊長類の生態と内臓の違い、骨格や体のつくりの共通点が詳細に探求されています。まず、ウシやキリンの内臓の展示では、複胃と単胃の違いなどその草食動物の生態に焦点が当てられていました。内臓は、複雑な消化器官を備え、草をどのよう
最初に発見したのは緑ヶ丘公園で、ゆるい坂を登って文化施設に向かう時でした。急いでいたので写真は一枚撮ったきりです。自然の通路の真ん中に生えてます。次に、意外にも家の近くのカシワ林の入り口でも同じような植物を見かけました。雨後で少し汚れていますが、「同じ植物だな~」と思い撮った写真です。花穂が束になっていたり、葉の切断面がM字形になりそうな幅広だったからです。でも、名前までは分かりませんでした。その後スゲ類について何回か勉強する機会があり、スゲ属のカワラスゲ(河原菅:Care
葉の斑紋のいろいろ~カタクリ~春の妖精「カタクリ」~その葉についた模様を斑紋(ハンモン)、または、斑(フ)と言うが濃紫色の斑紋のあるもの白色の斑紋のあるもの濃紫色と白色の両方の斑紋があるもの斑紋のまったくないもの[撮影:岩内町雷電海岸他2006.4.26]カタクリの葉の模様を斑紋(ハンモン)、または、斑(フ)と称します。各種図鑑にはその殆どに「カタクリの葉には暗紫色、または、濃紫色の斑紋がある」または、「濃紫色や白色の斑紋がある。」と書かれています。ところが、実際に
東京都新宿区歌舞伎町にクマムシがいるのか?ということである。死骸を見つけたようだが、生きているクマムシを見つけても、驚くことはない。クマムシは環境への態勢が極めて高く、樽形の休眠状態になれる。しらみつぶしに道路脇や裏路地に映えている苔を採取して水に浸せば、クマムシに遭遇できるはずである。私は、この町から遙か遠く離れた地方都市にいた頃、記憶が正しければ、5匹前後のクマムシに遭遇することができた。生きていた。写真を撮影したが、当時はデジカメもスマホもなく、フィルム撮影だった。保管はしてい
【生物学1】単修試験、終了しました。前回は棄権したので、2回目の受験です。また、10月試験では、色々と失敗したため、その反省を活かし、勉強方法を工夫してみました。1.予想問題+文章でまとめた解答を準備一問につき、10行程度でまとめました。これは上手くいきました。ただ、深読みしすぎて、予想問題は見事に外れました。過去問も参考にしたのですが、予想を立てるのは難しいですね。2.早めに会場入りし、駆け込みインプット予想問題+解答で、最後のインプット&アウトプットを行いました。会場へは9時30分に
1月中旬にインフルエンザA型に疾患して5週目になりますが、思ったように体力回復が為らず、山中のカメラメンテナンスも滞っています。ただ、イヌの散歩だけは欠かすことが出来ず、その日の体調に応じたやり方をしているのですが、最近幾つかの散歩ヵ所で、下記の張り紙を見掛ける機会が有りました。こうした事は然程珍しい事では無いので、余り気に留める事はありませんでしたが、或る日荒川の土手で、探し主とお会いして詳細を伺えましたので、皆さんにお知らせ致します。探し主の山口さんー090-8346-5017です
「イラクサ」シリーズの1つです。西町公園で、エゾイラクサとホソバイラクサ両方についての芽生えがうまく撮れましたので紹介します。(以下の写真では、左(上)側がエゾイラクサで、右(下)側がホソバイラクサです)芽生えの『葉』は、どちらも幅の広い葉で違いはありませんが、成長すると「ホソバ~」は「細い葉」になります。一般的な、エゾイラクサとホソバイラクサの違いは、こちらの記事の前半に出て来ます。ホソバイラクサの方が全体に細身で、どちらかというと密集して生
ここからエゾヤナギです。↓ネコヤナギの雌・雄の株が並んだ後ろに、大きな木がありました。習性で上を見上げ、『同じような絹毛の木だなー』と一応ズームで撮ってみました。何と、ネコヤナギの雄花序と同じ花が咲いているではありませんか。動揺しました。『ネコヤナギは低木で横に這うものもあり』のはずが、これでは中・高木もあり、になります?!今まで調べてきたことが、根底から覆されてしまいます。↑ここまでがエゾヤナギです。ここからエゾノキヌヤナギです。↓家
子供たちを見ていると、夢や希望を持つことの大切さを感じさせられます。息子は、高校入試で落ちてしまい希望の高校には入れませんでしたが、好きな生物の研究をしたいという夢があり、入学した高校でコツコツ勉強をして、大学受験では第一志望の大学に入学しました。高校入試で不合格になったことが不憫でならなかった私でしたが、そんな息子の姿に、望んだ場所でなくても腐らずに努力すれば道が開けることを教えられ、私自身も救われました。息子は生物が好きなので、高校生の時に私は生物学オリンピックの出場を勧めました。出場
進化が同性愛を用意したジェンダー生物学著者坂口菊恵進化が同性愛を用意したジェンダーの生物学[坂口菊恵]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}地球上の生物において、同性愛というのは珍しい行動ではないというのは現在においては多くの方が知る一般的な事実と言えるのではないだろうか。ここで言う同性愛とは、それが正しいのか否かも含めてホルモン、また染色体がX同士、あるいはY同士であるという染色体による定義上の女性、または男性同士のことを指している。そ
【リポ単】英語3単位2心理学単位4法学単位2法学(日本国憲法)単位2文学単位2日本史単位4生物学1単位2【スクーリング】文化人類学単位2生物学3単位2文学単位2スポーツ演習単位2英語S単位1結果待ち↓【スクーリング】物理学311/12の単位修得試験で受けた生物学1の結果がやっ
生命誕生と鉄-3、衝撃的な事実、AMP=RNA生物の基本構造で必要なもの1)遺伝子(DNA,RNA)2)エネルギー(ATP)3)内容物と酵素(タンパク質)4)細胞膜(脂質)発生学や生物学の本では、生命は遺伝子の誕生から始まったと書かれている。初期生物はRNA、高等生物ではDNA。つまり、生命=遺伝子、とされている。しかし、生命が”生きている”ということは、エネルギー代謝が行われATPが産生されていることが絶対条件となる。ATPが産生されないと、生きているとは言えない。生命の