ブログ記事250件
ごく最近まで神戸市北区に存在した「北神急行電鉄」という鉄道会社をご存知でしょうか。第三セクターと誤解されがちですが、阪急電鉄とその子会社の神戸電鉄が中心になって設立した純然たる民間企業です。1988年に北神線7.5kmを開業させ、神戸電鉄有馬線に接続する谷上駅と、山陽新幹線に接続し神戸市営地下鉄西神・山手線と相互直通する新神戸駅間の所要時間を劇的に短縮しました。しかし、ほとんどが山岳トンネルで建設費がかさんだため運賃が高額になり、利用は伸び悩みました。神戸市の中心部である三宮駅までは地下鉄に
近鉄線と京都市営地下鉄烏丸線を直通する列車は各駅に停車する普通電車と近鉄線内のみ通過運転を行う急行の2種類があり、急行は国際会館と近鉄奈良を結ぶ列車になっているため地下鉄線直通の京奈間急行にもなりますが車両は近鉄車(3200系・3220系)限定ではなく京都市交車も使用され、最新の20系も充当されます。市交の車両は10系では近畿車輌と日立製作所でそれぞれ製造されましたが20系は近畿車輌のみで製造されており、「やはり近鉄の線路を走る車両は近車製が一番だな」って思ってしまいました。(2018.8.
連絡線の復活が叶えば、烏丸線から竹田・丹波橋を経由して京阪線へ直通する列車の設定が可能になります。乗り入れ区間は、京都府から大阪府に入った最初の駅である樟葉までとするのが理想でしょう。ここは京阪で五指に入る利用客数を誇る駅であり、かつ大阪側と京都側の両方に引上げ線を備えているので、樟葉―大阪都心間の列車と系統分断ができます。近鉄京都線の竹田―丹波橋間は朝ラッシュのピーク1時間に18本が走っており、毎時6本程度までなら京阪直通列車を追加する余地があります。停車駅から九条・十条・くいな橋および
ソフト面では、阪急・京福の全線と京都バスの洛西エリアが乗り放題の「京都・嵐山1dayパス」がすでに販売されています。価格は1,400円で、能勢電鉄全線を追加すれば1,700円となります。これらに加え、阪急の有効区間を京都線のみに限定して1,000円に下げた廉価版と、それに宝塚線の大阪府内各駅と大阪モノレール全駅を加えて大阪空港からの利用を可能にした拡大版を1,500円程度で設定するのが良いでしょう。ただ、嵐山観光に限りませんが、近畿圏外からの玄関口は何といっても東海道新幹線と関空特急
予約受付時は入院していて、発売時は人気で市場から瞬殺して買いそびれてしまい、その後はヤフオクやメルカリでプレ値(高値)で取り引きされているのを見て、なんらかの再販を待ちつつ半ば諦めていた鉄道コレクションの京都市交通局10系(烏丸線)でしたが、しかし先日、発売から1年以上経っているにもかかわらず、Joshinwebで1個だけ売っていたので、即購入しました。京都市営地下鉄烏丸線開通40周年を記念して、事業者限定版の発売の後押しもあっての発売でしょう。大阪・神戸の地下鉄はNゲージや鉄道コレクショ
京阪が烏丸線と東西線の運営権を手に入れれば、京都市内交通における影響力は不動のものとなります。ただその場合、京阪間直通輸送でライバル関係にあり、京都市都心部に乗り入れている阪急が危機感を覚えても不思議はありません。この問題を緩和するには、京福のうち叡山ケーブルと叡山ロープウェイを京阪傘下に残し、嵐山本線と北野線を阪急グループへ移すのが効果的です。現在は京福の資本金10億円のうち43.16%を京阪ホールディングスが筆頭株主として出資していますが、それを阪急に売却するのです。京阪にとって
烏丸線を手中に収めて京阪の運賃を適用すれば、価格はおおむね安くなります。京都市最南端の淀駅を例にすると、目的地が京都駅の場合は大差ありませんが、四条(烏丸)駅ならば顕著な効果が見られます。これは、近鉄丹波橋―竹田間の2.4kmを挟んで京阪線と烏丸線の運賃を通算する「通過連絡制度」の適用に加え、京阪の基本運賃が京都市営地下鉄より安いことが影響しています。その分、乗客1人当たりから得られる収入は減りますが、増客効果に加え烏丸線で検討中のワンマン運転を実施すれば相殺が可能でしょう。なお、近鉄にと
京都市営地下鉄は、少なくともコロナ直前の2018・2019年は両線で連続して23億円の黒字を計上した実績があります。東西線の赤字を烏丸線が穴埋めした上での数値ですが、決して閑古鳥の鳴く列車を漫然と走らせていたわけではありません。では、交通局が運営を続けてもいずれは累積赤字を解消できるのかと言えば、それは違います。京都市に限らず、公営交通には悪い意味での平等主義や同調圧力が働きがちだからです。市民の負担に差をつけないというのが大義名分ですが、黒字の烏丸線と赤字の東西線に同じ運賃を適用すること
これまでに紹介した対策を実施した場合、京都市内交通における市営バスと民営バスの役割分担は明確になりますが、鉄道は都心部だけでも依然として京都市交通局・阪急・京阪の3つの事業者が混在することになります。バスに限定せず、異なる鉄道事業者同士、例えば地下鉄の四条と阪急の烏丸、阪急の京都河原町と京阪の祇園四条を乗り継ぐ場合にもそれぞれ60円程度の割引を行うのが効果的ですが、さらに踏み込んだ改善策はないものでしょうか。例えば、大阪市交通局のように地下鉄だけ民営化するといったことです。ただし、大