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Sside俺は、たぶん叫び声をあげたのだと思う。たぶん、と思うのは、意識が半分以上此方になかったからだ。どんなに手繰り寄せようともがいても、力を入れようとしても、何一つできなかった。俺の上を通り過ぎた、潤との時間。・・・気が付いたとき、互いにハダカではあったが、穏やかな朝だった。シーツに触れる肌はサラサラとして、俺は潤の腕の中にいた。瞳を閉じた潤はまつげの長さが際立って、見るたびに思う「天使の寝顔」のようだ。腕の中から抜け出そうと身じろいだ時、体の
こちらはBLの妄想小説になります。苦手な方は御遠慮ください。****************【side雅紀】「なんでここだって分かるんだよ」後ろをついてくる松潤から明らかに不機嫌な声を投げつけられた。「逆になんで松潤分かんないの?」歩きながら振り返ると一瞬目があった後に小さく舌打ちするのが見えた。「ねえ、だって翔ちゃん副顧問じゃん。ああ見えて一応経験者だし」「知らねえよ、そんなの」「松潤って……ほんと今まで翔ちゃんのこと全然見てなかったんだね」言われた
Sside「好きで、大切な人なのに・・・オレ、今から翔くんのいやなことする」「や、めっ」「でも、あやまれないよ。」潤はそういうと、俺の体を跨いで服の上から下半身をすり合わせた。嫌悪感に固く目をつぶり、身を縮こまらせようとする。が、両腕に残したままのシャツが動きを阻む。「じゅ、じゅんっ!」こわい、こわい、こわい、こわい・・・・・自分の身の上に吹き荒れる嵐を防ぐ術を何一つ持たず、ただただ目の前のオトコに翻弄される。「!・・・んぐっ!」奥歯をかみしめ
Sside胸にある頂に舌を這わされ、頭の中が何度もスパークする・・・一方的に受ける刺激に、自分ではなすすべもなくただ全身で受け止める。閉じた目から自然とあふれるしずく、だらしなく開いた唇の間からひくひくと揺れる舌、ゆがんだ口元から流れ出る唾液。今、自分は世界中で一番醜い姿をしている、ハズ。なのに潤は、唇でしずくを吸い上げ、唇の間の微肉を己のそれで絡めると、長く舌を伸ばして跡を追った。「ふ、あっ・・・、んはぁ・・・、あぅ」「しょお、くん。・・・んちゅ、しょ、お・・
1.イタズラはキス(翔潤)SideS毎年全国各地でハロウィンは祭り状態だ。ちっとも興味が無い俺にとってどうでもよかった。だが、ただの俺に興味を持ってくれた恋人となったから興味というかは感謝の日ではある。「しょおくん?」「うん、今年は赤ずきんか?」「そう、可愛いでしょ?」「もちろん、可愛いけど…そのままの潤も可愛い」「ありがと、でも、コスプレするなら可愛い方がいいでしょ?僕、まだ子供だからね♡」うん、そう、俺だってまだ未成年だ。もう少ししたら成人だけど。潤はもうすぐ
お久しぶりも潤翔です。良かったらお付き合いください。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~オレとあなたの秘密1Sside口名の中からチーフを抜かれ、やっと口内の圧迫感がなくなった。溺れるように、酸素を求めて性急な息継ぎを繰り返す。皮膚と下着の間のねっとりとした液体が、気持ち悪い。「・・・じゅ、はぁ、はぁ・・・・・・ん」「翔くん」まだ息継ぎを繰り返している俺にかまわず、潤が唇で塞ぐ。(、い、き。でき・・・な・・・・・)酸欠状態に
こちらはBLの妄想小説になります。苦手な方は御遠慮ください。****************結局その日、剣道部の活動に顔を出した俺が全ての仕事を終えたのは21時を過ぎる頃だった。途中松本のことを思い出さなかったわけじゃない。だけど、例えいくら気にしたとしてもだからと言って俺のやるべき事が何か変わるわけでもなかった。こなした業務の量以上の疲弊感を感じながら駐車場に向かっていた。ほとんど明かりもなく薄暗いその場所の一番奥に俺の車が止まっている。まさ
いぃーまぁーあぁーいぃーたいあなぁーたにぃ伝えたぁーいことがぁたくぅーさんあーるぅこんにちは、MISIAですななひ地方、先週末からテレビで「仁」の再放送してまして、先日も観ながらガッツリ泣いてたんですけど←テレビ観て泣いてばっかだな主題歌がMISIAさんの"逢いたくていま"じゃないですか?聞きながら、自分で書いた「Tears」のお話をしみじみと思い出していました。私、お話を書く時に、お話のイメージに近い嵐さんの曲を選んでタイトルにするか、好きな嵐さんの曲をイメージしてお話を
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味がわからない方はブラウザバックでお願いします。「襲った船を解放する条件が、俺たちが優しい海賊だったなんて口外しないことと、【J・キッド】は狙った獲物は絶対に逃さない凶悪な海賊集団だと宣伝すること・・・だもん。だから、世間一般での俺たちのイメージはよくないしね」「そのイメージ戦略が功を奏して紫色のジョニー・ロジャーの効力を発揮できているんだから正解なんだよ、これで。交渉がやりやすくなってんだから、それでOKだろ?」「俺的にはちゃ
潤翔妄想です。BLです。裏はありません。ご理解のある方、それでもいいよと言う方のみどうぞ。今日は潤翔の日ですね。YouTubeで懐かしいvs嵐を見て、思いついたお話です。Jsaid収録の途中から俺はイライラしていた。それの原因は今日のゲストであり、先輩でもある松岡くんだ。一結婚するなら?「そりゃ、どう見ても翔に決まってるだろ!」「お前らと翔じゃ雲泥の差だぞ!」ドラマの話の流れから、こんな話になった。スタジオは他のメンバーのダメな所を言って笑いに包まれたが、俺は
潤翔妄想です。BLです。裏はありません。ご理解のある方、それでもいいよと言う方のみどうぞ。Jsaid傘が落ちた翔さんを見つめる。上目遣いに俺を見つめる翔さんは、どこか悔しそうな、嬉しそうな、どっちとも取れるような顔をしていた。「……ハズレ……」「えっ?」「……じゃない」翔さんが小さくつぶやいた。翔さんの肩に雨が降る。前髪から頬に雫が落ちる。俺は自分の傘を開いた。俯いていた翔さんが顔をあげ、優しく微笑む。あの時は雨に濡れた、切ない微笑みだったけれど、今は違うと信
潤翔妄想です。BLです。裏はありません。それでもいいよという方、ご理解のある方のみどうぞ。Jsaid数コールして、電話がつながる。「…もしもし」翔さんの声すら愛おしく思う。いや、浸っている場合ではない。「もしもし、翔さん?今、どこ?もう家?」矢継ぎ早に質問すると、怪訝な声が。「えっ!?あっ…いやまだ局だけど…」「わかった!今からそっちに行くから!待ってて!」俺は翔さんの返事も聞かずに、電話を切り大急ぎで荷物をまとめ、楽屋を飛び出した。マネージャーを急かして、翔さん
潤翔妄想です。BLです。裏はありません。それでもいいよという方、ご理解のある方のみどうぞ。Jsaid忘れ物の本を取りに来ただけ。翔さんは俺から離れるとそう言い、寝室の方へ行ってしまった。一瞬、翔さんの言っている事が理解できなかった。なんで?仕事?こんな時間から?聞きたいことはたくさんある。俺は翔さんを追って寝室へと向かった。寝室へ入ると、翔さんはベット脇の本棚から本を取り出したところだった。「翔さん!こんな時間から仕事なの?なんで一緒にいられないの?」「………」振り返った