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「雪夫人絵図」(監督溝口健二86分)話の内容は、ドロドロの愛憎劇熱海や芦ノ湖の山や海のシーンが良かった。特に熱海の別荘から見える山海のシーンが良かった心は酷い夫を嫌っていても、身体は夫を求めてしまう雪夫人の女の性が、お子ちゃまのボクにはワケワカメだった雪夫人が経営する別荘だった旅館に、夫が京都の愛人を連れて泊まりに来るというのがドロドロだった雪夫人に子供がデキた事を知って、恋人である菊中先生が、酔い潰れながら、雪夫人の夫に「雪夫人を大事にして下さい」と頼むのがオモロかった(菊中先
「松竹映画の栄光と崩壊」その他より『田中絹代は負けない』の終わりの回です戦後も引きつづき松竹の看板女優として主役の座を守り続けた田中絹代溝口健二監督『夜の女たち』小津安二郎監督『風の中の牝鶏』では汚れ役に挑戦して新開地を開拓この二作品の演技に昭和22年、23年と二度の毎日映画コンクール女優演技賞を受賞絹代はこの受賞により1949年(昭和24)戦後初の日米親善大使に指名されこれを機に松竹を退社高価な能衣装と
ひとつ前の当ブログで、『ゴンドラ』(1987伊藤智生監督)の劇中、孤独な少女と一緒にお風呂に入るシーンで佐々木すみ江さんがヌードになっていることに触れました。同じように、ベテラン女優さんの意外なヌードというと、まず「浪花千栄子」さん。大阪南河内出身で元々は松竹家庭劇で舞台を踏んでいましたが、映画に移り溝口健二さん、小津安二郎さんなど数々の名監督の作品に出演された名傍役です。朝ドラ『おちょやん』では、杉咲花さんが浪花さんをモデルにしたヒロインを演じていましたね。その浪花さんが『裸体』(196
想像だにしなかったこの夏の暑さ地球に優しくないとは思いつつ、クーラー全開でなんとか凌いでいます。こんな暑さの中、時間もようやくできたので、のんびりと時の流れが異なるような日本の昔の映画が観たいなぁと選んだのがこちらです雄大な自然の中での、時に長回しのカメラ・アングルの妙にうっとりしてしまったわぁ。雪夫人絵図舟橋聖一の原作を溝口健二がメガフォンをとって1950年に製作した作品です。ちなみにこの「雪夫人絵図」はその後、1968年にも製作されております。画像はamazon