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『西鶴一代女』1952年一難去ってまた一難の女の人生すごろく。主人公のお春が美貌だったために、男に翻弄されアップダウンが激しい。身分制度があり家父長制の強い江戸時代の女のサバイバル。女三界に家無しという言葉を想起。演じるのは田中絹代。監督の溝口健二と主演の田中絹代は当時共にスランプにあったが、この作品で脱出したのだという。分かる、と思った。田中絹代には一旦底をついた人の持つ開き直りのような胆力と迫力があり、監督がコントロールする画面にも、ワンシーン・ワンカットの長回しの後の解放
本日1月31日は、木暮実千代の生誕108周年となります。それを記念して彼女の作品を紹介します。■木暮実千代1918年1月31日-1990年6月13日山口県下関市に生まれる。父母は東京出身。一男四女の三女。下関市丸山町にある名門・梅光女学院に入学。1937年日本大学芸術学部演劇科へ入学。1938年江ノ島ページェントに出演中、田中絹代に見いだされ、松竹大船入社。1940年『木石』主演により人気女優に。戦争中に、結婚して一時女優業を休み、夫の任地満州へ渡り、戦後引き揚げ。
『雨月物語』1953年「朧ろな湯気の中に、純白の肌を沈めて男の肌をまさぐる美女ひとり!」上田秋成原作、溝口健二監督の幽霊話。『浦島太郎』、泉鏡花の『高野聖』、『耳なし芳一』を想起。演者がリアリティーに溢れていて良かった。特に、陶工の隣家の、侍になって出世しようとする男の妻役の水戸光子が、躍動的で身体に感情がたっぷり入っていると思った。水戸光子-Wikipedia戦乱と欲望に翻弄される人々が、幽玄な映像・音楽の中で描かれる。以下、基本Wikipediaの文に、