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こんばんは。今回は、24時間後の地上低気圧に伴う強風の範囲n12時間後からの変化について、それをもたらした気圧分布の変化にも言及して述べよ、という問題です。台風が温帯低気圧化したときに強風の範囲がどう変化するかについての問題は過去にも類似した内容が出題されています。気圧の分布がどう変化して、それによって強風の範囲がどうなるのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問3(3)※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・実技試験2・問1(2)まず、③の問題の結果を基に、九州付近の低気圧が、初期時刻から12時間後、および12時間後から24時間後の移動方向と速さについて、図1、図4(下)、図5(下)より、図にしてみました。この結果、移動方向について、初期時刻から12時間後は東北東、12時間後から24時間後については北東に変化していることがわかります。一方、速さは、12時間あたりに進む距離が、初期時刻から12時間後よりも12時間後から24時間
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問3(3)今回の問題は、気象学における温帯低気圧に伴う「コンベアーベルトモデル」について問われる、おそらく初めての問題になります。まず、問題に入る前にこの「コンベアーベルトモデル」とは何かについて学びましょう。【モデルの概要】気象学におけるコンベアーベルトモデル(またはコンベアベルトモデル)は、主に温帯低気圧に伴う三次元的な大気の流れを説明するために用いられる概念的なモデルです。これは、空気塊が温