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こんばんは。早速ですが考えてみたいと思います。まず、比湿について確認しましょう。大気の熱力学におきましては用語がたくさん出てきますのでそこが結構難しいところなんですが、比湿とは、水蒸気と水蒸気を含んだ状態の空気との質量比、言い換えますと、水蒸気と空気全体との質量比のことをいいます。すなわち、比湿=水蒸気の質量(g)/空気全体の質量(kg)ということです。これとよく比較されるのは混合比です。混合比とは、水蒸気の質量と空気全体から水蒸気を除いた乾燥空気との質量比
こんばんは。久しぶりにプロフィールの写真を変えてみました。はれるんと2ショットの詳細は明日ということで早速ですが考えてみたいと思います。☆(チェック①)比熱とはどういう概念だったでしょうか。比熱とは「質量1kgの物質の温度を1K上昇させるのに必要なエネルギー量」のことです。例えば、質量5kgのある物質の温度を1K上昇させるのに必要なエネルギー量が2,000Jであるとしますと、この物質の比熱は、2,000/5=400(J/kg・K)ということになります。☆(チ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第54回試験・一般知識(a)図は横軸に温位、縦軸に気圧をとし、ある未飽和の空気塊を断熱的に持ち上げたときの温位の高度変化を実線で、周囲の大気の温位を破線で示したものです。ある空気塊が断熱的に上昇あるいは下降しますと、その温度は変化しますし、また同じ空気塊であっても気圧によって温度が変化します。そうしますと、高さの異なる複数の空気塊を単純に比較するためにその基準となる物差しが必要になってきます。そこで1000hPaという
こんばんは。今回から第48回試験直前ということで、僕の独断で「これは重要かな。」と思った問題を選んで、一緒に考えてみたいと思います。1回目は大気の熱力学から、比熱とはどういう概念なのか、混合比とはどういう概念なのかを問題を通して考えてみます。今回の問題は一般知識をよく勉強されてきた方ならご存知の「難問」です。僕が受験時代にこの問題を初めて見たときは全くわけがわかりませんでした。しかし、この問題では比熱と混合比の基礎知識を正しく理解しているかが問われています。詳しくは考
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第61回試験・一般知識(a)今回の問題は、「地表面付近の未飽和の水蒸気を含む空気塊」とあることから、湿潤空気塊を持ち上げたときの温位および水蒸気の混合比の変化を考えるわけですが、その前に乾燥空気塊を地表面から持ち上げる際の温位の変化を「一般気象学」p72図3.14「自由対流高度の説明図」を見ながら考えてみます。乾燥空気塊を断熱的に持ち上げるときは水蒸気の凝結は考えなくていいわけですから飽和に達することもありません。すなわち、空
こんばんは。今回の一般知識は、大気の熱力学から、気温と混合比が異なるA、B、Cの3つの気柱における気圧の大小関係を問う問題です。気温の大小で気圧がどう変化するのか、また、前回の一般知識・問2でも触れた混合比とは何だったか、またその大小で気圧がどう変化するのかについて次回一緒に考えてみたいと思います。第59回試験・一般知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。17日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第59回試験・一般知識まず、問題を読んで着目すべき大事なところは「各地点の地上気圧が等しいとき」及び「いずれの地点でも大気は静力学平衡の状態」というところで、地上(高度0m)の気圧はAもBもCも同じ、つまり「地上から大気上端にかけての気柱の重さのトータルはAもBもCも同じである。」ということが一つ、もう一つは、それでは何の大小関係を求めるのか、というところで高度1000hPaにおける地点A・B・Cの3つの気圧の大小関係、つまり
こんばんは。今期の一般知識は、大気の熱力学から、地表面にある空気塊を断熱的に持ち上げた際の温位と水蒸気の混合比の変化についての問題です。大気の熱力学の学習が進みますと、エマグラム(状態曲線)を学習、さらに、実技試験においてそのエマグラムを使う問題が良く出題されますので、それらにつながる基本的な知識となりますので、問題を通してしっかり学習しましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第61回試験・一般知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第19回試験・一般知識(受験時代のノートより)今回は、大気の熱力学に出てくる諸量について、問題を通して整理してみたいと思います。(a)露点温度(【第54回直前】大気の熱力学第12回試験・一般・問2(考察編)より)まず、「気圧を変えずに」湿潤空気を冷却する場合を考えます。飽和水蒸気圧は、横軸に温度、縦軸に水蒸気圧を取ってグラフを描きますと、温度が高くなるにつれて値が指数関数的に増加するように描かれま
今のインジェクション方式では滅多にない、朝一始動困難・・・焦りますよね~前の日までは好調だったのに・・・バッテリーはビンビン、燃料供給OK(のはずなら)、各センサー類異常なし(前日まで異状なければないはず)、セルモーターは回る・・・その時に試してみるのが次の方法1:キーを回してON状態2:アクセル全開状態(ポイントはアクセルコントロールは絶対不可!とにかく床まで踏み込んで固定、バイクならアクセル全開固定)3:セルを回す4:ボボ・・・ブ~ンっとなったら少し高めの回転数程度まで
おはようございます。今日もいい天気ですね☀さて先日初のプチツーリングに出掛けたTRRS距離にして約41.5kmこのとき消費した燃料がこちら👇で、減った燃料がどのくらいなのか気になっていました。半透明のガソリンタンクなので、目分量で『2リットルくらい減ったのかなあ?』と思って満タンでの航続距離を悪路も考慮した上で50〜60kmと推測していました。しかし、これではあまりにも適当すぎるので満タン法で計測することにしてみました👍(それでも正確ではありませんが…)出発前
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第51回試験・一般知識(a)本文によりますと、理想気体の状態方程式に分子量が登場しますので、ここでの理想気体の状態方程式は、pV=nRTを使って考えます。p:圧力、V:体積、n:物質量、R:気体定数、T:温度を表します。ここで、この物質量nについてもう少し考えてみます。気体の分子量をMとしますと、気体のモル質量はM(g/mol)と表すことができます。ある気体の質量をmとするとき、この気体の物質量n