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一橋治済は、息子が将軍になって、我が世の春、かと思ったら、必ずしもそうはいかない、というのが先週、明らかになりました。豊千代を養子に出した時点で公式には父子の縁は切れており、現状では何の肩書もなく、立場は御三家よりも格下の、ただの将軍の親戚の一人に過ぎないわけです。生田斗真さん、明らかにアテが外れた顔をしてました。幕府を牛耳る立場に立つためには、まだひとつふたつ、謀略の山を越えねばならないようです。ところで。一橋治済は御三卿だから、自分が将軍になろうと思えばなれたのに、なぜ息子を?とい
「べらぼう」の江戸城内の状況を、改めて整理してみます。なお、以下はドラマ限定の話です。「史実」とは少し違う点があるとは思いますが、そこはそれ、「こう考えれば理解が早い」という話として聞いて下さい。まず、このドラマの「巨悪」つまり、すべての陰謀の黒幕が、一橋治済(生田斗真さん)であること、これはもう確定です。ですけど、ドラマではそれはハッキリとは描かれていません、暗喩的なシーンが時々挟まれて「えっ、今の何?」という怪しい一橋が描かれると、次の週には事件が起こるわけです。この一橋治済が「人形