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穏やかな風、流れる雲。患者さんの胸に秘めた「帰国したい」という想いを叶えるため、医師を含めた国際搬送チームが仙台空港に参集した。国内の患者さん搬送も同様であるが、距離の遠い近いはそれほど大事ではなく、むしろ患者さんの容態が要となる。例え隣国であれ、海を越え国境を越えて赴き無事に帰国する事は、遠い旅となる。宮城県から仁川まで2時間ちょっとのフライト、この時期ソウルの気温は零下となり、時には-5℃を下回る。耳がちぎれるような気温にも関わらず、澄
仙台空港に降り立った台湾の医療チームと共に、宮城から山形へと向かう、山形市内の病院から台北までの医療用ジェットでの重症患者さんのフライト。私達もそうであるが、通常はAirAmbulanceに乗って目的地へ向かい、空港で、そのまま、患者さんをピックアップして、直ちに帰国するhitandawayが通常の流れであるが、今回は重篤な患者さんであるため、患者さんの帰国前日、コマーシャルフライトで医療チームは山形に入った。搬送前日の夜、私達も含めてカンファレ
今年一番の寒波襲来の日、東北道を北上して八戸へと向かう。太平洋に面している仙台と八戸はそれほどでもないが、八戸道ジャンクション付近は結構な「風雪」これから、この雪が強くなるのか?と思えば帰路が心配となる。宮城から片道300キロの八戸患者搬送、無事に故郷に到着すれば、温かい物をササッと口にして、再び、来た高速道路を戻る。この仕事は、患者さんの帰郷日程・行程が最優先、雨でも雪でも安全に走り続けるのが、私たちの役目である。http://li
夜中に緊急地震速報のアラームが鳴り響いた日の翌日、私達は日立までの搬送がありました。幸いな事に、地震の影響も雪の影響も全く受けずに、飛行機は通常通り飛んでいるようでした。クライアントさんは、ちょっと特殊な機械を装着していたので、病棟から看護師さんが一名付き添いました。私達も初めてのケースで、500Lの酸素を2本機内に準備していただいて、万が一のためにアンビューも持参しました。出発はこちらの病院。(なんとこちらの病院、私がコロナに罹った時にお世話になり、最上階の特別室が隔離室として使われ