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ファンの方からすれば何を今さらとなるのは承知で書くこのレビュー。ネタバレだらけなので、これから読むのに邪魔という方はスルーしてください。********************作品一覧では1992年「プチフラワー」の7月号で連載が始まり、それから最終回が2001年7月号となるから、萩尾作品の中でも9年をかけた長編大作ということがいえるかと思う。タイトルぐらいは知っていた。でも約30年前になるその頃は、もうリアルタイムで萩尾作品はほとんど読んでいない。というか漫画自体から離れていた
『残酷な神が支配する』全10巻のうちラストの9巻と10巻のレビューになります。繰り返しになりますが、ヘビーな作品なので、レビューもヘビーになります。耐性が弱いと思われる方は遠慮なくスルーしてくださいね。ここまで読んでくださった方は、これで完結しますので、最後までお読みくださればうれしいです。********************スウェーデンの離島でジェルミはバレンタインの傷に寄り添い、癒やす。彼女に優しくキスをする。その感触に、かつて唇の痛みを誰かが受け止めてくれたことを思い出し
『残酷な神が支配する』全10巻のうち、5巻と6巻のレビューです。1巻から5巻までは、その1をお読みください。5巻の部分はダブります。内容がすばらしいので、ネタバレ、ダダ漏れ、あらすじまとめみたいな感じになってきてますが…******************ジェルミの告白を聞いたイアンはにわかには信じられなかった。そしてそのタイミングで事故を起こした車と同型車が欠陥車としてリコールが発表される。ジェルミが細工しなくても、いつかは事故を起こしていたかもしれない。でも、ジェ
『残酷な神が支配する』全10巻のうち、主に7巻と8巻の内容についてのレビューを書いていきます。ネタバレ、ダダ漏れ、あらすじまとめは続きます。今更ですが、ヘビーな作品なので、レビューもかなりヘビーです。耐性がないなと思われる方はどうぞスルーしてくださいね。********************ジェルミを抱いた理由が欲しくてイアンは金を払う。ジェルミは終始ビジネスライクなのに、イアンは恋人を求めるかのように振る舞い期待する自分に混乱する。嫌がるジェルミの背中を強引に見て、そこに