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アーティゾン美術館で開催中の「モネ没後100年クロード・モネー風景への問いかけ」展でこれは、と思う作品、《アルジャントゥイユの洪水》の主観レビューをお届けします。本作は、モネがパリ近郊のアルジャトゥイユに住んでいた時期に描かれました。1872年冬、雪解け水によってセーヌ川が増水し、町は洪水に見舞われました。この実際の出来事が作品のモチーフになっています。しかし、洪水という出来事を扱っているにも関わらず、地平線が比較的安定しており、構図が崩れていません。通常、災害を描く絵は、斜め構
東京都美術館で開催中の「スウェーデン絵画北欧の光、日常のかがやき」展でこれは、と思う作品、ニルス・ブロメール(1850)《草原の妖精たち》スウェーデン国立美術館蔵の主観レビューをお届けします。本作は、夕暮れの草原に集い、輪になって舞い踊る妖精たちを描いた幻想的な絵画です。低く引かれた地平線と水平に広がる雲と大地が画面に強い静止と安定を与えています。一方、妖精たちは円環を描き踊っており、その対比が明確です。また、妖精の中にこちらを見返す視線があります。これにより、画面が閉じら