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三菱一号館美術館で開催中の「トワイライト、新版画ー小林清親から川瀬巴水まで」展でこれは、と思う作品、《今戸夏月》の主観レビューをお届けします。本作の画面は大きく「外」と「内」に分かれ、外の月光と内の人工光(ランプ)という二つの世界が同時に描かれています。水平線、垂直線が目立ち、安定構図です。これは、静けさ・安定・秩序を生む構図です。その中で、女性が座っているため、落ち着きや内省的な雰囲気が自然に強調されます。台と女性の帯の赤が画面を引き締めています。赤は画面の中で数少ない強い
仕事は相手のためにするもの。自分のためがダメ、というわけじゃない。相手のためにする仕事が経済的な対価を生み、相手の感謝が自分を鼓舞する。つまり、相手のための仕事が自分のためになるという構図かな。それに、自分中心の仕事になったら、ミスや甘えが生まれ、人間関係にヒビが入ったりするからね。決して自分のためにはならない
三菱一号館美術館で開催中の「トワイライト、新版画ー小林清親から川瀬巴水まで」でこれは、と思う作品、《大川岸一之橋遠景》の主観レビューをお届けします。本作は、夕暮れから夜に移る時間帯の川辺の情景が描かれています。人力車の前で綱を引く男性は斜めになっており、前に進んでいます。一方、川の水などによる水平線が目立ち、静けさを強調しています。それは、水面に灯火が長く伸びるなど、穏やかな川の流れからも分かります。水平に広がる川面、遠景の街並みの水平線、月とその周囲の静かな光は「静止」「持続
( ̄_ ̄;)「この構図が⋯⋯」犯人は目の前ですwpic.twitter.com/2bxh4kM1BT—進撃のバズ動画(@buzz_video_buzz)2026年4月26日この構図がいたるところで行われているのが現状です。そして多くの人達が何となくは気付いていますが、見て見ぬふりをします。◆書籍【あなたを簡単に【浄化】すれば後は【自動で】上手くいきます。】のPDF販売もしております。お求めは下記メールアドレスにご連絡ください。Mail:sato
東京国立近代美術館で開催中の「下村観山展」でこれは、と思う作品、《静清(西行詣白峯)》の主観レビューをお届けします。僧侶で歌人の西行法師が崇徳院の白峯御陵を訪れたという事績をもとに描かれた作品。西行は左幅中ほどに座っており、右幅右端からの距離があります。何か後ろめたさや罪の意識があるのではないでしょうか。この配置は単なる構図ではなく、中央から離れた位置にいる、広大な余白から距離を取っていることから、場に完全には属していない存在として読めます。西行は、もともと武士から出家した人物
(今回のブログは極めて私的です)昨日の絵同意は、や、同感は望めないけど構図としては昨日のコレ(右寄りの寄り)(絵画というより、写真雑誌の被写体のトリミングに近い)これはコレ(左寄り〈人物は中心より右め〉)…なのよ。あまり違わない雰囲気誤差だけど。
東京国立近代美術館で開催中の「下村観山展」でこれは、と思う作品、《女三之宮》の主観レビューをお届けします。タイトルの「女三之宮」は、『源氏物語』に登場する皇女を指します。本作は、物語のドラマそのものというより、「静かな一場面」を切り取っています。水平線・垂直線が目立ち、安定構図です。建物の水平線や柱などの垂直線が画面を支配していて、全体に安定した構図が作られています。これは神殿造の建築描写を通じて、宮廷の秩序や静謐さを表しています。この時点で「動きの少ない、内面的な場所」であるこ
自分らしく表現したい人へアートで新しい世界の扉を開き輝く感性で心豊かに生きるヒントをお届けしています幸せを紡ぐ絵|松本圭作品・プロフィールはこちら>幸せを紡ぐ絵画家・アート講師松本圭です今回は構図を考える時のヒント「メリハリをつけよう」というお話です構図とは…絵を描くときに画面の中で「どのように物を配置するか」のことです。絵画教室で子どもたちに説明するときは「何をどこに、どれくらいの大きさで描くか考えてか
東京国立近代美術館で開催中の「下村観山展」でこれは、と思う作品、《木の間の秋》の主観レビューをお届けします。本作は、秋の林の静かな情景を描いたものです。明確なストーリーはなく、感覚的・詩的な秋の気配がテーマ。右隻には、明るい部分と暗い部分があり、画面外の木が日差しを遮っていることが分かります。木々の下部をクローズアップして描いており、地面でひっそりと生きる植物に共感を覚えていたのかもしれません。しかも、それらは日陰になっています。つまり、目立たない存在への視線、自然の中で弱い
花桃を見におもちゃ箱の住人人と人をつなぐ喫茶そらとあおのママです。花桃が本当にきれいだとお客様からお聞きしたので、今日の定休日だんなさんと勝原まで。花桃は、すっかり散ってしまっていました。それでも山に囲まれた小さな小さな集落をふたりでぷらぷら歩くのもまた楽しい。なんて名前の花なの?同じ場所から撮った私とだんなさんの写メ構図の違いおもしろい定休日のいちにち。
東京国立近代美術館で開催中の「下村観山展」でこれは、と思う作品、《闍維》の主観レビューをお届けします。闍維とは、火葬(荼毘)のことです。釈迦の遺体を火葬にする場面が描かれています。本作では、釈迦が中央に描かれており、周囲の視線が中央に集まっています。釈迦そのものは姿としては見えませんが、中央の棺・煙・光が釈迦の存在を示すという構造になっています。そのことから、「見えない主役」を強調する構図といえます。構図はシンメトリーで安定しています。このことが、儀式的・荘重な雰囲気を生ん
東京国立近代美術館で開催中の「下村観山展」でこれは、と思う作品、《日・月蓬莱山図(右幅)》の主観レビューをお届けします。本作で描かれている山は実在の風景ではなく、蓬莱山という想像上の霊山です。蓬莱山とは、中国の神仙思想に由来し、不老不死の仙人が住む場所とされています。つまり、「縁起の良い理想世界」を描いたものです。ゴツゴツした岩と、曲線を多用した山や木々との対比によって、近寄り難い印象を受けます。岩は、垂直的で重量感があり、威圧・不動性を、曲線は、柔らかさがあり、自然の流れ・気を表
60代一人暮らしのぶんたです定年後に延長雇用で働いているのですが職種を変更したら収入ガタ落ち…家賃ぶん足りないってどゆこと?って感じで毎月ヒヤヒヤしています節約しつつ、でも健康だけは守りたいな〜ってゆるく奮闘中贅沢しなくていいから、心配なく過ごせたら最高ですね。お互いボチボチ頑張りましょう!こんにちは、ぶんたです😊スマホで写真を撮るとき、自撮
東京国立近代美術館で開催中の「企画展下村観山展」でこれは、と思う作品、《春日野》の主観レビューをお届けします。本作は、奈良の春日野を舞台にしています。奈良では鹿は「神の使い」とされており、この絵は単なる自然風景ではなく、神聖で穏やかな世界を象徴しています。上から垂れる蔓が鹿に視線を導きます。また、曲線を多用しているため、優しい印象を受けます。そして、朦朧体を使っていることも、その印象を強くします。鹿の表情は穏やか、座っていることからもそれが分かります。朦朧体は「優しさ」だ
アーティゾン美術館で開催中の「モネ没後100年クロード・モネー風景への問いかけ」展でこれは、と思う作品、《アルジャントゥイユの洪水》の主観レビューをお届けします。本作は、モネがパリ近郊のアルジャトゥイユに住んでいた時期に描かれました。1872年冬、雪解け水によってセーヌ川が増水し、町は洪水に見舞われました。この実際の出来事が作品のモチーフになっています。しかし、洪水という出来事を扱っているにも関わらず、地平線が比較的安定しており、構図が崩れていません。通常、災害を描く絵は、斜め構
アーティゾン美術館で開催中の「モネ没後100年クロード・モネー風景への問いかけ」展でこれは、と思う作品、《フォンテーヌブローの森》の主観レビューをお届けします。フレデリック・バジールによって描かれた、印象派が生まれる直前の風景画で、当時の新しい自然観察の方法がよく表れた作品です。森が対角線左下に、右上に空が描かれています。森は暗く、空は明るいため、対立しています。明暗対比は通常、劇的効果、視線誘導、空間の分割などを生みます。また、対角線構図は一般に、動き、緊張、変化の予感を生みや
アーティゾン美術館で開催中の「モネ没後100年クロード・モネー風景への問いかけ」展でこれは、と思う作品、《オンフルールのトゥータン農場》の主観レビューをお届けします。木々に囲まれた農家の庭のような空間が描かれ、中央には藁葺き屋根の農家、周囲には牛や農民の姿が見えます。木々の枝葉が画面を覆い、木漏れ日が差し込む穏やかな田園風景になっています。その枝はまっすぐではなく、緩やかに曲がりながら広がっています。こうした有機的な線は、静止した景色の中にリズムや流れを生みます。そのため、人の出
アーティゾン美術館で開催中の「モネ没後100年クロード・モネー風景への問いかけ」展でこれは、と思う作品、《石炭の積み下ろし》の主観レビューをお届けします。本作は、セーヌ川の岸で船から石炭を荷揚げする労働者たちを描いています。モネの作品の多くは、河辺のボート遊びや睡蓮などの自然ですが、本作は工業化した都市の労働現場を描いており、かなり異色です。人々は黒一色であり、匿名化されています。モネは、本作で労働者を小さく、黒いシルエット状にし、顔や表情を描いていません。そのため、人物は個人で
動物を撮っていて一番悩むのが構図です。基本的に頭の先から足先まで全て枠内に入れたいタイプなのでどうやって切り取るかいつも悩んでいます。あとは縦構図にするか横構図にするかも悩みますね。野生動物なら背景も絵になるのですが動物園はどうしても人工物が映り込んでしまうのでその影響もあるんでしょうね。この写真の切り取り方も平凡で全くリラの可愛さを伝えきれていないですよね。写真て奥が深くて難しいな。
アーティゾン美術館で開催中の「モネ没後100年クロード・モネー風景への問いかけ」展でこれは、と思う作品、《雪景色》の主観レビューをお届けします。本作は、印象派らしい「光と色」の雪を描いています。雪は実際には光や影を反射して様々な色に見えるため、それを細かい筆触で表現し、自然の光によって変化する色の印象を描いています。対角線左下には森の木々を、右上には街を描いています。対角線構図は、空間の奥行き、視線の流れ、対比を生みやすい構成です。本作でも、視線は左下の雪→森→右上の建物へと自然
昨年2025年度に岩倉高校の土曜プログラムにご参加の皆様、藍染め風呂敷も作られました♪今日明日2回に分けてご紹介しますが、今日は畳んで挟んでの折り縛りバージョン系♪大きな円、中心にハート、四つ角に扇形♪シンメトリーに大小の円♪可愛いひし形を散らして♪微妙に違う五つの渦巻き形♪雪花絞りチャレンジ♪雪花絞りチャレンジ2♪上下濃さが違うのも味がある♪雪花と叢雲がドッキング♪縦の淡い線が優しい♪折り縛りバージョン♪明日は色々バリエーション♪岩倉高校土曜プログラムのご参
アーティゾン美術館で開催中の「モネ没後100年クロード・モネー風景への問いかけ」展でこれは、と思う作品、《かささぎ》の主観レビューをお届けします。小さなかささぎが画面左奥の門の上に止まっています。この小さな存在が、広い雪景色の静けさを強調しています。画面の中〜上部には、地平線、石垣、家の屋根といった水平要素が多く配置されています。水平線は一般的に、安定・静止・静寂を感じさせる構造です。そのためこの作品では、冬の空気の止まったような静けさが強調されています。一方、画面下部では
土曜会・東郷町いこまい館2f・透明水彩・9.30~11.30モチーフはニチニチソウ・ミカン・さつまいも・紙袋・・夫々気に入ったものを選んで描く多分気に入った理由があるのでそれなりの絵が描けるはずですそのお気に入りを突き詰めていくとあなたの絵になるはずですそんな風に絵もみて下さい・・E/Kさんの作品食べ物は美味しさが命です美味しそうです・・M/Tさんの作品花だけをも少し丁寧に着彩すれば絵が随分変わると思いますよ水彩画の命は水ですから・・Et/K
アーティゾン美術館で開催中の「モネ没後100年クロード・モネー風景への問いかけ」展でこれは、と思う作品、《雪の下でーマルリー=ル=ロワの農場》の主観レビューをお届けします。本作は、パリ近郊の農場に雪が積もった冬の日常風景を描いています。印象派らしく、特別な歴史的出来事ではなく、日常の瞬間が描かれています。その農場で男性が歩いています。その歩いた道は斜線になっており、動きを連想させます。斜線は、動き、時間の流れ、視線誘導を生む要素です。本作では、手前→男性→赤い建物へ視線を導き、
アーティゾン美術館で開催中の「モネ没後100年クロード・モネー風景への問いかけ」展でこれは、と思う作品、《洗濯女のいる風景》の主観レビューをお届けします。本作は、ノルマンディー地方の水辺の風景を描いた風景画です。広い空、川、小さな船、村の家々、そして手前で洗濯をする女性たちが描かれています。画面の手前では、川が斜めに流れる形で描かれています。この斜線は、画面に動きを与える、視線を右下の人物へ導くと、いう役割を持っています。そのため、水の流れ→洗濯する身体の動きを想像させます。
昨年2025年度に岩倉高校の土曜プログラムにご参加の皆様のオリジナル風呂敷ご紹介その2♪皆様、授業で学んで頂いた内容をオリジナル作品に実に上手く役立ててくださってます♪淡い色のボカシもお上手、細い線は水引を使う賢い活用♪ろうけつ染めで梵字を浮き立たせるとは渋い♪丸缶を使って輪を描いて、見事な七宝繋ぎが出来ました♪雪の結晶に小花を散らして、隅つけにうさぎとお花達♪こちらは糊をおいて緑の部分を浮かせた作品ですが、包むと電車が立体になるので、また別日に両方をご紹介♪
昨年2025年度に岩倉高校の土曜プログラムにご参加の皆様のオリジナル風呂敷ご紹介その1♪皆様、授業で学んで頂いたことを実に上手にオリジナル作品に役立ててくださってます♪江戸小紋のような細かい文様で、「包」という字にしてくださいました♪蓮根スタンプで蓮根柄を付け、鬱金色で染めてくださいました♪枡取りで、市松、青海波、うろこ、唐草文様を入れてくださいました♪市松取りで四方をそれぞれ違う柄や文字を入れてくださいました♪お酒とつまみ、よく見るとしりとりになってます♪お子様
泉屋博古館東京で開催中の「鹿子木孟朗不倒の油画道」展でこれはと思う作品、鹿子木孟朗(1924)《大正12年9月1日》東京都現代美術館蔵の主観レビューをお届けします。題名の「大正12年9月1日」は、関東大震災が発生した日付そのものを指します。本作は、震災発生直後の焼け野原となった東京の光景と、そこに生きる人々の姿を克明に描いています。画面下部には、荷物を持ってゆっくり歩いて避難する人々が描かれています。これは、人々が形成する動きが急激な対角線ではなく、比較的緩やかな斜線になっている
泉屋博古館東京で開催中の「鹿子木孟朗不倒の油画道」展でこれはと思う作品、鹿子木孟朗(1919)《奈良の秋》岡山県立美術館蔵の主観レビューをお届けします。画面は横長の構図で、前景に開けた草地、その奥に鬱蒼とした森が広がっています。秋の柔らかな光が森の奥から差し込み、緑を基調としながらも、黄や赤がほのかに混じる色調が季節感を醸し出しています。光が当たった場所には鹿がいます。奈良は単なる風景ではなく、春日信仰と深く結びついた土地です。そのため、奈良の鹿は神聖性を帯びた存在として文化的
泉屋博古館東京で開催中の「鹿子木孟朗不倒の油画道」展示でこれは、と思う作品、鹿子木孟朗(1909)《新夫人》京都市美術館蔵の主観レビューをお届けします。女性がソファに座っています。モデルは三井室町家第10代当主・三井高保の次女で、鴻池新十郎に嫁いだが、使用人と駆け落ちした夫人・幸子と伝えられています。女性は逆S字型の不安定な状態となっています。これは、静止よりも“動きの予兆“を感じさせる構図です。一方で、ソファは水平・垂直のラインが基調であり、直線的で安定しています。この