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筆に逆らわない「自然」の境地:王鐸『擬山園帖』を臨書してこんばんは!今日は、中国書道史に輝く巨匠、**王鐸(おうたく)**の『擬山園帖(ぎさんえんじょう)』を臨書しました。彼の書と向き合うたび、いつも深く感じ入ることがあります。それは、その筆致が、とにかく「自然」であること。まるで筆が自らの意思を持っているかのように、何の抵抗もなく紙の上を滑っていく。その様子を見ていると、彼らにとって書とは、単なる作品や芸術というよりは、まさに「生活」そのものだったのではないかと感じさせられます。現代に生
【書の巨匠・鍾繇(しょうよう)とは?】鍾繇・薦季直表臨書今日は、私が臨書した「鍾繇(しょうよう)」についてご紹介します。鍾繇(151年~230年頃)は、中国三国時代の魏の政治家であり、書家としても歴史に名を残す人物です。三国志をご存知な方なら馴染みがあるかもしれませんね。楷書(かいしょ)の開祖と称され、「書聖」王羲之にも大きな影響を与えたといわれています。鍾繇の書風は、一言で言えば「静かで、深い」です。無駄がなく、一本一本の線に重みがあります。とても素朴で飾り気がなく筆をペタっとおいて線
こんにちは、講師の翔永です。少し日が空いてしまいましたが、前回のブログで取り上げた「九成宮醴泉銘」に続く第2弾、顔真卿先生の「多宝塔碑」を味わってみましょう。顔真卿は同時代の書家と比べて残っている書(碑誌)がとても多いです。その中でも「多宝塔碑」は顔真卿が若いころの作で、ふっくらたおやかな感じとまじめさと強さが共存するまさに顔真卿フォントと言えるような書体です。こんなかんじ↓欧陽詢の「九成宮醴泉銘」とは全然ちがいますよねぇまさに"みんなちがってみんないい"これは両方書いてみ
先日〔1月27日(火)〕、『第55回大阪梅風会全国書き初め展覧会』の結果知が届きました。本書き初め展は、各部門ごとに指定課題があります。私は課題のある書道展には、練習時間のこともあり、毎年は出品していません。いつも出品している書道展のほとんどは、自由課題での出品ですので、それらに向けて作品づくりをするのではなく、締切近くになったら、普段定期的に書いている作品から選んで出品しています。それゆえ、労力をあまり要していませんので、無理なく継続的に、いろいろな書道展への出品ができて