ブログ記事1,001件
年齢を重ね、人生の酸いも甘いも嚙み分けて来た、還暦前後の大人たちの物語。表題作を含む、6話収録の連作ではない短編集。【目次】「兎に角」「スターダスト」「ひも」「グレーでいいじゃない」「らっきょうとクロッカス」「情熱」【感想】人生の終幕が見えてきた黄昏世代にとって、若かりし日の熱い情熱(焔)は沈静化し、今は平静な毎日を過ごす中で微かに残る情熱(熾火)。過去を振り返り、過去に想いを馳せ、孤独を感じる一抹の寂しさがそこかしこに見え隠れしていました。「情熱と分別のあわいに揺れるあ
ここで、桜木さん作品を取り上げるのは・・・『桜木紫乃「ヒロイン」』久しぶりに桜木ワールドに浸りました。彼女の作品は、独特な女性目線で描かれていて、おじさんの僕には(行間を含め)十分に理解できないところもありますが最後まで楽し…ameblo.jp「ヒロイン」↑『桜木紫乃「人生劇場」』単行本にして全編460ページの長編。久々に桜木ワールドにどっぷり浸かりました。桜木作品を本ブログでご紹介するのは・・・『桜木紫乃「ヒロイン」』久しぶりに桜木…ameblo.jp「人生劇場」↑以来、3作品目に
北海道の空の景色は、どんなのだろうか?くっきりとした青ではなく、白でも黒でもないグレーだと思う。ぼくは、桜木紫乃さんの落ち着いた書きぶりも、独特の情感あふれる世界感も、紙面上に流れるグレー的な空気感も好きだ。「兎に角」二葉は、今日のふたりのように当人同士が節目と決めたところ写す、とっておきの一枚の手伝いをしたいという。「写真をさ、プリントしたら残るじゃない。データもいいけど、やっぱり不意に目に入ってきたり、思わぬところで開いたり。額に入ってもいいし、本棚にそっと差し込まれるサイ
桜木紫乃さんの父親をモデルにした家族小説。【あらすじ】主人公は、昭和13年に四人兄弟の次男として生まれた新川猛夫。猛夫は兄からしつこくいじめられ、母からは冷たくあしらわれながら、何もかもが赤く染まった鉄鉱の町・室蘭で日々を過ごしていた。そんな中、心のよりどころは食堂と旅館を営む伯母(母親タミの姉)のカツで、カツだけが猛夫を可愛がってくれた。やがて猛夫はカツのもとで育てられることになる。中学卒業後、理容師を目指し札幌に出るものの、精神的に挫折して室蘭に戻ってくる。常に劣等感を抱えるよ
震度4の横揺れで驚いてしまってブログ途中でアップしてしまいました😫実はね、まだいくつかお知らせしたいことがあったんですよ~改めまして惠ちゃん今年のレコ大授賞式そろそろかな?↓昨年12月5日の惠介日記山内惠介『表彰式』本日は、「第66回輝く!日本レコード大賞」の表彰式でTBSさんへ行って参りました☆「アッコにおまかせ!」でお伺いした以来でした。初めての経験でドキドキしまし…ameblo.jp第67回輝く!日本レコード大賞『最優秀歌唱賞』👏👏👏きっと近日中にご自身のブログ