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目次「初雪海は灰色」の感想麻生龍太郎シリーズの読む順番「初雪海は灰色」の感想本当に待ちに待った1冊。「聖なる黒夜」の続編、「初雪海は灰色」は麻生龍太郎シリーズの実に23年ぶりの新刊になります。長らく単行本化されていなかった、幻の連載がついに発売。3部作の1作目で、第2部は来年の12月に発売予定です。第2部以降は大幅リライトとのことで、連載時に賛否を呼んだラストが、どうなるのか注目です。この記事の最後に、麻生龍太郎シリーズの読む順番について紹介します。これから
山内練。柴田よしき氏の小説の登場人物だ。鋭く強く冷酷で、それでいて脆く優しい、凄まじい美貌と頭脳を持つひと。気弱な大学院生が苛烈な経験を経て若頭となった。最初に出会ったのは『RIKOー女神の永遠ー』。そのときには彼の過去など知らなかった。それでも惹かれた。美しさと強さに、そしてどこかからか滲み出る哀しみと脆さに。そして『聖なる黒夜』。練のあまりな過去が辛くて堪らなかった。麻生龍太郎ととの幸せを祈った。そんな練の物語がまた読めるなんて。練にまた逢えるなんて。12月18日発
大切に大切に読まずにいた『海は灰色第一部初雪』を読み終えた。鄙びた温泉地で起きた殺人事件に龍太郎と練が巻き込まれるのだが「RICOシリーズ」のようなはらはらドキドキの推理小説ではない。ああ、そうだ。これは恋愛小説だ。事件は哀しいものだけれど、龍太郎と練はもっともっと哀しい。練も龍太郎もどこへ行くのだろうか。二人で幸せになる未来はないのだろうか。練の龍太郎への愛は妄執などでなく、切ない恋情なのに。冤罪で逮捕される前から龍太郎に恋していた練、密かに好きだった相手に取り調べら