ブログ記事260件
第9話/帰ってこい鎬昂昇のジャック戦が迫る!というか、試合はもう明日行われるらしい。。花田はいったい、マジでなにしに登場したんだ・・・。鎬昂昇は兄・紅葉の前で自重による調整を行っている。調整といっても、内容的には自重でできるもっとも難しい動きの連続だ。三本指での逆立ち、くらいならバキ世界ならできるものはごろごろいるとおもうが、そこから足をつけないまま、腕の外側に足をまわしてVシット的な姿勢になる。パワーとか持続力とかいうことより、筋肉と筋肉、関節や骨の協働性を確認している
第8話/親子ジャック・ハンマーと範馬勇次郎が街を練り歩く!よくこういう場面あるけど、歩くからには、どっかに向かってるんだよな。それとも、散歩しようと声かけてこうなるのか・・・。すれちがう通行人はあっけにとられている。ジャックは二度の骨延長手術で243センチにまでなっている。こないだディズニーで2メートル近い外国人を見たけど、「でっか・・・!」と声が出てしまうくらいでかかった。以前いた道場でも190センチ程度が最大で、知人にも2メートル超はいない。ジャックは、そんなまれにみか
第17話/範馬家の評価ジャック対鎬昂昇が終わり、負けた鎬昂昇のくちを通じて、ジャックの美意識をもたない徹底ぶりについて、ふたたび描写されているところである。これは、前作『バキ道』のおわりのぶぶんで、本部がガイア、加藤と議論していたところから始まっているので、本作『刃牙らへん』のテーマとなっていることといえる。刃牙は光成を訪れている。ジャックは最大トーナメントでバキとたたかったころよりはるかに強くなった。いまでも勝てるか?という問いかけである。バキはそのことには応えないが、清々
第16話/美意識の徹底ジャック・ハンマーと鎬昂昇のたたかいはジャックの勝利で決着した。嚙みつきのダメージとしては首筋と腕の二箇所、致命的な攻撃を受けてしまったので、当然、昂昇は病院に運ばれた。試合前に約束していたとおり、兄の紅葉が治療することに。ほかの医師だか看護師だかは、まだ眠ってはいるけどふつうに生還した鎬昂昇をみて、「武術」ってすごいといっている。体力のはなしならともかく、出血に耐えることは武術とあまりかんけいない気がするけど、このひとたちは素人だし、それに、一般人よりは
第14話/大出血わざわざ裸締めをほどいてまでして、ジャックは鎬昂昇の首筋にかみついたわけだが、試合前の武道家らしからぬウォーミングアップからして、ひょっとしたら鎬はなんらかの準備をしているのではないかとおもわれた。本部がしたように、強化繊維の服を着てくる・・・というようなことはできないが、なにか技術的な備えをしてくるのではないかと。しかし、なんの準備もないのだった。少なくとも、嚙みつきが完了する時点まで、それは見られないのだった。崩れ落ちた鎬の首から勢いよく血が噴き出る
第12話/あの頃よりまた更新が遅くなり、月曜になってしまった。すみません。駆け足でいきます。ジャック対鎬昂昇の試合がはじまり、開始早々、鎬の斬撃拳が炸裂、ジャックは上半身の全体にわたってあちこち切られてしまう。とはいえ、傷じたいは浅そうだ。筋肉の厚さのせいなのか、頭蓋骨ごと切ってるんじゃないかというほど深く猪狩の顔を裂いたシコルスキーの斬撃も、ジャックではせいぜい切り傷程度のものになっていた。皮膚の下の肉がかたすぎて弾かれてしまうのかもしれない。観戦しているバキの評価で
第18話/初めてのこと今回のチャンピオンは、『刃牙らへん』1巻発売記念でスピンオフ作品の短篇がたくさん載っているぞ!ほとんどがストーリー的に意味のあるものではなく、単発的に魅力を伝えるものだが、疵面だけはちがう。疵面だけは、ふつうに続く感じのストーリーだ。期待していいんですか?このブログの、しかもこの記事読んでいるようなかたにはあまり意味のないはなしだろうけど、疵面はほんとにおもしろいから、バキ読者で読んだことないひとはぜひ読んでみてください。本編では鎬昂昇戦を終え
第13話/人類史上二人目紀元前564年、古代ギリシャで行われていた、現代でいう総合格闘技であるパンクラチオンで、嚙みつきが実行された。スパルタ代表のメガクレスという男である。相手のヒゲの男は、左腕のあたりから出血している。とはいえ、食いちぎったとか咀嚼したとかそういう次元ではなく、歯をつかって攻撃したくらいの感じかもしれない。ヒゲの男は審判に抗議する。これが容れられたのかどうかは不明だが、女のように噛みついたというクレームに対し、メガクレスは不敵に笑いながら、ライオンのように噛み
第15話/噛み合い首筋を噛み切られ、うえから首を踏まれ、さらに腕の太い血管まで切られた鎬昂昇。血の軌道からして、ジャックは本気で噛み切りにいっているようだ。両目の視力を奪われた直後、まだ脳裏に残像として残っていたであろう腕を嚙んだ感じだったので、じっさい余裕はなかったのだろう。ここでとらなければ終わりだった。独歩と克巳が腕のダメージの大きさを語る。最初の首筋のやつももちろん大きいが、ナイフ戦闘術では四肢の付け根をねらうのは当たり前のようだ。ジャックが目をおさえて視力がない
①花田純一…本部流柔術皆伝だし、プロレスラーだし、さらに若い。だが、マウント斗馬の強さを見せつけるためのキャラに使われてしまった。末堂や鎬昴昇のように刃牙と一戦交えてからでもよかったかもしれないと思う。キャラの立て方に失敗して、予定変更されたのかもしれない。②天内悠…範馬勇次郎からのお墨付きで期待させたが、のちに範馬勇次郎から嫌われて、キャラとしての寿命を終える。描いてる途中で、作者が興味を失ったのでは。③マホメド・アライJr.…一度は愚地独歩や渋川剛気にも勝利しておきながら、その後
第19話/父が子を誘う理由範馬勇次郎とジャック・ハンマーの親子がホテルで会食中だ。テーブルにはモリモリの骨付きラム肉が置いてある。ひとつひとつは小さいけど、とてもふたりで食べる量には見えない。ウェイターが説明する前で、ふたりは勝手にはじめる。ふつうは骨を外すものだが、ジャックはポッキーみたいに骨ごと食べる。骨ごと食べるというか、骨も食べられる箇所のように当たり前にかじるのである。勇次郎はふつうに食べてるらしい。勇次郎も人間の骨格をしていないし、やろうとおもえばできそうだけど
『刃牙道』は『範馬刃牙』の後に始まった新章。刃牙が宿願であった父・勇次郎との闘いを果たした後で、物語はどこへ向かうのかと思ったら――。新たな敵は、現代に甦った宮本武蔵!歴史を超越した最強バトルの幕開きである。――と、予想外の展開が来たゾ。武蔵のミイラから採取したDNAを素にして作成したクローンの肉体に、霊媒師によって武蔵の魂を降霊させるという荒業で現代に甦った〝本物の〟宮本武蔵。SF漫画でもオカルト漫画でもないので、その過程にツッコむのは野暮というもの。格闘漫画なんだから最
※以下の記事には、夢枕獏の『餓狼伝』『新・餓狼伝』『獅子の門』『ゆうえんちバキ外伝』、板垣恵介の『刃牙』シリーズ、川原正敏の『修羅の門』等の格闘技小説、格闘技マンガのネタバレを含みます。新鮮な気持ちで読みたい方は、他のサイトへ移動してください。●柔道で「腕ひしぎ十字固め」と呼ばれる技は、俗称では「十字逆」「腕十字」と呼ばれることもある。「腕ひしぎ十字固め」を「腕ひしぎ逆十字固め」と呼んで広く普及させたのは、新日本プロレスを中継していた古舘伊知郎とされている