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5月8日水曜日です。今日は本レビューです。思い入れ深い作品なのに、そういえば記事にしていないな、と気づき、レビューさせていただきます。『十角館の殺人』(綾辻行人著)半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の七人が訪れる。島に建つ奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けていた、恐るべき連続殺人の罠。生き残るのは誰か?犯人は誰なのか?鮮烈なトリックとどんでん返しで推理ファンを唸らせた新鋭のデビュー作品。日本のミステリ界は、綾辻行人さん以前、綾辻行人さん以降と分けられ
有栖川有栖さんの『江神二郎の洞察』を読了しました。9編からなる短編集。「瑠璃荘(るりそう)事件」「ハードロック・ラバーズ・オンリー」「やけた線路の上の死体」「桜川のオフィーリア」「四分間では短すぎる」「開かずの間の怪」「二十世紀的誘拐」「除夜を歩く」「蕩尽(とうじん)に関する一考察」どの作品もとても面白かったです!皆さんの評価が高いのも頷けます✨個人的お気に入りは『4分間では短すぎる』です。目線で会話をして話の流れをもっていく3人の連携プレーとか良いですね(*´艸`*
今日はミステリーエンタメ編①です。僕は小学校のころに芥川龍之介にハマり、中学のころから三国志→夏目漱石、大江健三郎→海外小説ときていまして、ほぼ、純文学と歴史小説ばかりでした。ですので、これらを読んだのは大人になってからです。すでにミステリーだけでも250タイトルくらいは読んでこれていますが、思うことは、「純文学からでよかったなぁ」ということでしょうか。やはり軽めのエンタメ小説を何十冊よんでも、人間の生の感情や心情を鋭く描き出す純文学の濃さ、文体の濃さに、到達できないものがあります。
御手洗シリーズ短編・中篇ぼくのベスト10」です。2016年3月初公開2018年9月加筆修正(改めて書き直し)今回は2016年のコピーですが、それをもとに書き直しました。それとベスト10を改めて検討いたしました。御手洗シリーズの長編・短編・中篇の好きなランクをしていなかった。と、気づきましてランクをつけました。まず、短編・中篇を
飛鳥部勝則さんの本格ミステリー「誰のための綾織」(原書房)ある日、編集者の稲毛は、ミステリー作家の飛鳥部を訪ね、「ミステリーの禁じ手」について語りあいます。前世紀に発表された「ノックスの十戒」は今でも有効か、などなど。そして、稲毛は女子高校生が書いたという本格ミステリー「蛭女」を飛鳥部に渡します。「蛭女」の概要は以下のとおり。語り手の少女、モネは自由な校風の高校に通う女子高生。英語の美しい女性教師哲子に、人知れず恋をしていました。地味な化粧、眼鏡、飾り気のないファッシ
今期2024春ドラマ「アンメット」で三瓶センセ(若葉竜也)がカミカミしていたピンクのグミアレなんだろうって気になっている人もいるのでは?レッドバインズツイストオリジナルレッド397g(14oz)ソフトキャンディーRedVinesTwistsOriginalRedLicoriceCandy,14ozBag楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}海外ドラマや歴代の本格ミステリー小説でも主人公たちが好んで嗜好しているネジネジしたピンク色
昨日、御手洗シリーズ長編・勝手にベスト10:改訂版をUPしましたが、UPした以外に書くことがありましたが、何故か40000万字を超えたので登録できないとのコメントが。解決方法を探りましたがダメでした。昨日のブログの記事40000字を超えていないと思うのですが・・・補足をいたします。1、『占星術殺人事件』これは文句無く一位です。何回か書きましたのでぼくが『占星術殺人事件』を読んだ話はご存知の方もいらっしゃいます。島田作品を初めて手に取ったのは吉敷竹史のデビュー作
かなり時間がかかりましたが森博嗣著『オメガ城の惨劇』読了しました。ブログは自分の備忘録的な意味もあるので今回は・・・マニアとしてはエピローグの11頁だけでこの本を買った値打ちがあります自分のためにモロネタバレ有りで書きます下にネタバレと書いていますのでそこまでは読めます。これは何なのか知りたい。待望の犀川創平ものなので迷わずに買った。懐かしい人々が登場して且つ面白い作品でした。マガダ・シキの名前で孤島に集められた各界の研究者たち。その中にサイカワ・ソウヘイがいた
インターネットで推理小説を探している時に、タイトルや表紙の絵がライトノベルの雰囲気を感じさせるこの本を見つけました。しかし紹介文でメフィスト賞受賞作とありました。メフィスト賞といえば迷作の「六枚のとんかつ」(蘇部健一)や、面白かった「冷たい校舎の時は止まる」(辻村深月)、「すべてがFになる」(森博嗣)など作風がバラエティにとんだ賞であり、その受賞作という事で買うことにしました。作者のプロフィールを見ると早坂吝さんというこれまた人を食ったようなペンネームですが、あの京都大学推理小
さて、今ぼくが一番入れ込んでいる栗花落静探偵の使用人シリーズです。先日Twitterで本格の先生方へ訪問をしているとアメンバーで書きました。アメンバーを読まれていない方は分からないのですが、折角Twitterをしたのですから好きな作家の所に出入りしようとアメンバーで公開しました。Twitterは作家目的ではないのでHNも違いますし、ファンの○○さんを応援のために始めました。でもそれだけでは飽き足らず本格作家のTwitterにお邪魔するのに使うために、断りを入れたのです。それはア
「順番通りに読んでください」シリーズです。今回は篠田真由美さんの「建築探偵桜井京介の事件簿」です。建築探偵桜井京介のファンは今更感がありますが一応書いておきます。建築探偵桜井京介も御手洗シリーズと同じように、リアルな時系列で書かれているため、これはお約束のことです。途中の作品をチョイスして読んだ場合は、あとで必ず後悔をします。第一部
捜査一課・警部吉敷竹史ファンの皆様へ吉敷竹史シリーズは順番通りに読んでください2015年9月18初投稿2017年9月12日改訂1(加筆修正しました)2019年10月14日改訂2(加筆修正しました)吉敷竹史シリーズも御手洗潔シリーズと同じように絶対に出版の順番通りに読んで下さい
霧切響子ちゃんのシリーズもとうとうラストになってしまったんですね。北山猛邦さんの『ダンガンロンパ霧切7』最終巻ですあたくしはゲームのほうは、全然やったこともないのですけれども、霧切ちゃんのイラストは楽しみでした。(小松崎類さん)かといって、北山さんじゃなかったら、手にも取らなかったかもしれませんし、もしもイラストで惹かれて手に取ったとしても途中でリタイアしたかもしれません。くどいようですが、霧切ちゃんの表紙は好みですそれから、久しぶりのペンギン入り、北山さんのサイン本このシリー
瀬在丸紅子(改訂版)2009年9月(初出)2018年7月(改訂)9年ぶりの改訂です。瀬在丸紅子が初登場するのが「Vシリーズ」の「黒猫の三角」。フランス人形の様な容姿で、お嬢様である。だが今は没落して居候。「黒猫の三角」では29歳として書かれている(1973年:昭和48年)。自称科学者(探偵役)で二重人格だが容姿端麗、頭脳明晰etc小学校6年生の子供がおり、子供の名前は通称「へっ君」「へっ君」は後の○○○○です。後の著
※※注意※※※※※※この詠坂雄二さんの「電氣人間の虞」の感想の後半では殊能将之さんの「黒い仏」の内容に触れています。殊能将之さんの「黒い仏」を未読の方はご注意ください。※※※※※※※※※※※※この作品は以前に面白そうなミステリー小説をインターネットで検索したらヒットしたので買ったのだと思いますが・・買っていたことを忘れていました(汗)。未読の棚にあったので読んでみました。読み終わってとても面白いと思いました。しかも久しぶりに私がブログを書くときに使うセリフ・・「こうきた
百鬼夜行(京極堂)シリーズは順番通りに読んでください(今更こんな分かっている事は書かないでも良いと思いますが・・・)赤字は加筆修正です。2017年9月6日更新2019年7月17日最新更新凡そ2年ぶりの更新です。そして公式と同じく百鬼夜行シリーズとしました。