(「実際にご遺体の臓器には傷がなく、大動脈だけが切断されているわけですから、作用面が小さな鈍体がピンポイントで当たったという、解剖を担当された医師が出した一番最初の所見は正しいと思われます。胸部大動脈が損傷した場合、血圧の低下とショックによって意識が低下し、運動という高度な行為は不可能になります。当然、8.2kmを本人が運転したとは考えられません。以上のことから考えて、この男性がエアバッグによって致命傷を負ったという警察の見解には、合理性がありません」・・・事故現場でエアバッグにより胸部大動脈切