ブログ記事453件
せっかくコメントを頂いたので、ちょっと考えてみましょう。今年の入試結果は灘中学校の令和7年度中学校入試資料を参照しました。カッコ内は前年度との差です。志願者数743名(-4名)受験者数734名(-2名)欠席者数9名(-2名)合格者数252名(-3名)実質倍率2.91倍(+0.13)でした。合格者の平均点を見ると、前年度と比べて、国語計が-9.8点、算数計が+1.4点、理科が+3.4点、総点で-4.9点の差がありました。単純に考えると「国語が難しかった」
過去問をやり始めた人の多くが最初にぶつかる壁があります。それが「合格最低点に届かない」という壁です。偏差値がA判定に届いているのに、合格最低点に届かないというのは良くある話です。というのも、偏差値は塾内での相対的な成績です。それに対して合格最低点はゴールラインでの全受験生の中での成績です。つまり、このままのペースいけば合格点でゴールできそうな順位の人でも、まだゴールには届いていないということなのです。塾の過去問対策講座で塾生の点数を集計すると、A判定偏差値はあるはずなのに合格
過去問を始めるにあたって最大の問題はどこから始めるかということです。つまり、どの年度から始めるかという話ですね。これは塾内でも昔から議論が絶えません。大きく分けると2つの派閥が存在します。1新しいものから順にやる派2古いものから順にやる派結局どちらからやっても同じだと考える人もいるかもしれませんが、それぞれに言い分があります。新しいもの派の主張入試傾向は毎年少しずつ変化しているので、6年前のものになるとかなり傾向が変わっていることがあります。特に、最近共
5/2と5/3は灘中で文化祭があるようです我が家はこれまで行ったことないですが、息子曰く「日本の最高峰を見とかなアカンやろ」だそうですまー、受ける可能性は限りなく低いと思われますが、希望を叶えてあげましょう存分に楽しんでください。と言う事で、息子のテンションを上げるために行って見ようかと思ってますでも、ある程度勉強してからやで最近ボードゲームが我が家で流行ってて気分転換がてら楽しんでますおいおい、勉強しなはれ
前回は偏差値50の壁の話をしました。ですが偏差値50の壁を超えるとその先には偏差値60の壁があります。これがなかなか超えられないと嘆く人も多いかと思います。偏差値60というのは統計学的には上位16%くらいの位置になります。つまり、塾生が1000人いたら160位くらいが偏差値60になると思っていいでしょう。塾によって母集団(その塾全体)の平均値が多少異なりますが、いわゆる最難関校に合格しようと思ったら偏差値60は超えなければならない壁となります。※最難関に分類されていても偏差値50
洛南高等学校附属中学校の出願者数が確定しました。余談ですが、洛南高校の近くに京都市立洛南中学校というのがあります。同じ学区内に同じ名称の中学校を作ることが出来ないため、洛南高等学校附属中学校という名称になったそうです。洛南小学校というのはなかったのですが、中学校と揃えたかったのでしょう。知らんけど。さて、出願者数です。学校は正式に発表していませんが、日能研の倍率速報に出ています。これは例年のことなので信頼度の高い情報です。洛南高等学校附属中学校出願者数男女
浜学園時代に同僚だった中受マスター先生は梅田で個別指導の教室をやっています。ちょくちょくバイクでツーリングしたりしているのですが、最近Youtubeを始めたということでコラボすることになりました。おっさん2人が語り合う動画はこちらのブログから↓『玄人思考先生との初のコラボ動画、本日ついにアップ!』本日、初のコラボ動画をアップいたしました。アメンバー限定では告知済みの、玄人思考先生とのコラボ動画で、その第一弾になります。編集に時間がかなりかかってしまうた…ameblo.jp
この時期になって志望校変更する人が毎年けっこういます。例えば男子最難関とかだと、灘⇒甲陽、甲陽⇒星光といった感じです。志望校変更に伴って志望校別コースを移籍するので、生徒数の多い塾だと1クラス分くらい移籍してくることがあります。そうなると元々1組にいた人たちが一気に押し出されて2組に落ちてしまったりします。A判定が取れていない人は頑張らなければなりません。灘コースから甲陽コースに移籍する人の多くは灘A判定が取れていません。ところが甲陽コースの上位層は灘A判定レベルの偏差値を取
甲陽学院中学校の出願が締め切られました。学校発表の情報によれば、募集人数200名に対して335名の応募(1月6日17時現在)※調査書送付等のすべての手続きが終了した数です。※出願期間:2024年12月23日(月)午前9時~2025年1月6日(月)午後5時※調査書郵送期間:2024年12月23日(月)~2025年1月6日(月)消印有効ということなので、もしまだ調査書の確認が取れていない出願者がいれば、増える可能性もあるということです。参考までに、20
過去問が全然進まない、終わらない、時間が足りないという人の中にはちょっと欲張りすぎな人がいます。何を欲張っているのかというと、「間違い直し」です。普段の宿題と同じように、過去問で間違えた問題や解けなかった問題をやり直ししようと思うと全然時間が足りなくなります。時間が足りなくなる最大の理由それは、問題の難易度です。塾のテキストの問題は難易度別に分けられています。ですから、所属するクラス帯の宿題範囲でそこまで難しい問題に直面することはありません。ところが、過去問は実際の
先日、参議院選挙が行われました。選挙結果は皆さんご存知の通りですが、結果に満足した人もいれば、納得がいかないと思っている人もいるかと思います。選挙の性質上、満足していない人より満足した人の方が多くなるのが多数決、その結果を受け入れるのが民主主義です。ということはつまり、結果に納得がいかないという人は自分が少数派であることを認識しなければなりません。当選確実それはさておき、中学受験の世界でも投票に関する問題というのが存在します。比喩でも何でもなく、算数の問題です。出題頻度
2025年度灘中学校入試資料より抜粋募集人員180名志願者数743名欠席者数9名受験者数734名合格者数252名出願倍率4.13倍(志願者数÷募集人員)実質倍率2.91倍(受験者数÷合格者数)入学者数183名入学辞退者=合格者数-入学者数=69名過去5年分のデータはこちら↓灘中学校入試資料(2021〜2025年度)www.nada.ac.jp手持ちの資料と合わせて、灘中学校の入試データを過去10年分まとめてみました。
偏差値が安定しなくて困っている人や、目標の偏差値に届かなくて困っている人は多いと思います。なぜ偏差値は上下するのでしょうか?今回はその謎に迫ってみたいと思います。悩んでいる人の参考になれば幸いです。偏差値偏差値というのはつまり、塾内模試や公開学力テストの成績のことを言っているのだと思います。では、テストで何点取れば偏差値どれくらいになるかというのは、テストの度に異なります。これは平均点や得点分布が毎回微妙に異なるためです。原因としては、テストの出題分野や問題の
「やっとA判定が取れました!」と言っている人に、「あなたはA判定じゃないですよ。」なんて言ったらショックを受けるかもしれません。その辺の仕組みを説明しましょう。各塾が独自の偏差値表を出しています。もちろん塾の平均レベルに差があるので、同じ学校でも塾によって偏差値が異なることがよくあります。ですが、同じ学校を同じ日程で受験するのであれば入試のレベルは同じですから、こっちの塾での偏差値の方が高いとか低いとか言っても全く意味がありません。塾の偏差値表を参考に出来るのは、その塾で模試や公開
西大和の出願者数が発表されました。■1/18実施21世紀型特色入試196名(男子81名・女子115名)■1/19実施本校で実施する入学試験男子903名(1/11現在)女子255名(1/11現在)■本校以外の会場で実施する入学試験男子675名女子145名昨年は21世紀型特色入試が188名(男子87名・女子101名)で、受験者数181名、合格者数18名でした。今年は8名増えましたが、合格者数は同じくらいになると予想されます。本校実施分は昨年度が男子979
いざ過去問をやり始めようとすると、どのようにやったらいいかわからないという人が出てきます。「そんなの時間計ってやったらええんちゃうの?」なんて言う人もいますが、実際にやってみるといろいろ悩むことが出てきます。塾から指示が出ているのならその通りにやるのが無難ですが、先生によって全く違うことを言う場合もあるので、最終的にどうするかは自己責任ということになります。そもそもそういった問題に直面したときに、それらを自力で解決する能力を養うことが勉強の本質かもしれません。しかし、わからないものは
灘中学校の出願者数が更新されました。灘中学校によれば、1月8日午後3時現在の出願者数は743名※新規の出願は締め切りました。ということです。2日前の記事で、灘中の出願者数最新情報ということで載せた人数が745名でした。2日間で2名減少しているのです。こんなのは初めて見たのでびっくりしています。そこで、なぜ人数が減ったのか、その理由を考えてみましょう。1.単純に集計ミス2.出願書類(調査書)の郵送期限に間に合わなかった3.出願書類(調査書)の内容によ