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上田が大きな荷物を抱えて入ってきた「すげえ荷物だな実家に帰るんじゃなかったの?」「ええ、明日帰ります今日は年末の挨拶って奴です」此奴もいつに間にか大人になってたんだ「ふふ・・・お前も大人になったね(笑)昼飯食べるだろ?」「ええ、何か作りましょうか?」「それは必要ない(笑)俺がご馳走してやるから」「へ?兄貴がっすか?・・・宅配ピザとか取ったんですか?」思わず人差し指を立てて何度も横に振る「カレーをご馳走してやるから
目盛りより少しだけ上その言葉を何度も唱えながら水を入れた少しだけってどれくらいだ?頭の中に?が浮かびかけたがおちょこ一杯分を想像して水を足した炊飯のボタンを押してもランプがつかない何度も炊飯器と格闘して探し出したのが電気のプラグそりゃ、コンセント繋がなきゃご飯が炊けないのは当たり前慌てて挿しこみ、スイッチオン小さなランプが点いて炊飯中だと知らせてくれる思わず心の中で拍手した30半ばのおっさんが初めて炊飯器に触れたのだからこれは進歩と呼べる料理はしないが一応料理道具