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日本刀ファンの皆様へ日本春霞刀剣会広島県支部のホームページに、今月の優品鑑賞、今月の研究刀をアップしました。是非、ご覧下さい。今月の優品鑑賞は大佐の子と言われる安吉の短刀です、名品短刀です。今月の研究刀は、押し型の通りです。考えてみてください。詳しい説明はホームページをご覧下さい。解答は、今月下旬頃にホーム
日本刀ファンの皆様へ日本春霞刀剣会広島県支部のホームページに、今月の優品鑑賞をアップしました。是非ご覧下さい。今月の優品鑑賞は武蔵大撮藤原是一の薙刀です、名品です。武蔵大撮藤原是一は、近江石堂派で慶安頃の刀工です。大乱れ重花丁子を得意としました。この薙刀は、此の派の特徴歴然、古作一文字写しでした。詳しくは日本春霞刀剣会広島県支部のホームページをご覧下さい。日本春霞刀剣会広島県支部
日本刀ファンの皆様、こんにちは日本春霞刀剣会では「季刊・春霞刀苑」を年4回(3月・6月・9月・12月)発行しています。その内容は、通信鑑定研究刀、前号の通信鑑定研究刀の解答と説明を始めとして、鑑刀素懐(毎回数刀の押し型と解説)、研究刀五題(押し型とその刀の説明)、研究刀五題の解答があります。更には、会員諸氏の刀についての投稿原稿などがあります。是非、一度日本春霞刀剣会機関紙「春霞刀苑」を読んでみてください。広島県支部ホームページに、最新号「春永号
日本刀ファンの皆様へ日本春霞刀剣会広島県支部ではホームページを作成しています。内容は日本刀について色々と載せております。◎日本刀いろいろでは日本刀の種類日本刀は何故良く切れるか日本刀の魅力日本刀の拵え◎日本刀の鑑定方法ここでは日本刀の最も簡単な鑑定方法など◎優品鑑賞◎今月の研究刀その他、色々のページを作成しています。一度、是非日本春霞刀剣会広島県支部のホームページをご覧下さい。日本春霞刀剣会広島県支部へ
2月5日(日)日本春霞刀剣会広島県支部では日本刀鑑賞会を行いました出品刀は下記の通りです。1号刀太刀靖徳昭和十一年一月吉日2号刀小太刀来国光3号刀短刀来国光。4号刀刀伊予穣正次(肥前国)5号刀短刀兼道私見1号刀は、小板目肌に杢肌入る鍛え、匂出来の片落ち互の目丁子、とても現代刀には観えないもので、地元呉出身の刀工、靖徳の頗る出来の良い太刀でした。3号刀小太刀、3号刀短刀の来国光はとても珍しいもので滅多に観る機会がなく貴重なものだった。近年は
日本刀ファンの皆様へ日本春霞刀剣会広島県支部のホームページに、『妄語喋喋刀装具と拵工作についての感懐』栖遲庵山人様の投稿文をアップしました。以下はその序文です。世に名品と謂われる刀装金具は多いが、そのほとんどが綺麗な筐に納まっており今後も活かされて拵に纏められる事はないと想像される。なかにはマトリョーシカでもあるまいに二重、三重の筐に納めたり、筐に蒔絵を施したり仕覆で覆ったりと愛蔵のほどが窺わ
日本刀の名品を鑑賞しましよう第4回目は備前国住清光の刀です刀備前国住長船五郎左衛門尉清光天文二十四年八月吉日種別鎬造り刀刃長二尺二寸六分八厘反り腰反り、五分五厘弱元幅
8月21日(日)に日本春霞刀剣会広島県支部の日本刀鑑賞会を行いました。出品刀は1号刀、鎧通し短刀-備前祐定、2号刀、寸延短刀-東山美平、3号刀、脇差-南紀重国、4号刀、平造り脇差-二王清重、5号刀、短刀-周防盛俊の5口でした。いずれも出来の良いもので大変参考になったと思います。特に2号刀、東山美平は滅多に観る機会もなく貴重なものでした。初めて見られた方も多かったと思います。地刃の働きが素晴らしく出来の良いものでした。3号刀、脇差-南紀重国も流石に新刀随一の刀工と云われるだけあって、刃の働
日本刀の魅力は何だろういつもブログを見て頂き感謝しています今回は日本刀の魅力です、ご覧ください日本刀の魅力は何だろう、それは何といっても日本刀の研ぎ澄まされた姿ではないでしようか機能を追求し一切の無駄を省いた姿・形にその魅力を感じておられる人も多いと思います研ぎ澄まされた美しい日本刀日本刀の姿の美しさの第一はその曲線美であると言っても過言ではありません日本刀の反りは無意味なものではなく
日本刀の名品を鑑賞しましようその2第2回目は備前国住清光の刀です刀備前国住長船五郎左衛門尉清光天文二十四年八月吉日種別鎬造り刀刃長二尺二寸六分八厘反り腰反り、五分五厘弱元幅一寸一分三厘先
日本刀の名品を鑑賞しましよう名品鑑賞、第一回目は備前国正恒の太刀です刃長2尺5寸4分2厘反り7分5厘総体に反りが強いが殊に腰反りが強い造込み鎬造り太刀元幅1寸5厘先幅7分4厘元重ね2分8厘約1寸摺り上がって原寸は2尺6寸5分位重ねやや厚く平肉極めて豊かに付く、鎬幅、鎬高さは普通庵棟(行の棟)低い地鉄板目肌、
平成28年度第54回日本春霞刀剣会全国合同研究会平成28年10月22日(土)~23日(日)、平成28年度第54回日本春霞刀剣会全国合同研究会が広島県の「湯坂温泉郷賀茂川荘」にて、全国から50数名の会員諸氏が集まり開催されました。出品刀は、短刀備州長船長義正平十五年三月日(重文名物大坂長義)、短刀無銘正宗(芦屋正宗)、短刀相州住秋廣應安三(重美佐竹家伝来)、刀葵紋主馬首一平安代(重美)、太刀備州長船景光(山内容堂差料)など50振りの名刀が出品されました。滅多
第54回日本春霞刀剣会全国合同研究会が「湯坂温泉郷賀茂川荘」にて開催されました。今日はその鑑賞刀第2段、平造り短刀「相州住秋廣應安三」を紹介しましよう。相州住秋廣應安三(重美佐竹家伝来)平造り短刀刃長、1尺1寸5分、反り2分、表裏に棒樋。地鉄の鍛錬は板目肌、同作中白眉の地鉄。刃分は皆焼であるが通常見るものより温和。特徴、作柄全部が特徴、敢て説明の要なし(押し型を参照してください)。押し型をご覧になられて直ちに脳裏にひらめいたものは、作者の時代位置と中心五カ国のうち相模鍛
目貫草紙洗小町今回は伯耆国廣賀作の鎧通し短刀の拵えに使われている目貫(草紙洗小町)を紹介してみましよう。謡曲「草紙洗小町」を画にしたもの。小町は平安朝の女流歌人として六歌仙の一人、また美人代表でもある。今日でも美女、美男のたとえに、「小野小町か業平か」と言われる。その小町の歌の上手振りを讃えてつくられた物語である。ある時、内裏で歌合せがあり、その前夜、小町が「水辺の草」という題でまかなくに何をたねとて深草の波のうねうねおひしげるらんの一首をつくり口誦んでいるのを、歌手
『日本人の心、日本刀を手に持って見てみませんか』日本人の心、武士の魂の日本刀、そんな日本刀を手に持って見てみませんか、模造刀ではありません、真剣です。手に持ってみると日本人の心が分かります。日本刀に悠久の歴史を感じる方もあるでしょう。日本刀は武器ではありますが、信仰の対象ともなり、権威の象徴ともなってきました。日本の歴史の中で、日本刀は千年を越えて大切に保存され、その果たされた役割は大きく、まさに日本の刀剣文化であると言えます。日本刀は武士の魂と言われ、日本刀を見て武士道の精神を感
目貫・恵比寿大黒天について先日のブログ(9/8)で紹介した安芸国の正光の『包丁正宗映しの短刀、刃長僅か15cm』の外装(拵え)の目貫(恵比寿大黒天)を紹介しました。今日はこの目貫の恵比寿大黒天についての故事を紹介してみましよう。江戸時代から七福神の信仰が盛んに行われ、今日でもなお相当強く残っているようです。七福神とは恵比寿、大黒、昆沙門、弁天、布袋、福禄寿、寿老人をいい、このうち恵比寿・大黒、昆沙門・弁天、布袋・禄寿(福禄寿と寿老人は同神という)のごとく、二神を組み合わせてそれぞれ二福神
平造り短刀備前長船住長義(名物大阪長義)重要文化財第54回日本春霞刀剣会全国合同研究会が、10月22・23日「湯坂温泉郷賀茂川荘」にて開催されました。その中の一つ、平造り短刀「備前長船住長義(名物大阪長義)」を紹介してみましよう。平造り短刀備前長船住長義(名物大阪長義)重要文化財刃長、9寸1分余、やや反りがある(1分)。造形は平造り真の棟、身幅1寸弱、重ねは薄い。地鉄の鍛錬は板目肌、やや大振りのところもある。地映りが大きく乱れ状、刃分は押し型を参照してその複雑を極めた乱れ刃によっ
第54回日本春霞刀剣会全国合同研究会が「湯坂温泉郷賀茂川荘」にて開催されました。今日はその時の出品刀を紹介してみましよう。平成28年度第54回全国合同研究会出品刀1本部出品刀短刀備州長船長義正平十五年三月日(重文名物大坂長義)2短刀無銘正宗(芦屋正宗)3短刀相州住秋廣應安三(重美佐竹家伝来)4刀葵紋主馬首一平安代(重美)5太刀備州長船景光(山内容堂差料)6刀水心子正秀天明七年二月日(恒之会長遺愛刀)7広島
広島県支部主催の春霞会の全国大会が成功裏に終わった青森・岩手・東京・岐阜・大阪・広島など全国から集まった刀友が名刀を鑑賞した。名品を観るのは楽しいもの堪能した。その中で賀茂川荘の協力があったことは見逃せない。スタッフが1年前から、直前の事前準備まで丁寧に対応してくれたお陰と感謝している。それと料理が美味しかったことは見逃せない。料理についてはいずれブログで紹介をと考えている。賀茂川荘は庭がいい、歩いてみると以外に広いのに吃驚した。それともう一つ、絵画である。賀茂川荘はレベルの高い
記憶に残る一刀(日本刀)その第2段は平造り短刀相州住秋廣應安三(重美佐竹家伝来)です刃長、1尺1寸5分、反り2分、表裏に棒樋地鉄の鍛錬は板目肌、同作中白眉の地鉄刃分は皆焼であるが通常見るものより温和特徴、作柄全部が特徴、敢て説明の要なし(押し型を参照してください)押し型をご覧になられて直ちに脳裏にひらめいたもの作者の時代位置と中心五カ国のうち相模鍛冶群にあることは当然である(以上は、日本春霞刀剣会犬塚
刀は何故良く切れるのだろう先日のブログで、日本刀は世界に類をみない鉄パイプをも切ることができる武器だと書きました。何故、日本刀は良く切れるのでしよう。簡単にいうと、それは砂鉄からたたら製法で作った玉鋼を折り返し鍛錬したことにあるのです。折り返し鍛錬とは、玉鋼を真っ赤に焼きそれを叩いて長方形状に伸ばすのです。それを真ん中で折り、今度は逆方向へ叩いて伸ばすのです。これを芯金は10回程度、皮金で15・16回行うのです(それ以上行う事もあります)。折り返し鍛錬することで不純物が取り除かれ、粘り気のあ
日本刀の拵先日のブログ(8/27)で日本人のこだわりは、日本刀の地金の美しさと刃文の美だけではありません。日本刀を入れる拵にも日本人の美意識が出ています。下の画像をご覧下さい、短刀拵えです。わずか15cm程の短刀が入っている拵です。鞘の造り、目抜きの飾りなど日本人の美意識そのものではないでしようかと紹介しました。今日はその拵えの美について簡単に触れてみました。拵え、即ち日本刀を入れると外装のこと。刀身を入れる鞘(さや)、茎(なかご)が入る柄(つか)(握る部分)、縁頭、および鐔(つば)などを
日本刀の拵え日本刀の楽しみの一つに日本刀の拵えを飾って鑑賞するそんな楽しみもあるのではないでしようか床の間などに飾り、掛け軸などと一緒に鑑賞するのもいいもの脇差拵えと、短刀拵え日本刀の拵え、つまり日本刀を入れる外装のことを一般に言います拵えは刀身そのものを保護すると同時刀身による危険を防ぐ目的もあります刀身を入れる鞘(さや)、茎(なかご)が入る柄(つか