ブログ記事38件
他院における複数回の手術とヒアルロン酸注入によって鼻翼軟骨の変形と瘢痕増殖を発症したケースです。6年前、大手クリニックでL型プロテーゼを挿入し、アップノーズになったため3年前に抜去術を受けました。この時点で鼻翼軟骨に損傷が既にあり、アップノーズになっていたと考えられます。1年前鼻先のボリュームがないため、他院にて鼻尖部にヒアルロン酸を注入しました。L型プロテーゼによって鼻翼軟骨中間脚が開いていた可能性があり、そこにヒアルロン酸を入れることで益々、鼻翼軟骨の変
鼻尖縮小術後の経過です。術後1週間で抜糸を行い、その後消毒や軟膏処置の必要はありません。術後1週間ではまだ腫れがありますが、その後徐々に改善し、むくみがとれてすっきりした鼻になるのは術後2週間から1ヵ月です。ただし手術方法や肌質で個人差はあります。下の写真は術後1週間と1ヵ月の経過です。↓術前の正面↓術後1週間抜糸直後↓術後1ヵ月↓術前の斜め前から↓術後1週間抜糸直後↓術後1ヵ月↓術前鼻下から↓術後2週間抜糸直後↓術
他院で鼻中隔延長術とゴアテックスによる隆鼻術を行ったのですが、術後感染でアップノーズになってしまい、当院に治療目的で来院されました。初診時感染から1ヵ月であり鼻先を中心に皮膚と皮下組織の硬化があり、修正手術は瘢痕がやわらかくなってから行うことになりました。感染より6ヶ月後、鼻先、鼻背はやや硬かったのですが、瘢痕の増殖期も過ぎたようで、修正手術を行うことにしました。患者様が気にされていたのはアップノーズで、鼻の穴が前方から見えるようになり、マ
手術したことが気づかれない程度に団子鼻の治療を希望されました。術後2ヶ月で手術した部位に瘢痕を認めましたが、テーピング圧迫固定で術後3ヶ月時には軽快しました。↓術前正面↓術後3ヶ月↓術前右からの斜位‐①↓術後3ヶ月↓術前左からの斜位‐②↓術後3ヶ月↓術前下から↓術後3ヶ月患者様の下から見た写真でも判るように鼻翼軟骨の形成で鼻穴のかたちがすっきりした上、鼻尖は小さくなり、患者様はさりげ
鼻中隔軟骨と耳介軟骨で鼻中隔延長を行った患者様です。術後2週間で腫れが軽快し、その2週間後の定期診察では鼻尖がやや膨れた印象でした。瘢痕の増殖を疑い、テープによる圧迫を続けて頂きました。術後6週間やや改善したものの鼻尖の両側の皮下がかたくなっていました。これは瘢痕であり、鼻の手術ではそれほど珍しいことではありません。圧迫で軽快することが多いのですが、増悪する場合はステロイドの局所注射も検討が必要です。↓術前正面↓術後6週間
TBSから取材があり、モニターとして応じていただいた患者様です。20歳代の方で、初診時から1年前に他院で鼻中隔延長術、3ヶ月前、別のクリニックで小鼻に軟骨移植を受け、鼻呼吸がしにくくなった・・・ということで来院されました。既に2回の手術を行われていて、鼻呼吸がうまくできないため、味覚も狂ってしまったそうです。初診時、右鼻穴の幅が3㎜左鼻穴の幅が4㎜でした。患者様のご希望はプロテーゼを低いものにする、鼻柱を細くする、小鼻に移植した軟骨を除去する、除去し