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《峰》は、昭和48年(1973年)7月1日に新発売されました。【ヒンジリット型】と呼ばれるハードボックスです。全体を銀色で仕上げて高級品をイメージしています。高級感を感じる銀色のパッケージですが、この銀がくせ者です。長期間の間に銀が剥がれてしまい、表面がざらざらになってしまいます。また、銀色地に〈健康表示〉や証票の印刷がグレーの文字なので沈み込んでしまいほとんど読めません。【ヒンジリット型】と呼ばれるハードボックスの包装形態には共通した変更がひとつ見られます。昭和50年(1975年
《ミニスター》は昭和47年(1972年)7月1日に新発売されました。たばこのサイズは66mm.と短く、30本入です。サイズが短くて30本入なのでパッケージはかなり横に広く感じます。今回は、沖縄限定の4銘柄登場から1ヶ月半後に発売された《ミニスター》をご紹介します。昭和46年7月には同じミニサイズの《ベルミニ》が25本入で発売されていました。《ベルミニ》は《ミニスター》と置き換えられ、昭和48年(1973年)4月には廃止され短命で終わっています。全国の《たばこサービスセンタ
昭和48年(1973年)1月5日より、【宙】と書いて(おおぞら)と読む新製品が発売されました。入数は25本入で、価格は100円でした。2級品たばこで、同じく25本入だった《ハイライト25》と同じ価格です。現在〈フィルターたばこ〉を発売順にご紹介しています。前回《マリーナ》までご紹介しました。今回は、順番では《マリーナ》の発売から2ヶ月後に登場した《おおぞら》の番です。この記事は2022年6月に掲載していました。たばこの銘柄を発売順に並べるために、加筆修正の上本日の日付で改めてご紹
〈刻み煙草〉の《ききょう》は、第二次世界大戦終戦後の昭和23年7月2日に新発売されました。〚日本専売公社〛の時代に製造された、最後の〈刻み煙草〉の銘柄となりました。《ききょう》が発売された時にはまだ〚専賣局〛の時代です。証票には〚日本政府〛と書かれ、その中央に(桜)が描かれた(桜証票)です。しかし丸型封緘紙は戦前から一貫して(旭日)模様が使用されています。(証票)と(封緘紙)は、文字は共通して旧字体で書かれていて、よく似ていますがデザインには違いが見られます。明治37年(