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先日の小津文化教室での折形講座のご報告♪「箸包み」を2種類ご紹介致しました。~箸包み二種~箸包みは明治時代に生まれた新しい折形だそうです。山根折形礼法教室の先代、故山根章弘氏はその著書「日本の折形」の中で下記のように書いています。……箸包みというのは、本来「包丁人」(料理専門職)の人が客をもてなす際に折って出したものでした。しかし、明治以降、正月の食前に限って、一般家庭内で一つ一つ折りあげて各人の前に据えるようになりました。……~三つひだの箸包み~
先日の「包み結びの歳時記講座」では、折り紙や折形から伝承の「兜」のカタチをご紹介。主に15cm四方にカットした半紙を使って、兜を折ってみました。そして、身近な半紙にもいろいろな種類があることもご紹介して、半紙による雰囲気の違いも感じて頂きましたよ💡〜兜尽くし〜「折り紙」や「折形」には、沢山の伝承の兜のカタチがあります。先人たちの知恵と発想力の豊かさに感服でございます💚楮とパルプから作成されたちょっと硬めの半紙で折ってみました。〜兜の色紙飾り〜
先日の公開講座では、お年玉にも心付けにも使える包み(ぽち袋)をご紹介。四方紅紙を使って、いろいろな熨斗(のし)の形を折り出した包みです。講座スタッフの方々と相談して「小熨斗(このし)包み」と命名致しました♪〜小熨斗包みいろいろ〜熨斗についての成り立ち、歴史などについての解説も致しましたが、熨斗あわびのことをスルメと思っている方が多かったのにはビックリ!〜「熨斗あわび包み」と本物の「熨斗あわび」〜山根折形礼法教室のパンフレットと熨斗あわび熨斗(のし)とは、熨斗
折据を重ねて拵えられた手工芸の逸品、「糸屑入れ」をご紹介申し上げて1年ばかりになろうか(作製者同様、当該動画も衆人の眼にさらされることなく、ひっそりと引きこもりの暮らしを続けている模様)、ようやく展開図の整理に一区切り(見切り?!)をつけることができた。甚だ無愛想なものであり判りづらいところも多々あろうこととは思うが、ご利用者さま各位のご寛恕を乞う次第である。糸屑統合***類例がいかほど遺されているのか知る由もないが(『折る、包む』には「松本民芸館所蔵品を模複したもの」が紹介
折り鶴の起源については幾つかの説があるようですが、2017年2月22日の朝日新聞夕刊(大阪・3版)に、「16世紀末~17世紀初めの作と鑑定され」た「小柄」の図柄が、「これまで最古とされてきた折り鶴の図柄よりほぼ1世紀古いことが分かった」と、下掲のごとき図が紹介されていました(新聞には個人所蔵の写真が掲載されておりましたので、ここでは模写によるものを掲げます.過日、別項に記しました朝日新聞デジタル版の記事は、すでに削除されているようです)。一方、折形の始原とも言い得るであろう甲立(こうだ
11月15日は、子供の健やかな成長を願う行事、七五三が行われる日。扇子を包む折形、「扇子包み」で七五三の小さなお扇子を包んでみました。結構カワイイ♪〜女の子のお扇子を包む〜女の子のお扇子には、綺麗な飾り房や可愛い結びが付いているので、あえて紐と房を出してみました。上に出ている結びは、蝶の形をした「蝶結び」。他には「総角(あげまき)結び」も♪〜お扇子を広げると…〜扇面は、鶴と松。なんとなく、ちゃっちい感じもするけど、子供用の小さきものはカワイイ