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令和5年度上下水道部門Ⅰ-1【維持管理情報等の利活用】【問題】近年、上下水道事業では、人口減少に伴う収入の減少、深刻化する人材不足及び老朽化の増加等の課題に直面している。そのような中、国において、水道では水道施設の点検を含む維持・修繕の実施に関するガイドラインを改訂し、下水道では新下水道ビジョン加速戦略での重点項目において維持管理情報等を起点としたマネジメントサイクル(点検・調査、修繕・改築に至るサイクル)の確立の重要性を明記するなど、効率的・効果的に計画・設計、修繕・改築を行うための維
7本番力を磨く7.1合格と不合格の分かれ道技術士の試験に合格するためには、予想問題を作って、解答を作成する必要があります。試験問題は、テーマ、キーワード、記述内容の3つで構成されているため、予想問題を作るためには、これら3つを決める必要があります。例えば、テーマを「管路」、キーワードを「漏水調査」、記述内容は「方法と内容」に設定すると、以下のような問題が完成します。①送配水管の「漏水調査」の方法を数例挙げ、その内容を説明せよ。この予想問題の解答を作ることが、試
5.3予想を的中させる●出題頻度の把握出題頻度は過去問を整理すれば把握することができます。上下水道部門の水道科目について、H26~R5年度までの10年間の過去問を集計して、出題頻度が高いテーマを調査しました。以下のとおりです。①管路(設計)9回②事業のあり方7回③水質管理(全体)6回④高度浄水処理5回⑤管路(維持管理)5回⑥設備5回これらのうち最も出
Q9管路(維持管理)600字水道用の水管橋及び添架管について、点検と修繕の方法について述べよ。【解答例】1水管橋及び添架管の点検方法水管橋及び添架管の定期点検は、歩廊、橋梁、船上からの目視確認、ドローンによる遠隔確認を実施する。点検は、管体、アーチリブ、吊材、トラス弦材等の主要部に加え、空気弁、伸縮可とう管、リングサポート、添架支持金具、支承等の附属設備について、漏水、変形、腐食等の有無、塗装の状況等を確認する。管体等については、随時、超音波管厚調査業務等を実施し、劣化状況
R2年度の技術士二次試験問題(上下水道部門)と解答例です。【必須科目I】次の2問題(I-1、I-2)のうち1問題を選び解答せよ。(答案用紙3枚以内)【問題文】Ⅰ-1上下水道事業は、水循環と強い関わりを持っている。水道事業では、水源として水資源を利用し、下水道事業では、汚水処理により水質保全に寄与している。近年、社会構造の変化及び気候変動等の要因により、水循環に問題が生じている。今後の持続可能な社会の実現には、健全な水循環が不可欠であり、様々な分野での取組が求められている。
令和3年度の技術士予想問題と解答例Q1膜ろ過600字膜ろ過(MF膜・UF膜)の運転制御方式を複数挙げ、実施時の留意点を述べよ。※解答例はこちらをどうぞ。Q2NBCテロ対策600字浄水場におけるNBCテロ対策のうち、ハード整備によるものを複数挙げ、実施時の留意点を述べよ。※解答例はこちらをどうぞ。Q3自家発電設備600字水道施設に自家用発電設備を設置する目的と設計時の留意点を述べよ。※解答例はこちらをどうぞ。Q4BCP600字BCP
【問題】必須Ⅰ-2上下水道は、生活基盤を支えるインフラとして重要な役割を果たす一方で、その事業活動においては、多くの資源やエネルギーを消費し、温室効果ガスや廃棄物等を大量に排出している。このため、上下水道には、事業活動に伴う環境負荷を低減し、地球温暖化の抑制や持続可能な社会の構築に貢献していくことが求められている。このような状況を踏まえ、以下の問いに答えよ。(1)上下水道分野において事業活動に伴う環境負荷を低減するために、技術者としての立場で多面的な観点から3つの課題を抽出し、それぞれ
Q13管理(広域連携)1800字水道法の改正に伴い広域連携が提唱されている。このことを踏まえ、①広域連携が提唱される背景とその種類を列記し、②広域連携のうちあなたが有効と考える手法と技術的に実施するべき対応策と、③あなたが推奨する対応策によって生じる問題点とその対処方法について述べよ。【広域連携について】●出題者のコメント(その1)広域連携については、H25に出題されています。今回は、その問題を少しアレンジしてみました。広域連携の考え方については、平成20年に日本水道協会
明日、R6の技術士試験予想問題を発表します。その前に、改めて、技術士試験対策として勉強するテーマの予想方法を説明しておきます。●マトリックスについて勉強するテーマを絞り込むため、技術士試験テーマのマトリックスを作るべきです。マトリックスを作るためには2つの条件要素が必要です。技術士試験テーマの場合、出題頻度と話題性です。出題頻度が高いということは、それが重要であることを意味します。重要なテーマだからこそ、度々出題されるわけです。出題頻度は、過去10年間に出題された問題をテ
※令和4年度の技術士二次試験の予想問題は、4月20日頃に発表予定です。5.4最も大切なテーマこれまで、極めて重要なテーマと重要なテーマについて述べてきましたが、このマトリックスでは表現できない重要テーマがあります。最も大切なテーマです。それは何か?それは、受験生が得意なテーマです。得意なテーマというのは、極めて重要なテーマ以上に大切なものなのです。例えば、受験生が得意なテーマが、下図の極めて重要なテーマであればそれをやればいいですが、そうではない場合、つまり、受
R2年度の技術士予想問題必須科目を3問、上水道の選択科目を13問、計16問作成しました。この予想問題をそのまま解答してもいいですし、専門分野や選択科目に応じて自分でアレンジしてもいいです。自らが合格した時をイメージしながら、しっかり勉強をしてみてください。(1)高度処理600字生物活性炭処理とオゾン処理を組み合わせた高度浄水処理について、導入による効果と導入時の留意点を述べよ。※解答はこちらをどうぞ。(2)クリプト600字地表水を水源とする急速ろ過方式の浄
国土交通省は、下水道界全体の脱炭素化を促進するため、「下水道温室効果ガス削減推進モデル事業」を実施しています。この事業は、処理場における省エネ・創エネ・再エネ方策に関する検討や事業化スケジュールに関する検討等を支援するものです。令和5年度は8事業体において、この事業を実施する予定です。詳細は以下をご覧ください。下水道:「令和5年度下水道温室効果ガス削減推進モデル事業」の対象団体を選定しました!-国土交通省(mlit.go.jp)この資料では、下水道で取り組んできた省エネ・創エネ・
6解答の作成6.1解答の基本構成●前文・主文・末文がオススメ文章の構成は、「起・承・転・結」、「序論・本論・結論」、「前文・主文・末文」等があります。「起・承・転・結」は、小学校の国語の授業で習う構成で、多くの物語がこの構成を採用しています。「起」は、物語の導入部分。物語の舞台となっている時代、場所等を説明します。「承」は、主人公が登場して物語がスタートします。「転」は、主人公を取り巻く環境が一変します。何らかのトラブルが発生してその対処にあたります。「結」は、最終的
令和6年度技術士建設部門施工計画選択想定問題1.担い手確保の取り組みを加速化させ、持続可能な建設業を実現させるに当たり、技術者としての立場で多面的な観点から課題を3つ抽出し、それぞれ観点とともに課題の内容を示せ。2.前問で抽出した課題のうち、最も重要と思われる課題を一つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。3.前問で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対応策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。ご希望の方は、無料添削させていただきます。まず、メッセージ
令和6年度技術士建設部門必須想定問題1.時間外上限規制を踏まえ、建設現場の生産性向上や業務、組織、プロセス、文化・風土や働き方の変革のさらなる推進に当たり、技術者としての立場で多面的な観点から課題を3つ抽出し、それぞれ観点とともに課題の内容を示せ。2.前問で抽出した課題のうち、最も重要と思われる課題を一つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。3.前問で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対応策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。4.前問1〜3を業務とし
【必須科目I】次の2問題(I-1,I-2)のうち1問題を選び解答せよ。(答案用紙3枚以内)I-1上下水道事業は,市民生活にとって重要なライフラインであり,災害や事故発生時においても事業を一定のレベルで継続させ,早期に業務レベルを復旧することが必要不可欠である。このため,頻発するさまざまな災害や事故にも実効性のある上下水道事業共通の計画立案と災害リスクの低減が求められている。上記のような状況を踏まえて,以下の問いに答えよ。(1)技術者としての立場で多面的な観点から上下水道事業に共通
R3年度の技術士二次試験(上下水道部門)の解答例です。【問題】必須Ⅰ-1上下水道事業の基盤強化日本の将来人口は、減少していくことが予想されている。この人口減少により上下水道事業では、将来水需要の減少に伴う料金収入の減少や職員数の減少が見込まれている。一方、多くの施設は、老朽化が進行しており、更新時期を迎えつつある。このため、今後も安定して事業を継続していくためには、厳しい財政状況の下で執行体制の省力化を図りながら事業を進められるように上下水道事業の基盤強化を着実に進めていくことが求めら
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【問題】Ⅱ-1-4有収率向上のための対策を複数挙げ、それぞれの技術的要件について述べよ。【解答例】1無効水量における漏水量の削減対策配水管等からの漏水を削減する。配水量分析等を行い、漏水量を把握し、目標の有効率、計画年次等を定めて漏水防止計画を策定した上で、対処療法的な事後保全策と予防保全策を講じる。事後保全策は、漏水調査を実施し、漏水か所を修理する。漏水調査は、露出配管の目視点検と埋設配管の戸別音聴調査及び路面音聴調査があり、これらを組み合わせて実施する。管路の老朽度等を
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【問題】Ⅱ-2-1水道水は、水質基準を満足するよう、原水の水質に応じた水道システムを整備・管理することにより安全牲が確保されているが、水道水へのさまざまなリスクが存在し、水質汚染事故や異臭味被害が発生している。水道をとりまくこのような状況の中で、水道水の安全性を一層高め、今後とも利用者が安心して飲める水道水を安定的に供給していくためには、水源から給水に至る総合的な水質管理を実現することが重要である。このためには、水源から給水栓に至る各段階で危害評価と危害管理を行い、安全な水の供給を確実にする
Q14【必須】事故災害対策1800字近年、気候変動に起因する豪雨や少雨が多発しており、今後は南海トラフ地震の発生が予想されている。このことを踏まえ、①上下水道共通の技術的課題を3つ抽出し、②最重要と考える課題を1つ挙げ、それに対する複数の技術的な解決策を示した上で、③解決策に共通して新たに生じうるリスクとその対策、④業務遂行において必要な要件を技術者倫理,社会の持続可能性の観点から述べよ。【解答例】1災害・事故に関する課題上下水道は国民にとって欠かすことのできない重要なライ
技術士登録証が届いた!2020年3月6日(金)合格発表・官報掲載2020年3月10日(火)合格証2020年3月24日(火)申請書の提出(渋谷へ)2020年4月25日(土)登録証到着!登録申請から約1か月。通常3週間なので、プラス1週間、4週間かかった。3月6日ごろ手続きされた方は、3月15日にはもう届いたとのこと。私の場合、海外出張で会社押印(社長印)が遅れ、申請が遅れた。そこにコロナの業務制限で、結局1か月かかった。令和元年の技術士は、申込3万人、受験者2万4千
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Q7事故災害対策600字BCPを策定する際、発災後に活用できるリソースをあらかじめ把握しておくために実施するべき事柄を複数挙げ、その内容を説明せよ。【解答例】水道事業体は、自然災害により水道施設が被災した場合でも給水を継続するため、BCPを策定する必要がある。その策定に当たって、事業影響度の分析を行い、発災時でも優先的に継続するべき重要業務を抽出した上で、目標復旧レベルや目標復旧時間を決定する。さらに、発災時に重要業務を遂行できるよう、以下の(1)~(4)のリソースを確保する
【問題】Ⅲ-2我が国の水道事業を取り巻く事業環境は、人口減少に伴う給水収益の減少、施設・管路の老朽化等に伴い、急速に巌しさを増している。このため、市町村の区域を超えた広域的な水道事業者間の多様な連携(広域連携)などによって今後の事業基盤を確立することも効果的である。一方で、料金格差等の課題があるため、短期的には経営の統合の実現が困難な地域が多くみられる。このような地域における広域連携方策を検討する技術者として、以下の問いに答えよ。(1)技術者としての立場で多面的な観点から広域連携によって解
【問題5】急速ろ過方式の浄水場において、豪雨により河川で高濁度が発生した際の対策を講じる場合、①調査・検討すべき事項とその内容、②業務を進める手順、留意点、工夫を要する点を述べた上で、③業務を効率的・効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。【解答例】1調査・検討事項以下の(1)〜(3)について調査・検討を行う。(1)現有水道システムの諸元・薬品の種類、注入点、注入範囲、貯蔵量、混和撹拌装置の稼働状況等・薬品注入機の最大注入能力、対応可能な原水濁度・沈澱池、
「令和6年度技術士第二次試験の実施について」が公表されました。令和6年度の筆記試験は、7月15日(月):海の日です。(総合技術監理部門の必須科目は、前日の7月14日(日)に行われます)試験時間は、必須科目が2時間、選択科目が3時間半です。口頭試験は、令和6年11月から令和7年1月までの期間です。試験時間は、20分です。受験申込書の配布は、3月25日から4月15日です。申込期間は、4月1日から15日です。短いので要注意です。詳しくは以下をご覧ください。令和6年度
Q6水質検査計画1200字水質検査計画を策定する場合、①調査・検討すべき事項とその内容、②業務を進める手順と留意点、工夫を要する点を述べた上で、③業務を効率的・効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。【解答例】1水質検査計画策定に関する調査・検討内容(1)基本方針の決定水質検査方法に関する基本方針を決定する。(2)水道事業の概要に関する調査水源の種類、水源周辺の環境(工場、し尿処理施設等の有無等)、浄水施設(処理方法、浄水量、薬品の種類及び使用状況
令和元年度の技術士二次試験の解答例を作成しました。上水道及び工業用水道の選択科目Ⅲは、2問の中から1問を選んで解答するものです。今回は選択科目Ⅲ-2です。【問題】Ⅲ-2日本の水道は,水道の普及率が急上昇した高度経済成長期に,水道施設の整備が進んだが,現在,安全性・安定性やサービス水準等の質的な面で十分といい難い施設も多くある。また,その当時に整備された施設の多くが耐用年数を迎え老朽化している。このような状況の中で,将来にわたって,給水の安全性・安定性を維持していくためには計画的に水