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ブラック・ジャック邸の間取りが気になる。ブラック・ジャック邸は、原作から手塚眞版までに、変遷があり、原作ではL字型の建物である。出崎統版もこれを踏襲している。出崎統監督OVA出崎版のブラック・ジャック邸の間取りも気になるのだが、なにぶん作品中の登場回数が少ないので、大したことは何もわからない。長方形の建物になるのは手塚眞版からである。L字型の方が粋だと思うが、それはまあいい。とにかく、いろいろと観察の楽しみがあるのは手塚眞版である。手塚眞版ブラック・ジャック邸は断崖絶壁になっている
以前、アニメ版の「ブラック・ジャック」は、出崎統版であれ、手塚眞版であれ、ずいぶん原作よりもお行儀がよいと書いた。原作を、流し読みでなく、マジメに繰り返し読んでいると、以前、漠然と思った印象の、その根拠が具体的に見えてくる。①まず、原作では、患者がバカスカ死んでゆく。(治療の失敗や手遅れのこともあれば、治療の後の場合もある)シャチのトリトン手塚治虫の原作「シャチの詩」手塚眞版アニメ「シャチの贈り物」(原作のBJは、漁場荒らしの常習犯だったトリトンを、治療しないで死なせてしまった。
手塚眞版「ブラック・ジャック」で私がよいな、と思う点は他にもある。原作では助からないキャラクターが、助かることが多い、ということ。(「ブラック・ジャック21」は手塚眞版だが、コンセプトが異なっており、キャラクターは次々死んでゆく。この項とは別扱いとしたい)手塚眞版「ブラック・ジャック」では、BJが手がけると、水戸黄門の印籠みたいに、必ずといっていいほど助かる。治療が及ばず死んでしまうのと、助かるのと、どっちがいいかは、人の好みだが、助かるほうが安心して見ることができるし、視聴者を前向きな
『ばるぼら』(2020)原作は手塚治虫の漫画。日本、ドイツ、イギリスの共同制作になるらしい。監督手塚眞脚本黒沢久子(『百万円と苦虫女』他)稲垣吾郎、二階堂ふみ、渋川清彦、石橋静河、渡辺えり、美波、他。創作に行き詰まりを感じてる小説家美倉洋介が、女神とも悪魔とも判断のつかない自堕落(もはやアル中)で欲望のままに生きる常識の通じない不思議な女ばるぼらに出会い、幻惑の世界へ導かれるややもすると破滅への一途になるお話。冒頭に「愛の中には常に狂気がひそんでいる。そして狂気
今日は短文である。ネタに窮しているのである。ブラック・ジャック邸はどこにあるか?出崎統版と手塚眞版では、設定が大きく違う。どちらも東京でないことは間違いない。(けど、この記事で現実の地図と照らし合わせて、あてっこをする気はない)手塚眞版は、関東のどこかの都市の郊外の海辺である。手塚眞版「ブラック・ジャック」KARTE:09「もらい水」テレビの気象予報士「気象情報です。関東全域に、大雨洪水警報が発令されています。(後略)」都市が小さく、東京タワーはない。そのくせ、高層ビルが