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玉敷神社(たましき)《境内社の中に式内社がある》当社は、式内社であり、旧社格・県社に格付けされた古社です。また、55社ほど存在する久伊豆神社の総本社にあたる、と言われています。『遷座祭』も取材しました。◇鎮座地:埼玉県加須市騎西552-1◇最寄駅:加須駅(東武スカイツリーライン)加須駅→朝日バス→騎西1丁目~700m◇御祭神:大己貴命◇御朱印:あり【由緒への疑問】◇延喜式「神名帳」に《埼玉郡の式内社=玉敷神社》との記述があります。しかし・
2018年11月、五日市線に乗って多摩地区の神社を巡りました。阿伎留神社(あきる)《鹿卜(ロクボク)を行っていた古社》創建年は不詳。『延喜式』神名帳《武蔵国多摩郡8座》の筆頭に記載される式内社です。また、従四位下勲六等の神階も受けています。◇鎮座地:東京都あきる野市五日市1081◇最寄駅:JR五日市線・武蔵五日市駅~1.2km◇主祭神:大物主神◇相殿神:味耜高彦根神、建夷鳥神、天児屋根命◇御朱印:あり※祭神付記江戸時代後期の時点で、祭神は味耜高彦根神のみ
橘樹神社(たちばな神社)《弟橘姫の陵墓がある神社》当社は、正史に《弟橘比賣を祀る》と記載される、唯一の神社です。→正史=六国史(=飛鳥時代から平安時代前期にかけて編纂された6つの史書)◇鎮座地:千葉県茂原市本納738◇最寄駅:JR外房線・本納駅~800m(東京駅→総武線快速85分→本納駅)◇御祭神:弟橘比賣命(おとたちばなひめのみこと)◇御朱印:あり◇社格等:延喜式=式内社、神階=正五位上、旧社格=県社、上総國・二之宮【関連図版】◆左:『橘樹神社
船橋大神宮『延喜式』に記された社号→意冨比神社(おおひ)当社は、かつて”意冨比神”を祀っていました。しかし、今やこの神は、神社配布のリーフレットに祭神として明記されておりません。◇鎮座地:千葉県船橋市宮本5-2-1◇最寄駅:2か所→大鳥居:京成線・大神宮下駅~170m→西鳥居:JR総武線・船橋駅~1.0km◇主祭神:天照皇大御神◇御朱印:あり【表参道】◆一之鳥居(南大鳥居)~参道の路面をご覧ください。驚くほど清浄で
流山茂侶神社(ながれやまもろ)旧社名:三輪神社、三輪茂侶神社当社は、大和三輪の大神神社を勧請しています。◇茂侶(もろ)とは①御諸(みもろ)の「もろ」、すなわち神の降臨する場所、という説。②神の坐します「もり(=森)」が転訛したとする説があります。◇鎮座地:千葉県流山市三輪山5-619◇最寄駅:三輪茂侶神社前バス停~40m→東武線・おおたかの森駅から東武バス「南流山駅行き」→JR武蔵野線・南流山駅から東武バス「おおたかの森駅行き」◇御祭神:大物主命◇社
大神神社・境外摂社神坐日向神社(みわにますひむかい)当社は、大神神社の南側。静寂な地に鎮座します。「かつて、三輪山の頂上に鎮座していたが、明治になって当地に遷座。」というのが通説です。しかし、調べてみたところ、必ずしもそのように言い切れないことが分かりました。◇鎮座地:奈良県桜井市三輪123-1◇最寄駅:三輪駅~750m(JR万葉まほろば線)◇御祭神1:櫛御方命(くしみかた)◇御祭神2:飯肩巣見命(いいかたすみ)◇御祭神3:建甕槌命(たけみかづち)→鹿島神宮の
志貴御縣坐神社(しきみあがたにます)当社は、『延喜式』において大社とされた、格式の高い神社です。創祀年代は不詳ですが、天平2年(730年)の『大倭国正税帳』にその名が記載されています。よって、1290年以上の歴史を持つ古社です。◇鎮座地:奈良県桜井市金屋896◇最寄駅:三輪駅~900m(JR・万葉まほろば線)◇御祭神1:大己貴神◇御祭神2:天津饒速日命◇御祭神3:御縣の霊◇御朱印:あり→三輪駅近くの三輪惠比須神社にて授与【当社への道程】三輪駅を
千葉寒川神社(さむかわ)*神社庁登録名:寒川神社《式内社論争から撤退か?》当社は、船橋・三山の「二宮神社」と『延喜式』式内社を長年にわたって争ってきました。しかし、取材したところ、当社はこの争いから撤退した模様です。◇鎮座地:千葉県千葉市中央区寒川町1-123◇最寄駅:JR内房線・本千葉駅~750m◇御祭神:寒川比古命、寒川比売命◇相殿神:天照大御神◇御朱印:あり※『延喜式』神名帳千葉郡に式内小社・2座が記載されています。寒川神社と蘇我比咩(そ
《麻賀多全18社の総本社》麻賀多神社(まかた神社)2018年8月20日、旧・下総國印旛郡の式内社「麻賀多神社」の里宮と奥宮を参拝しました。◇鎮座地:千葉県成田市台方字稷山(あわやま)1番地◇最寄駅:京成線「公津の杜」駅→コミュニティバス「麻賀多神社前」◇御祭神:稚産霊命(わくむすひのみこと)◇御朱印:あり→毎月1日と15日のみ拝受可能。※麻賀多神社は、千葉県・印旛沼(いんばぬま)の東側から南にかけての地域にだけ存在する珍しい神社で、その数わずか18社。今回
2019年のG・Wさなか、房総半島の館山を訪れました。安房国一之宮洲宮神社(すのみや)神明造の美しい社殿。洲宮神社は、式内大社、安房國・二之宮、旧社格=県社です。◇鎮座地:千葉県館山市洲宮1083番地◇最寄駅:JR内房線・館山駅→バスJRバス関東・安房白浜行→洲の宮バス停~270m◇主祭神:天比理刀咩命(あめのひりとめのみこと)◇相殿神:天富命◇相殿神:天鈿女命◇御朱印:なし※天比理刀咩命は、西暦859年に「正三位勲八等」の神階を受けています。【参
式内社(論)船橋茂侶神社(ふなばしもろ)『延喜式』神名帳に記された社号下総國葛餝郡2座(並・小)→小社茂侶神社(もろのかみのやしろ)当社は3社ある論社のうちの1社です。境内には、主祭神の姉神である、磐長姫を祀る「御嶽神社」が鎮座しています。◇鎮座地:千葉県船橋市東船橋7-20-1◇最寄駅:JR総武線・東船橋駅~1.2km◇御祭神:木花之開耶姫命◇御朱印:なし(無人社)当社の核心延喜式・式内社なのか否か(1)◆延喜式『茂侶神社』の
《総本社の奥宮》麻賀多神社=奥宮(まかた神社)2018年8月20日、旧・下総國印旛郡の式内社「麻賀多神社」の里宮と奥宮を参拝しました。◇鎮座地:千葉県成田市船形834◇最寄駅:京成線「成田」、JR成田線「成田」→千葉交通バス「はなのき台」バス停~徒歩1km◇御祭神:稚日女尊(わかひるめのみこと)◇御朱印:あり※「稚日女(=稚日孁)」~幼い”日の女神”という意味です。天照大神の別名が「大日女・大日孁(オオヒルメ)」。そして、稚日女=天照大神の幼名とも言われて