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2022年正月皆さま明けましておめでとうございます。※プロフィール写真→『国立歴史民俗博物館』(佐倉市)の所蔵品を撮影したものを使用しています。昨年中は、当ブログをご覧いただきまして、ありがとうございました。たくさんの「いいね!」やコメントを頂戴し、嬉しかったですし、励みになりました。重ねて感謝いたします。ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたしますm(_)m三諸◆2022年初詣《御朱印は、1/
大神神社・境外摂社率川神社(いさがわ)《百合と縁が深い奈良市内・最古社》当社は、大神神社の境外摂社であり、延喜式・式内社です。当社の核心は、疫病除けの「三枝祭(さいくさのまつり)」、別名「ゆりまつり」です。『延喜式』に記された社号率川坐大神御子神社(いざがわにますおおみわのみこ)◇鎮座地:奈良県奈良市本子守町18◇最寄駅:近鉄・奈良駅~550m◇最寄駅:JR奈良線・奈良駅~700m◇御祭神・中殿:媛蹈韛五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)=御子神◇
志貴御縣坐神社(しきみあがたにます)当社は、『延喜式』において大社とされた、格式の高い神社です。創祀年代は不詳ですが、天平2年(730年)の『大倭国正税帳』にその名が記載されています。よって、1290年以上の歴史を持つ古社です。◇鎮座地:奈良県桜井市金屋896◇最寄駅:三輪駅~900m(JR・万葉まほろば線)◇御祭神1:大己貴神◇御祭神2:天津饒速日命◇御祭神3:御縣の霊◇御朱印:あり→三輪駅近くの三輪惠比須神社にて授与【当社への道程】三輪駅を
大神神社・境外摂社神坐日向神社(みわにますひむかい)当社は、大神神社の南側。静寂な地に鎮座します。「かつて、三輪山の頂上に鎮座していたが、明治になって当地に遷座。」というのが通説です。しかし、調べてみたところ、必ずしもそのように言い切れないことが分かりました。◇鎮座地:奈良県桜井市三輪123-1◇最寄駅:三輪駅~750m(JR万葉まほろば線)◇御祭神1:櫛御方命(くしみかた)◇御祭神2:飯肩巣見命(いいかたすみ)◇御祭神3:建甕槌命(たけみかづち)→鹿島神宮の
下総國・二之宮二宮神社《水の重視で原点回帰を目指す神社》当社において、九頭竜権現が祀られていること。一般には、知られていないようです。◇鎮座地:千葉県船橋市三山5-20-1◇最寄駅:二宮神社前バス停から1分(JR総武線・津田沼駅から京成バス)◇御祭神:建速須佐之男命、櫛稻田比賣命、大國主命◇相殿神:藤原時平公◇御朱印:あり※当社は、『延喜式』神名帳の《千葉郡・寒川神社》に当たるとされています。(但し、論社)【式内社・正統争い】『延喜式』神名帳
玉敷神社(たましき)《境内社の中に式内社がある》当社は、式内社であり、旧社格・県社に格付けされた古社です。また、55社ほど存在する久伊豆神社の総本社にあたる、と言われています。『遷座祭』も取材しました。◇鎮座地:埼玉県加須市騎西552-1◇最寄駅:加須駅(東武スカイツリーライン)加須駅→朝日バス→騎西1丁目~700m◇御祭神:大己貴命◇御朱印:あり【由緒への疑問】◇延喜式「神名帳」に《埼玉郡の式内社=玉敷神社》との記述があります。しかし・
2020年3月24日・更新→2018年3月、3年ぶりに伊勢を訪れる機会に恵まれました。伊勢神宮・内宮皇大神宮(こうたいじんぐう)「お伊勢さん」と、親しまれる伊勢神宮は、正式には「神宮」といいます。by公式HP→「神宮」は、神の住まいを意味する普通名詞です。それを固有名詞として使用するところに尋常ならざるものを感じます。※ギリシア人は、永遠に存続するものと信じて神殿を大理石で建造した。一方、日本人は伊勢神宮を建立するにしても、20年以上はもたないと知りつつ、
船橋大神宮の元旦は、およそ6万人。三が日の合計で15万人の人出になると言われる千葉県内・人気神社の1つです。船橋大神宮別名:意富比神社(おおひ神社)《お正月限定御朱印》が新登場!◇鎮座地:千葉県船橋市宮本5-2-1◇最寄駅:京成線・大神宮下駅~170m◇御祭神:天照皇大御神◇御朱印:あり【正月仕様】~お正月は、一部で仕様が異なります。①御朱印1月1日~15日=限定御朱印②手水舎臨時手水舎を設置(=通常版は閉鎖)③神門賽銭箱や衝
加夜奈留美命神社(かやなるみのみことじんじゃ)2019年3月20日、飛鳥駅前で電動アシスト付自転車をレンタル。早春の奥明日香、そして飛鳥~大和路をサイクリング巡拝しました。(1)「水神」を訪ねる→①飛鳥川上坐宇須多伎比賣命神社②加夜奈留美命神社(2)「陰陽石」を訪ねる→飛鳥坐神社(3)「磐座」を訪ねる→①天岩戸神社、②御厨子神社今回は、加夜奈留美命神社です。記事後半では、於美阿志神社も扱います。◇鎮座地:奈良県高市郡明日香村栢森字堂ノ上358◇
青渭神社(あおい)《大蛇を祀った神社という伝承》社前の大池に棲む大蛇を祀ったとの伝承があります。いずれにせよ、水神とみてさしつかえない、とのこと。byウイキ◇鎮座地:東京都調布市深大寺元町5-17-10◇最寄駅:京王線・調布駅→バス→青渭神社前バス停◇JR・吉祥寺駅もしくは三鷹駅→バス→青渭神社前バス停◇御祭神:青渭大神(*)◇御朱印:問題あり→本文にて詳述します。◇社格等:延喜式=式内社(論社)、旧社格=郷社(*)青渭大神・・・水波能賣神、青沼馬沼押
虎狛神社《こはくorとらかしわ》『延喜式』神名帳には、武蔵國・多磨郡八座に「虎柏神社」があります。そこには「トラカシハ」との読みが付されています。神社名は、「狛」と「柏」の、どちらの文字なのか。また、「トラカシワ」との読みにも問題があります。◇鎮座地:東京都調布市須佐町1-14-3◇最寄駅:京王線・調布駅バス→「虎狛神社」下車。または、調布駅から徒歩18分。◇御祭神:大歳御祖神◇合祀神:倉稲魂命◇御朱印:あり→本務社である狛江「伊豆美神社」でもらえます。◇
布多天神社(ふだてんじん)『延喜式』に記された正式な社号→布多天神社(ふたてのかみのやしろ)延喜式に記載された古社が「天神信仰」に転じたのは、いつ頃か。また、それは何故なのか、などを探ります。◇鎮座地:東京都調布市調布ヶ丘1-8-1◇最寄駅:京王線・調布駅~500m◇御祭神:少彦名命、菅原道真公◇御朱印:あり◇社格等:延喜式=式内社、旧社格=郷社※当社は、『延喜式』神名帳の「多磨郡八座」の中の1社です。式内社一覧には、「布多天(フタテ)」との読み
蛟蝄神社(こうもう)《関東最古の水神様》社伝によれば、創始は約2300年前。現在の「門(かど)の宮」の場所に水神を祀ったのが始まりです。のちに、東方の台地に遷座しました。その際、旧社をそのまま残し両社を一体として、祀ってきました。by『房総の古社』菱沼勇(有峰書店新社)「蛟」=「みつち」→龍の属もしくは、蛇類を表す言葉「蝄」=「すだま」→山や川の精◇鎮座地:門の宮=利根町立木2184◇鎮座地:奥の宮=利根町立木882◇最寄駅:JR成田線・布佐駅からバ
2019年のG・Wさなか、房総半島の館山を訪れました。安房国一之宮洲宮神社(すのみや)神明造の美しい社殿。洲宮神社は、式内大社、安房國・二之宮、旧社格=県社です。◇鎮座地:千葉県館山市洲宮1083番地◇最寄駅:JR内房線・館山駅→バスJRバス関東・安房白浜行→洲の宮バス停~270m◇主祭神:天比理刀咩命(あめのひりとめのみこと)◇相殿神:天富命◇相殿神:天鈿女命◇御朱印:なし※天比理刀咩命は、西暦859年に「正三位勲八等」の神階を受けています。【参
2019年3月、京都は洛北と東山の神社を巡りました。下鴨神社・第一摂社河合神社正式名=鴨川合坐小社宅神社鴨の川合にますおこそやけのかみのやしろ◇鎮座地:京都府京都市左京区下鴨泉川町59◇最寄駅:京阪線・出町柳駅~550m◇御祭神:玉依姫命◇御朱印:あり【参道】◆下鴨神社・一之鳥居~京阪電車の出町柳駅を出て、高野川を渡ったら、すぐに右折し、直進。下鴨神社の一之鳥居をくぐり、さらに直進します。◆水路~参道左手の水路には透明な水が流れていま
船橋大神宮『延喜式』に記された正式な社号→意冨比神社(おおひ)『完全ガイド』Vol.2《総ての境内社》昔は、こちらが表参道だったかもしれません。延喜式「神名帳」に記載される古社の場合、社殿はおおむね参道の突き当りにありません。当社の現・表参道は一直線の参道突き当りが社殿です。一方、こちらは曲折して拝殿に着きます。*写真は西・大鳥居と二之鳥居◇鎮座地:千葉県船橋市宮本5-2-1◇最寄駅:2か所→大鳥居=京成線・大神宮下駅~170m→西鳥居=JR総武線・船橋駅~1.0km
船橋大神宮『延喜式』に記された社号→意冨比神社(おおひ)当社は、かつて”意冨比神”を祀っていました。しかし、今やこの神は、神社配布のリーフレットに祭神として明記されておりません。◇鎮座地:千葉県船橋市宮本5-2-1◇最寄駅:2か所→大鳥居:京成線・大神宮下駅~170m→西鳥居:JR総武線・船橋駅~1.0km◇主祭神:天照皇大御神◇御朱印:あり【表参道】◆一之鳥居(南大鳥居)~参道の路面をご覧ください。驚くほど清浄で
夜都伎神社(やとぎ・やつぎ)《春日大社ゆかりの神社》夜都伎神社は、春日大社との関係が深く、江戸時代末期まで神饌を献上していました。また、春日大社は、古くなった社殿や鳥居を60年毎に当社に下賜する伝統があります。◇鎮座地:奈良県天理市乙木町765◇最寄駅:JR万葉まほろば線・長柄駅~1.9km◇主祭神:武甕槌命◇相殿神:姫大神、経津主命、天児屋根命、大物主命◇御朱印:不明【参道】◆二之鳥居~一之鳥居は、ここからさらに西の方にあったらしいのですが、今はもうあ
2019年3月、2泊3日で奈良の神社を巡拝しました。東京→奈良は、《京都で途中下車可》の便宜が図られています。そこで、京都に寄り道しました。日向大神宮(ひむかい)《総檜・神明造の美しい社》当宮には、「外宮・内宮」の双方に本殿があります。写真は、「外宮(げく)」。総檜・神明造の社殿は、惚れ惚れとする美しさでした。草と木で造られた伊勢神宮を彷彿とさせます。◇鎮座地:京都府京都市東山区日ノ岡一切経谷町29◇最寄駅:市営地下鉄・蹴上駅~1.1km◇内宮(=上ノ本宮)御祭神
大神神社・摂社狭井神社(さい)『延喜式』に記された社号狭井坐大神荒魂神社(さいにますおおみわのあらみたま)当社は、垂仁天皇の代、淳名城稚姫命(ぬなきわかひめ)が勅命を奉じて創祀しました。《境内に三輪山への登山口》聖なる山=三輪山への登拝は、当社境内に登山口があります。◇鎮座地:奈良県桜井市三輪1422◇最寄駅:JR万葉まほろば線・三輪駅~1km◇御祭神:大神荒魂神、大物主神、媛謟鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめ命)、勢夜多々良姫命(せやたたらひめ命)、事代
早春の奥明日香、そして大和路をサイクリングしました。飛鳥川上坐宇須多伎比賣命神社(あすかのかわかみにいますうすたきひめ)《奥明日香の水神を訪ねる》社号標には「宇須多岐」と彫られています。つまり、「伎」でなく「岐」。◇鎮座地:奈良県高市郡明日香村稲淵字宮山698◇最寄駅:近鉄吉野線・飛鳥駅~5.0km◇御祭神:宇須多伎比賣命→多紀理毘売命の別名説もあります。◇相殿神:神功皇后・応神天皇◇御神体:宮山(=本殿はありません)◇御朱印:不明・無人社でした。→飛鳥坐神
千葉寒川神社(さむかわ)*神社庁登録名:寒川神社《式内社論争から撤退か?》当社は、船橋・三山の「二宮神社」と『延喜式』式内社を長年にわたって争ってきました。しかし、取材したところ、当社はこの争いから撤退した模様です。◇鎮座地:千葉県千葉市中央区寒川町1-123◇最寄駅:JR内房線・本千葉駅~750m◇御祭神:寒川比古命、寒川比売命◇相殿神:天照大御神◇御朱印:あり※『延喜式』神名帳千葉郡に式内小社・2座が記載されています。寒川神社と蘇我比咩(そ
姉埼神社(あねさき)当社は、弟橘媛命、日本武尊に縁(ゆかり)の神社です。◇鎮座地:千葉県市原市姉崎2270番地◇最寄駅:JR内房線・姉ケ崎駅~1.2km◇主祭神:志那斗弁辨命(しなとべのみこと)◇配祀神:日本武尊、天児屋根命、塞三柱神(さえのみはしらのかみ)、大雀命(おおささきのみこと=仁徳天皇)*塞三柱の神・・・八衢比古命(やちまたひこ)・八衢比売命(やちまたひめ)・久那斗命(くなど)。◇御朱印:あり◇社格等:延喜式=式内社、県社、神階=正五位上【表参
2019年2月3日、船橋大神宮の「節分祭」に行きました。船橋大神宮『節分祭』当社の「節分祭」は、豆を撒くだけではありません。大神宮楽部による雅楽を聴くことができ、無形民俗文化財に指定される神楽を観劇することができます。◆拝殿に向かう隊列先頭=道開き、2番手=船橋大神宮楽部(篳篥・笙・龍笛)、3番手=神職◇鎮座地:千葉県船橋市宮本5-2-1◇最寄駅:京成線・大神宮下駅◇御祭神:天照皇大御神◇御朱印:あり◇社格等:延喜式=式内社、旧社格=県社、神階=従四位下
2018年3月、伊勢を旅して神社を巡りました。松阪神社~当社は、松阪城の城内社だった?と言っても過言ではない立地でした。松阪城跡に隣接する「四五百(よいほ)の森」に静かに鎮座していました。◇鎮座地:三重県松阪市殿町1445◇最寄駅:近鉄・松阪駅(循環バス→市役所前バス停~550m)◇御祭神:誉田別命、宇迦御魂神◇御朱印:あり【表参道】◆一之鳥居~鳥居手前から右方向が石畳になっています。右に進むと観光スポットである「御城番屋敷」。鳥居の向こうはアスファルト
武蔵國・一之宮小野神社《釈然としない一之宮》一之宮なのに、旧・社格が郷社一之宮なのに、宮司が不在がち一之宮としての証拠があるのに「全国一之宮会」に属さないこのように、”どうにも釈然としない”小野神社を訪ねてみました。◇鎮座地:東京都多摩市一ノ宮1-18-8◇最寄駅:京王線聖蹟桜ヶ丘駅~700m◇御祭神:天下春命、瀬織津比咩命、伊弉諾尊、素盞嗚尊、大己貴大神、瓊々杵尊、彦火火出見尊、倉稲魂命、以上8柱。◇御朱印:あり◆参考図版『郷社一之宮之図』
2018年11月、五日市線に乗って多摩地区の神社を巡りました。阿伎留神社(あきる)《鹿卜(ロクボク)を行っていた古社》創建年は不詳。『延喜式』神名帳《武蔵国多摩郡8座》の筆頭に記載される式内社です。また、従四位下勲六等の神階も受けています。◇鎮座地:東京都あきる野市五日市1081◇最寄駅:JR五日市線・武蔵五日市駅~1.2km◇主祭神:大物主神◇相殿神:味耜高彦根神、建夷鳥神、天児屋根命◇御朱印:あり※祭神付記江戸時代後期の時点で、祭神は味耜高彦根神のみ
式内社稲田神社『延喜式』神名帳に記された社号常陸國新治郡3座(大1座・小2座)→名神大社稲田神社(いなたのかみのやしろ)当社の別名は、稲田姫神社、姫之宮境内の外、裏山には奥宮が鎮座します。◇鎮座地:茨城県笠間市稲田763◇最寄駅:JR水戸線・稲田駅~1.1km◇御祭神:奇稲田姫命◇合祀神:明治6年に近隣5社を合祀。→香取神社(經津主命)、天満宮(菅原道眞)、山王宮(大山咋命)、神明宮(大日孁貴命=天照大御神)、稲好井神社(祭神未詳)◇御朱印:あり
御田八幡神社(みた)和銅2年(709)牟佐志国牧岡に東国鎮護の神社として創建。後年、御田郷久保三田に遷座。また、延喜式神名帳では、延喜式内・稗田神社の論社とされています。◇鎮座地:東京都港区三田3-7-16◇最寄駅:JR山手線・田町駅~850m都営浅草線(=京急線)泉岳寺駅~450m◇主祭神:誉田別尊◇配祀神:天児屋根命、武内宿禰命◇御朱印:あり【表参道】◆大鳥居◆斬新な社号標~お隣の高層マンションの外壁を有効活用した、壮大無比な社号標です。
《総本社の奥宮》麻賀多神社=奥宮(まかた神社)2018年8月20日、旧・下総國印旛郡の式内社「麻賀多神社」の里宮と奥宮を参拝しました。◇鎮座地:千葉県成田市船形834◇最寄駅:京成線「成田」、JR成田線「成田」→千葉交通バス「はなのき台」バス停~徒歩1km◇御祭神:稚日女尊(わかひるめのみこと)◇御朱印:あり※「稚日女(=稚日孁)」~幼い”日の女神”という意味です。天照大神の別名が「大日女・大日孁(オオヒルメ)」。そして、稚日女=天照大神の幼名とも言われて