ブログ記事461件
歌舞伎座の猿若祭二月大歌舞伎、昼の部のキリは、常磐津の「積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)」です。「六歌仙」と「墨染桜」がベースの舞踊劇。勘九郎、七之助、菊五郎の、硬軟自在の絡みがみどころ。雪が積もった逢坂山の関所では、小町桜が満開。そこで関守が柴を整えながら、時に煙管をぷかり。この関兵衛が大きな体で、貫禄十分。こりゃただ者でないと思わせる、勘九郎に工夫の仕様。奥の座敷には、大伴黒主の陰謀で隠棲する吉峯宗貞、初役の菊五郎に、他の役の経験がある余裕と気品。そこに関
南座での吉例顔見世興行は、夜の部の常磐津舞踊、「三人形」でキリです。19世紀初めに、大切所作事の「其姿花図絵」として初演され、いまでは「三人形」のみが残りました。外題に「昔風流」とあるとおり、古風な元禄風の傾城、若衆、奴が踊る趣向。今では古風と言うより、新鮮かも。最近では、8年前の大阪松竹座での、新悟、梅枝、種之助。7年前の歌舞伎座での、雀右衛門、鴈治郎、又五郎。それぞれが違った印象でした。今回は、傾城に壱太郎、若衆に隼人、奴に巳之助で、さあどうだ。夜桜が満開の吉