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山田詠美さんの『つみびと』のレビューになります。こちらは大阪2児餓死事件(2010年)をモチーフにした小説で、できれば杉山春さん著『ルポ虐待ー大阪二児置き去り死事件』とあわせて読んでいただきたい一冊になります。大阪2児餓死事件とは2010年7月に発生した大阪府大阪市のマンションで2児(3歳女児と1歳9か月男児)が母親の育児放棄によって餓死した事件。当時23歳だった母親はシングルマザーで、マンションの鍵をかけたまま、約50日間もの間、幼い子供を放置した。猛暑の中、子供たちは服を脱
読了。山田詠美氏の40周年記念作品だそうだ。久々に読んだ山田詠美氏の作品で、読み始めてすぐに、どう表現して良いか分からないが…文章に「厚み」を感じた。「厚い」ので、表面をさらさらと読むのではいけない、厚みの奥まで読まなくてはならじ、と頭に力を入れて読んだのであった。三頭の蝶の道(著)山田詠美三頭の蝶の道Amazon(アマゾン)本書は3章からなり、女性の作家が「女流作家」と呼ばれた時代に活躍した3人の作家…タイトルの三頭の蝶…の葬儀からそれぞれの物語は始まる。