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八咫烏シリーズ6巻「弥栄の烏」文庫版が5月に発売するということで、買ったままずーっと放置していた八咫烏シリーズ第5弾「玉依姫」を読みました。八咫烏シリーズ感想烏に単は似合わない八咫烏1烏は主を選ばない八咫烏2黄金の烏八咫烏3空棺の烏八咫烏4弥栄の烏八咫烏6完結……いやあ、うん。これまでも自分を励ましながら読んできたけど、限界かな。次巻「弥栄の烏」で第一部完なのにもう読みたくない。(追記:やっぱり読みました)4巻「空棺の烏」は寮生活モノで、
今回はジェイムズ・P・ホーガンのSF小説「星を継ぐもの」の感想です。星を継ぐもの巨人たちの星シリーズ(創元SF文庫)Amazon(アマゾン)732円あらすじ:地球上で国同士の諍いは無くなり、人類が宇宙開発へ視野を移した近未来が舞台。ある日、月面調査隊が月で宇宙服を着た死体を発見します。その死体は明らかに現代の地球人と同じ身体特徴を持っているにも関わらず、現代の地球には存在記録が無い上に、5万年前以上も前に死んだことが判明。古代の地球に存在した科学文明の住人だったの
か「」く「」し「」ご「」と「新潮社作者住野よる久しぶりの小説感想です。大変長くなりそうです。まずは簡単なあらすじを。五人の高校生の特別でありふれた物語。五つの章からなり、各話主人公が変わっていきます。それはとても日常的な物語で、文化祭や修学旅行などありふれた高校生活だけど、みんなそれぞれの隠し事をかかえている。やっぱり面白かったです。言葉の掛け合いや言葉選びが素晴らしい。ここからはがんがんネタバレ感想を書いていきます。五人それぞれ
国宝(上)青春篇1,620円Amazon国宝(下)花道篇1,620円Amazonあらすじ:任侠の一門に生まれた立花喜久雄は、15歳で故郷長崎を後にし、大阪の歌舞伎役者・花井半二郎に弟子入りする。喜久雄はそこで半二郎の息子・俊介と出会う。2人は浮き沈みを繰り返しながら、芸の世界で数多の歓喜と絶望を享受する。そして頂まで登りつめようとする先に、何が見えるのか・・・・?朝日新聞連載時から大きな反響を呼んだ、著者渾身の大作。おすすめ:★★★★★
考察している記事があまり見つけられなかったので、自分の考えを記したいと思いました。拙いところはご容赦を…。皆さんのご意見が聞けると嬉しいです。※以下、めちゃくちゃネタバレします。未読の方はご注意下さい。物語の構造『近づいては離れを繰り返し、そのたびに距離は離れる』まずは塁とクーチとの関係性について、全体を通して考察をする。2人の物語は塁がきっかけを作る→クーチが反応する→急激に2人の距離が縮まる→時間の経過と共にお互い不満が募る→別れるという一連を繰り返して、ラストに向かってい
今回はアイザック・アシモフのSF小説「アイ・ロボット」の感想です。アイ・ロボット(角川文庫ア11-1)Amazon(アマゾン)2050年代、世界中でロボットが普及した近未来が舞台。ロボット黎明期からの様々なエピソードや事件が、老齢のロボット心理学者スーザン・カルヴィンの回顧を通して紹介されていく形式で物語が進んでいきます。__________________スーザンが様々なエピソードを時代を追って思い出していくのですが、、、初期の頃は「子供と戯れ