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「フランキーはまともに渡り合おうとしたら、ジョージ川口に勝てなかった。それで、笑いを取りいれるようになった」こう証言していたのは、小沢昭一である。小沢とフランキーは、麻布中学の同級生。共演することも多かったし、この発言は信憑性がおけるとおもう。フランキー堺は昭和20年代の後半に、コミックバンドそれもビッグバンドでやってみることを考えた。コンセプトは、「腕のいいミュージシャンを集めてバカなことをする」というもの。ギャグに通じた谷啓に真っ先に声をかけた、というのが定説となっている。(フ
大田区西蒲田五丁目の「改正湯」に浸かってきた。まず、その「改正」という名前に怯(ひる)んでしまう。「不適当」や「不備」を改めること……うーむ、風呂に浸かって、「改正」するとはどういうことなのだろうか。素直に考えれば、体の不具合を治してくれる効果ということなのだろうが、こちとら、どうしても精神論に走ってしまう。僕のように「不適当」で「不備」な人間の入浴を、改正湯は許してくれるだろうか、とか。恐るおそる番台に行くと、物静かな高齢の女性がおられて、とがめられることなく(笑)入ることができ
「13号待避線よりその護送車を狙え」(1960)鈴木清順監督のアクション映画をアマプラで観ました。初見。ストーリーの帳尻も気にせず、終始テンポ良く進むプログラムピクチャー。囚人を輸送する護送車を何者かが襲撃。事件の責任を問われて半年間の停職となった刑務官の多門(水島進太郎)は、停職期間中に犯人探しを開始。襲撃された車に乗っていてすぐに保釈された五郎(小沢昭一)に目をつける多門。狙いは当たって、五郎は何者かに仕事を依頼されて、ストリッパーの恋人津奈子(白木マリ)と熱海に向か
「越後つついし親不知」(えちごつついしおやしらず)「越後つついし親不知」予告編1964年5月9日公開。佐久間良子の代表作。キネマ旬報ベスト・テン第6位。配給収入:2億5400万円(1964年度ランキング第4位)。原作:水上勉「越後つついし親不知」脚本:八木保太郎監督:今井正キャスト:佐分権助:三國連太郎おしん:佐久間良子瀬神留吉:小沢昭一九谷育三:田中春男佐藤:佐藤慶伊助:殿山泰司山田:杉義一おさと:清川虹子おいし:北城真記子留吉の