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本に書いていない温泉を紹介しています。新設の10大売りのある温泉に、川尻温泉ほっとゆだ(岩手県)を追加ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉です。ここの売りは、駅舎内の信号のある温泉北上線ほっとゆだ駅の駅舎内の温泉ということで有名な温泉です。阿仁前田温泉駅、高畠駅、津南駅など駅舎に温泉があるところはいくつかありますが、源泉かけ流しなのは阿仁前田温泉駅とここだけじゃないかと思います。因みに、駅前に手湯があるのは、有名どころでは別府駅、城崎駅などがあります。駅前に足湯があるのは、有
妙見温泉湯治の宿妙見館(鹿児島県)です。ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉です。緑色がかっています。鉄とゴムの焦げたような匂いがします。キシキシした肌触りです。妙見温泉らしい泉質です。ここは楽園荘とともに、妙見温泉の中でも湯治場の雰囲気が残るところです。素泊まりだけです。まさに湯治の宿です。2か所浴槽があります。2階と階段を降りて川に面したところにあります。どちらも大変風情があります。いつまでも残っていてほしい旅館です。
郡山三穂田温泉(福島県)です。落ち着いた雰囲気の旅館です。郡山駅からは車で約30分ほどのところにあります。アルカリ単純泉です。地下800メートルから湧出する50.8度の自家源泉をかけ流しています。薄濁りの温泉です。さらさらした肌触りで、薬品臭がします。じんわりと温まります。癖がなくて長湯ができます。心地よい泉質です。温泉成分表を見ると、メタホウ酸の含有量の多さが目立ちます。露天風呂とサウナもあります。
柏木温泉(青森県)です。平川市は源泉かけ流しの日帰り温泉が多いエリアです。ここも日帰り温泉です。朝6時から営業をしていて、青森県の日帰り温泉の見本のようなところです。ナトリウム-塩化物泉です。緑色がかっています。浸かるとつるつる感があります。温泉臭が芳しいです。ここは湯量の多さを感じます。露天風呂は小さめですが、浴槽から大量の源泉が溢れて排水口に溜まっています。
コロナ禍前に行った、本に書いていない温泉を紹介しています。新設の5大凝固系の温泉に、鳴子温泉村本旅館(宮城県)を追加。温泉表面にカルシウムの膜が張っているのが見えますか?我が国にはこんなに凝固分が強烈な温泉もあります。ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉です。浸かると、ずっしりと温泉成分が身体にまとわりつきます。少し浸かっただけで、かなり疲れます。いい温泉の証拠です。鳴子温泉は実は最強の温泉地です。個性的な泉質の温泉が多いという点です。ある意味、別府や草津よりも凄い。本では
浅間温泉目之湯旅館(長野県)です。アルカリ性単純泉です。源泉に眼洗薬のホウ酸が含まれることから目之湯と名付けられたそうです。道路から入り口までが長いです。階段や梁が立派で、歴史を感じさせる建物です。古代檜の浴槽に熱めの源泉がかけ流されています。肌によく馴染む柔らかい泉質です。角質が取れて肌が生き返るような感じがします。微かに湯の華が舞っています。じんわりと身体が温まります。露天風呂は樽風呂です。ここにも滑らかな源泉がかけ流されています。
本に書いていない温泉を紹介しています。天然療養温泉恵美寿湯(兵庫県)です。明石市にあります。街中の銭湯といった感じです。カルシウム・ナトリウム-塩化物泉です。源泉風呂は約25度です。夏場は実に爽快です。温泉成分表の数値は省略しますが、それぞれの成分が濃いです。メタけい酸の濃度も高い。塩分濃度が高いので、少しべたつく感じがしますが、風呂上がりは肌がすべすべになります。源泉風呂の横に源泉の沸かし湯がありますが、こちらの方は茶色に濁っています。本でもいくつかご紹介した阪神源泉
山鹿温泉味の家(あじのや)飯店(熊本県)です。さくら湯から歩いて行けます。何と、中華料理屋さんの裏に温泉があります。温泉併設の中華料理屋さんです。建物の裏はかなりワイルドです。裏から入るときに、中華料理店の裏方が見えます。普通の民家風の建物です。建物の奥に浴槽が3つあります。アルカリ性単純泉です。山鹿温泉の源泉がちゃんとかけ流されています。浴槽は小さめですが、泉質は素晴らしい。山鹿温泉らしいぬるぬるつるつるです。微かに硫黄臭がします。
本に書いていない温泉を紹介しています。弁天鉱泉(千葉県)です。含硫黄-カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉です。泉質名からも源泉が個性的であることが分かります。源泉は21度くらいなので加温していますが、かけ流しにしています。千葉県の温泉では源泉かけ流しは大変珍しいです。ここは一日に何度か色が変わると言われている温泉です。写真では分かりにくいですが、薄濁りです。温泉成分の濃さを感じます。浸かるとずっしり感じます。珍しい泉質です。露天風呂は残念ながら温
蓮台寺温泉クアハウス石橋旅館(静岡県)です。弱アルカリ性単純泉です。蓮台寺温泉の混合泉を使っているようです。歴史のある建物で、内装も見事です。蓮台寺は750年代、行基上人により創建されて1220年頃までこの地にあったお寺だそうですが、現在は地名しか残っていません。ここはクアハウスを名乗るだけあって入湯プログラムがあります。私は肥満解消コースで入浴しました。浸かると、柔らかくとろみがあって、肌によく馴染む泉質です。つるつる感がすごく、肌の角質が再生します。
ゆくら妻有(つまり)温泉(新潟県)です。地元の方で賑わう日帰り温泉です。ナトリウム-塩化物泉です。温泉成分表を見ると、メタケイ酸、メタホウ酸、ヨウ素などの成分の含有量が多いです。加温循環のない茶色の源泉をかけ流しています。さらさらした肌触りです。温泉成分がじんわりと染み込んでくる感じがします。微かに油臭がします。塩味と苦味があります。露天風呂からは清津川を望めます。
八尾グランドホテル(大阪府)です。ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉です。物部守屋が戦士の傷を癒やし、弓削道鏡が愛し、楠木正成が戦の策を練ったといわれる温泉です。そもそも大阪府の温泉で飲泉ができることが奇跡だと思います。甘めて如何にも胃腸に良さそうなマイルドな味です。それぞれの浴槽には源泉がかけ流されてあますが、温度調整のための循環もされているようです。しかし、泉質には全く影響はありません。柔らかくて肌にまとわりつくような、とろみのある濃厚な泉質です。特に、露天風呂が味がありま
天童温泉湯坊いちらく(山形県)です。ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉です。オールインクルーシブの洒落た旅館です。建物と内装が実に凝っています。露天風呂が源泉かけ流しです。浸かると微かにとろみがあり、柔らかくしっとりした肌触りです。温泉臭もします。じんわりと温泉成分が浸透してくる感じがします。ここはホームページで大浴場内風呂は源泉かけなしではない旨をちゃんと断っているところに好感が持てます。
指宿温泉いぶすき秀水園(鹿児島県)です。指宿温泉の中の高級旅館です。指宿名物の砂むし湯の近くにあります。ナトリウム-塩化物泉です。源泉温度が高いので加水しているようですが、あまり気になりません。指宿の湯らしく緑色に美しく濁っています。浸かると、きしきしした肌触りです。重たい泉質で、身体にがつんときます。浴槽の縁が茶色に変色していて、温泉成分の濃厚さを感じます。生臭いような金属臭を感じます。
下風呂温泉つぼた旅館(青森県)です。下風呂温泉は、大湯系、新湯系、海辺地系の源泉がありますが、ここは新湯系です。含硫黄-ナトリウム-塩化物泉です。温泉街の中心近くにあります。歴史を感じさせる風情の旅館です。浴槽は男女一つずつです。下風呂温泉の旅館は湯治場的な旅館が多いのですが、ここも湯治場的です。見事に白濁しています。硫化水素臭が強烈です。浸かると、独特の刺激感があります。きしきしした肌触りで、じんわりと温泉成分が身体に染み込んできます。
水上温泉米屋旅館(群馬県)です。水上温泉は源泉かけ流しが少ない印象があります。ここは第3作で紹介した天野屋と並んで、立派なかけ流しです。昭和レトロという表現がぴったり当てはまる鄙び感です。カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉です。浴槽のピンクの床タイルと壁の青のタイルが印象的です。源泉の注入口にホースを入れて直接外に出しています。源泉温度が熱いので、浴槽への源泉注入量を調整しています。安易に加水しない素晴らしい湯使いです。しっとりすべすべの肌触りで、温泉臭も実に芳しい
濁河温泉湯本館(岐阜県)です。濁河温泉はアクセスが困難な山の中の秘湯です。御嶽山の近くで、長野県との県境の近くにあります。カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉です。ここは露天風呂が実に爽快です。標高1800メートルの高地の爽やかな風に吹かれながら自然を満喫できます。源泉は緑色に濁っています。きしきしした感触です。濁河温泉特有の金属臭がします。
黒川温泉地蔵の湯と穴湯(熊本県)です。黒川温泉は入湯手形でさまざまな旅館の温泉に入れますが、共同湯も2つあります。どちらもリフォームされました。地蔵の湯はふもと旅館の隣にあります。黒川温泉発祥の地と言われています。無人でお金を入れるとドアが開くようになっています。源泉は茶色で鉄分の匂いがします。泉質は以前は硫黄泉でしたが、少し泉質が変わっているのかもしれません。穴湯は温泉街の中心から少し離れたところにあります。以前は混浴でしたが、現在は男女に分かれています。薄暗い感じは
湯の国会館(静岡県)です。ナトリウム-硫酸塩泉とアルカリ性単純泉の2種類の自家源泉を有している日帰り温泉です。露天風呂は2つ浴槽があり、奥の方は薬草風呂になっています。手前の硫酸塩泉の浴槽はぬるぬる感があり、微かに温泉臭がします。メタケイ酸を多く含むためか、湯上がりはしっとりします。内風呂は硫酸塩泉のかけ流し浴槽のほか、その隣にアルカリ性単純泉のかけ流しもあります。アルカリ性単純泉の方は25度くらいで冷たく、つるつる感があります。館内はレトロな感じで、レストランもあります。
本に書いていない温泉を紹介しています。名湯宝乃湯(兵庫県)です。宝塚市にあります。ナトリウム-塩化物強塩泉です。源泉温度は体温よりも少し低いくらいです。源泉は透明ですが、酸化すると黄金色に濁ります。かなり塩分が強いです。温泉成分が濃厚です。有馬温泉に似た泉質です。写真は源泉浴槽です。これ以外にも加温されたかけ流し浴槽もあります。その他さまざまな浴槽があります。看板によると、7000万年前の海水が600万年かけて湧出する有難い源泉です。
村松さくらんど温泉(新潟県)です。ふるさと創生事業で掘削した温泉施設です。現在は指定管理者が運営する日帰り温泉施設です。お食事処もあります。ナトリウム-塩化物泉です。内風呂の一つが源泉かけ流しです。体温と同じくらいのぬるめの温泉です。緑色の源泉です。ぬるぬる感があります。金属種と薬品臭がします。露天風呂は循環で加温ですが、源泉の泉質を偲ぶことができて快適にでした。
角間温泉高島屋旅館(長野県)です。湯田中・渋温泉郷の中の温泉地です。山あいの湯治場の雰囲気が残る温泉地です。第1作でも紹介しましたが、小さな温泉地ですが共同湯が3つあります。ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉です。素朴な温泉地の中でもここは特に素朴な感じがします。小さめの浴槽に源泉がかけ流されています。何とも言えない風情があります。柔らかくしっとりする肌触りです。微かに硫化水素臭がします。源泉がじんわりと身体を包み込みます。
「続・とっておきの源泉かけ流し445湯:温泉博士×弁護士が厳選」が出版になりました。足かけ30有余年、全国津々浦々の温泉施設を訪ね歩いた小林が選りすぐった本物の「源泉かけ流し」だけをご紹介!大反響を呼んだ前作『とっておきの源泉かけ流し325湯』に続く完全新作です。全国の温泉施設には、塩素系薬剤を注入して「循環」させたり、湯量不足を補うために「加水」したり、泉質を損なうほどの「加温」をしているところが少なくありません。本書は「循環しない」「必要以上の加水・加温をし
嶽(だけ)温泉西澤旅館(青森県)です。嶽温泉は2023年初め頃から源泉温度が下がり、湯量も減少しましたが、その後、源泉の復興を目指している温泉地です。湯治場的な雰囲気と濃厚な酸性硫黄泉が特徴で、大好きな温泉地です。ここは、温泉地の中でも特に湯治場的な雰囲気を残す旅館です。タイル張りの浴槽に青白い源泉がかけ流されています。白い湯の華が大量に舞っています。鼻を刺激する硫黄臭に包まれます。身体に染み込んでくるような温泉成分の濃厚さを感じます。身体の表面が殺菌されて、肌が生き返るよ
御嶽明神温泉やまゆり荘(長野県)です。御嶽山を望む林の中の日帰り温泉です。ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉です。見事に茶色に濁っています。源泉は透明ですが、鉄分が酸化してこのような色になります。湯の中が見えません。浸かると、ずっしり重たい泉質です。鉄分と薬品が混じったような匂いが強烈です。ざらざらした肌触りで、浴槽の中もざらざらしています。源泉が濃厚なせいか、浸かっていると疲れます。食事処もあります。
南紀勝浦温泉万清楼(和歌山県)です。第3作で紹介したホテル浦島の姉妹館です。ホテル浦島に行く船の桟橋のすぐ近くにあります。含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。青緑色に濁っています。硫化水素臭と金属臭が混じった匂いがします。きしきしした肌触りの濃厚な泉質です。旅館のホームページにも書かれてましたが、勝浦温泉の他の温泉と異なり塩分はさほど強くないので、肌に優しい感じです。ホテル浦島に行く船の音が聞こえます。
本に書く予定の温泉を紹介しています。昭和温泉(北海道)です。函館市昭和にあります。ナトリウム・カルシウム-塩化物泉です。函館市には湯の川温泉以外に、日帰りの源泉かけ流し温泉がいくつかあります。どこを紹介するか迷ってしまいます。ここ以外にも、花園温泉、にしき温泉、山の手温泉、谷地頭温泉などがあります。函館市は温泉力が強いエリアだと思います。ここは緑色の源泉です。露天風呂の奥に池があり、錦鯉が泳いでいます。浸かると、キシキシした感じです。温泉成分の濃さを感じます。内湯も源
しすいラドン温泉(熊本県)です。しすい、というのは泗水町にあるからです。泗水は、孔子の出身地の山東省泗水県に由来するそうで、町の公園は孔子公園というらしいです。そのことは差し置いて、この辺りは良質の源泉かけ流しが多いところです。ここはナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉です。源泉温度は47.6度です。源泉温度が高いので、地下水を加水しているようです。ラドン温泉の名前が入っていますが、ラドン含有量の記載は見当たりませんでした。薄く白濁しています。ぬるぬる感があります。金属臭のよ
コロナ禍前に行った、本に書いていない温泉を紹介しています。新設の5大手作りの温泉に、千綿花房温泉(長崎県)を追加。毎日営業していません。営業日は入浴料は1000円ですが、お休みの日はわざわざ開けるということで2000円になります。家族風呂が3つあります。単純泉です。少し沸かしていますが、立派なかけ流しです。浸かると、特に個性はありませんが、粒子が細かいというか、柔らかい感じがします。不思議によく温まります。効能が高いそうで、癌が治ったといったお礼の手紙がありました。浴槽の手作り感