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春に咲く純白のやさしい花。アネモネ・シルベストリス(AnemoneSylvestris)キンポウゲ科の宿根草。ヨーロッパ~シベリアが原産。アネモネの原種のひとつ。春先に店頭に並ぶ園芸品種のアネモネは、花が大きくて華やかな印象がありますが、こちらは素朴でやさしい雰囲気の植物です。白のケマンソウ(タイツリソウ)と並べて植えています。ずっとアネモネ・シルベストリスだけを植えていたのですが、昨年から隣にケマンソウを植えてみたらとてもキレイな景色を作ってくれるようになりました。全
今の時期の庭の主役になる植物です。ラベンダー・グロッソ(Lavandula×intermediaGrosso)シソ科の宿根草。主にヨーロッパ原産。イングリッシュラベンダーとかフレンチラベンダーとか、他にも幾つか種類があるようです。グロッソはラバンジン系と呼ばれている系統。園芸用で栽培されるラベンダーの中では、丈夫で育てやすいとされています。ウチの庭でもずっと咲いてくれています。冬の間はまるで枯れているように見えますが、4月から緑の新芽が伸び始めて、5月中旬くらいか
そろそろ5月に活躍した植物たちの様子をまとめてみたいと思います。まずは毎年確実に元気に咲いてくれる宿根草。アヤメ(Irissanguinea)日本原産のアヤメ科の宿根草。とてもありふれていて、庭に植えている人も多いと思う。庭を自然に見せてくれる、とても使いやすい宿根草です。冬には地上部はなくなって、春になると緑の芽が出てきます。春に咲く宿根草の中でも早めに咲くので、伸びてくるのも意外と早め。真っ直ぐ上に向かってピンと伸びるのが気持ちいい。濃い緑で厚みが
5月から6月にかけて活躍してくれた、とても素敵な宿根草です。サーモプシス・カロリニアナ(Thermopsiscaroliniana,Carolinarupine)マメ科の宿根草。北アメリカ原産。日本のセンダイハギが近い仲間だと思いますが、写真などで見るとちょっと違います。庭でよく使われるマメ科の宿根草だと、ルピナスやバプティシア(ムラサキセンダイハギ)が多いと思いますが、花も葉っぱも全体の雰囲気もだいぶ違います。ポール・スミザーさんが萌木の村で使っているのを見て、Ga
3年続けて咲いてくれたので、ようやくウチの庭で根付いてくれたと考えていいかな。ミヤマオダマキ(深山苧環、Aquilegiaflabellatavar.pumila)キンポウゲ科オダマキ属の宿根草。日本原産。もともと高山植物のようですが、ウチのような平地でも意外と育てやすい植物みたい。ウチで育てているのが園芸品種なのか原種なのか分からないけど、園芸店でよく見かけるミヤマオダマキを購入して植えたものです。ウチの庭では、最初はオダマキはなかなか育たなくて、庭のあちこちに
5月の庭で、とってもキレイに咲いてくれた花。シャクヤク・ソルベット(Paeonialactiflora'Sorbet')ボタン科の宿根草。日本原産。学名はピオニー。海外で作出された品種が西洋シャクヤクと呼ばれています。ソルベットは西洋シャクヤクの一つ。もうウチの庭では、だいぶ長くいてくれていますが、こんなに立派に咲いたのは初めてかもしれない。冬には地上部はありませんが、春になると新芽を伸ばしてきます。だんだんと葉が茂ってきて、4月になるとまん丸なつぼみが出てきま
5月に咲いてくれたゲラニウムの中から、今日は3種類を紹介したいと思います。ひとつめ。ゲラニウム・メイフラワー(Geraniumsylvaticum'Mayflower')シルワチカム(sylvaticum)はヨーロッパの草原などに自生する品種のようで、メイフラワーは園芸品種。小さめくまとまってくれるけど、たくさんの花を咲かせてくれます。葉も花もボサボサしないし、小さなスペースに何か植えたいときは最適かも。日当たりのいい場所に普通に植えていますが、なんの問題もな
庭のペニセタムの紹介を続けます。秋の主役になるグラスです。ペニセタム・アロペクロイデス・グリーンスパイク(Pennisetumalopecuroides'GreenSpike')イネ科の宿根草。ペニセタム・アロペクロイデスの日本名はチカラシバ。グリーンスパイクは園芸品種で,群馬の乙庭さんから購入できます。6月の様子春のオープンガーデンをした頃は,おそらく葉っぱもほとんど出ていなかったかも。5月までは,いるのかいないのか分からないような存在。それが梅雨を迎えた頃か
とても丈夫で大型の宿根草。広めの庭にひとつあると素敵ですよ。ムラサキセンダイハギ(Baptisiaaustralis)マメ科の宿根草。アメリカ原産。学名はバプティシア。ムラサキセンダイハギという和名で知られているけど、日本のセンダイハギとは全然違うので注意。最近は園芸店でも「バプティシア」という名前で店頭に並んでいることが多いです。覚えたほうがいいかも。そして売られている小さなポット苗は、数年後にはブッシュのバラよりも大きくなるということも、覚えておいたほうがいいかも。
大好きな宿根草の紹介です。ススキ・パープルフォール(Miscanthussinensis'PurpleFall')イネ科ススキ属の宿根草。日本原産のグラスといえば、やっぱりススキ。学名はミスカンサス。パープルフォールはたぶん園芸品種。ウチでは2株植えています。ぐんまの田舎では当たり前のように自然に生えている植物です。3月末の様子明るい色の葉が出てきたのが3月下旬。他の宿根草と比べると遅めですね。これは庭の南に植えています。冬までに大きく広がるので、周囲には他の
5月もそろそろ終わりですね。5月は毎年この植物が庭をブルーに彩ります。いつもありがとう。(今日は写真がすごく多くなってしまいました。)ペレニアルフラックス(linumperenne)アマ科の宿根草。西アジア〜ヨーロッパ原産。ペレニアルフラックスは英名。和名は宿根亜麻。学名はリナム・ペレンネ。私は言いやすいのでいつもフラックスと呼んでいます。最近は一年草の園芸品種がよく使われているので「リナム」という学名で呼ぶ人が増えてきました。常緑の宿根草で、ウチではロゼット状態
4月から5月にかけて庭で咲いてくれるアムソニアの紹介。アムソニアはキョウチクトウ科の宿根草。ウチでは3種類のアムソニアが育っています。チョウジソウ(丁字草、Amsoniaelliptica)日本原産のアムソニアはチョウジソウ。庭で使っている人も多いと思います。早春から美しい淡いブルーの花が咲き始めて、花が終わったら爽やかな葉が残り、秋に気温が下がると葉が黄色くなって花壇を彩ります。丈夫であまり手間もかからず、日向でも半日陰でも育ってくれる、実はパーフェクトな宿根草。
今年初めて植えたグラスです。まだよく分かっていないのですが、今年の様子をまとめてみます。アンドロポゴン・プレーリーブルース(Andropogonscoparius'PrairieBlues')イネ科の宿根草。北アメリカ原産らしいです。ウチにいくつかあるグラスとはちょっと違う雰囲気なので、よく分からないけど植えてみました。夏までの姿と秋からの姿が大きく変化するのが面白いグラスです。4月におぎはら植物園で購入。初めて植える植物でよくやるのですが、3株を庭の別々の場
ウチのグラスの中では一番使いやすい品種かもしれません。カラマグロスティス・ブラキトリカ(Calamagrostisbrachytricha)日本原産(東アジア)のイネ科の宿根草。和名ノガリヤス。山野に自生するということだけど、自然に生えているところを見たことはないです。道ばたに生えているような雰囲気の植物ではなく、涼しい林の中にあるようなイメージ。冬には地上部が消えます。春の新芽が出てくるのは宿根草の中でも早い方。上の写真の株は3月中旬。ススキやパニカムは芽が出るの
最近、とてもお気に入りになったグラスの紹介。あまり知られていないかもしれません。カレックス・エラータ・オーレア(Carexelata'Aurea')イネ科の常緑の宿根草。カレックス・エラータはヨーロッパを中心に自生するカレックスみたい。このオーレアは(多分)園芸品種。一番の特徴はこのキレイな葉色で、花壇の中でとても目立ちます。4月の様子常緑ですが、春に新芽が伸びてくる前に地上部はバッサリ切ってしまいます。春になるとツンツンした細い葉が伸びてきます。新芽のときから
真夏に活躍してくれた宿根草の紹介。夏だけでなく秋の庭でも存在感を出しています。ルドベキア・マキシマ(Rudbeckiamaxima)キク科の宿根草。北アメリカに自生する野生種。ルドベキアは独特な姿をしている品種が多いですが、このマキシマは特別かも。葉の色や形、花の雰囲気や全体の姿の印象がそれも個性的です。4月5日の様子暖かい地域では常緑になるみたい。ウチでは地上部が枯れます。春になると葉っぱが出てきます。すこしブルーがかった厚みのある葉っぱ。ホスタとも違う雰囲気
まだ植えて2年目のグラスですが,紹介してみます。夏から秋まで長く活躍してくれる,とても素敵なグラスです。ディスカンプシア・ゴールドタウ(Deschampsiacespitosa'Goldtau')イネ科の常緑多年草。別名ヒロハノコメススキ。原種は主に北アメリカ。ゴールドタウは(多分)園芸品種。あまり大きくならないグラスで,見た目の雰囲気もGood。3月7日の様子群馬のウチの庭では常緑で冬を越します。昨年秋に苗を購入して地植えしました。植えたばかりの苗は細い葉が1
早春から大活躍の日本原産のグラス。私が大好きな植物の一つです。コメガヤ(Melicanutans)日本に自生するイネ科の宿根草。学名はメリカ。群馬県内でも山に行くと自生しているようです。庭で使われているメリカの仲間はいくつかありますが,外国産のものとはだいぶ雰囲気が違います。やっぱりコメガヤの持つ雰囲気はやさしく,独特でとてもかわいらしいです。3月末の様子冬には地上部が枯れてなくなります。春になると芽が出てきますが,他の宿根草よりもいち早く芽を出して伸びてくるタイプ
もう5月も終わりになってしまったんですね。5月の最後に、この植物のことを書いておかないとね。ペレニアルフラックス(linumperenne、linumlewisii)アマ科の宿根草。中央アジア〜ヨーロッパ原産。ぐんまの庭では4月末〜5月に咲き始めます。ブルーの花が好きでフラックスを育てるようになったのか、フラックスを知ってブルーの花を好きになったのか、今となってはどちらなのかもう分かりません。私が一番「美しい」と感じる植物です。3月初め頃の様子ウチの庭では常緑で冬
私がとっても好きなグラスの一つです。パニカム・ヘビーメタル(Panicumvirgatum'HeavyMetal')イネ科の宿根草。パニカムの品種はたくさんあって、ヘビーメタルもそのうちの一つ。でもヘビーメタルはあまり園芸店などには並ばないかもしれません。チョコラータとかシェナンドアとかの方が、見かける頻度は高いかもしれません。6月の様子今年は春先に株分けをしました。新芽が出始めるのは、他の宿根草よりも遅めです。春先はあまり目立たない存在。バラが咲いてるくらいから、
ウチの庭で3年以上は安定して咲いてくれるようになりました。私としてはだいぶ変わったな,と驚いています。ゲラニウム・ジョンソンズブルー(Geranium'Jonson'sBlue')フウロソウ科の宿根草。ジョンソンズブルーはヨーロッパ原産。ゲラニウムは本当に色々な種類がありますが,ジョンソンズブルーはその中でも最も有名な品種の一つだと思う。そして,ゲラニウム好きな私の中でも最も好きな品種が,このジョンソンズブルー。とにかくこの花色が特別。3月30日の様子冬には地上部
真夏の庭で元気に活躍してくれる貴重な日本の宿根草です。ミソハギ(Lythrumanceps)ミソハギ科の宿根草。日本原産。ちなみにサルスベリもミソハギ科。どちらも濃いピンクの花が咲きますね。真夏に咲いて暑さに強く、はっきりとした色で咲いてくれるので、これからの庭では大事になってくると思う。6月3日の様子ウチで植えているミソハギは3株ほどありますが、どれも別々のショップで購入しました。どれも「ミソハギ」という名前で売っていましたが、花の様子や育ち方を見ているとどうも品
庭で咲くルドベキアを紹介してみることにします。まずは6月に咲いてくれたマキシマ。ルドベキア・マキシマ(Rudbeckiamaxima)キク科の宿根草。北アメリカ原産の原種のルドベキア。とにかく個性的な姿が特徴。ポール・スミザーさんのガーデンで使われているのを見たのが最初で,一度植えてみたいとずっと思っていました。これまでも植えていたのですが,あまりうまく育たなくてひっそりと咲いていました。ブログでもほとんど出てこなかったかな?今年は立派な姿を見せてくれました。4月25日の様
昨年からとても好きになった宿根草です。人気の植物じゃないかな?サルビア・ネモローサ・カラドンナ(Salvianemorosa‘Caradonna’)シソ科の宿根草。ヨーロッパ原産。サルビアにはたくさんの種類がありますが、ネモローサはブルーの花が咲く品種。昨年初めてウチの庭で咲いたのを見てとても気に入ったので、ぜひ大株にしたいと思って増やしました。今年の春にとても素敵な姿を見せてくれました。4月10日頃の様子昨年は小さな株でしたが、今年の春に芽が出てからはぐんぐん
5月からとてもキレイに咲いている植物です。今年植えたばかりなのですが、大活躍してくれているので紹介してみよう。アガスターシェ・ボレロ(Agastache×cana'Bolero')シソ科の宿根草で「ボレロ」はドイツで作出されて園芸品種らしい。アガスターシェの品種はたくさん売られていますが、このボレロは新しい品種のようです。赤やピンク系のアガスターシェが欲しかったので、今年の早春にフラワーガーデン泉で大鉢で売られていたのを購入。上の写真は4月下旬の様子で花が咲く前。真ん
6月の庭で目立つのは、エキナセアとこの植物。ベロニカストラム・ファッシネーション(Veronicastrumvirginicum'Fascination')オオバコ科クガイソウ属の宿根草。日本原産のベロニカストラムはクガイソウ。バージニカム(virginicum)は、北アメリカに自生するクガイソウの仲間で、おそらく草原に自生しているもの。日本のクガイソウは山野草で涼しい場所を好みますが、ウチの庭ではバージニカムの方が合ってると思います。4月12日の様子花壇の一角の
今年初めて穂を見たグラスです。前から庭に欲しかった。カラマグロスティス・ブラキトリカ(Calamagrostisbrachytricha)日本原産(東アジア)のイネ科の宿根草。山地に自生しています。和名ノガリヤス。ススキのように荒れ地や乾燥地に自生しているのではなく、林の中で生育しています。国内での流通量はあまり多くないので、庭で使っている人はあまり多くないかもしれません。冬には地上部がなくなって、3月に緑の新芽が出てきます。他の宿根草と比べても芽吹きが早かったので、
大好きなグラスを紹介してみます。このブログでちゃんと紹介するのは初めてかも。もっと知って欲しい植物の一つです。コメガヤ(Melicanutans)日本の山地に自生するイネ科の宿根草。群馬県内にも自生しているらしいです。学名はメリカ。ウチにあるグラス類の中では一番小さいと思います。同じ県内でガーデニングをされている方からいただいたものが元気に育っています。3月中旬の様子冬には地上部が消えます。春になると新芽を出します。他の宿根草よりもちょっと早め。まだ球根の葉しか
まだ今年のゲラニウムの様子を書くことができていませんでいた。ペレニアルフラックスやグラスたちの影にかくれていましが、今年も元気に咲いてくれていました。ゲラニウム・ジョンソンズブルー(Geranium'JohnsonsBlue')ゲラニウムの超定番。オープンガーデンで来てくださった方々とお話ししてみても、植えている方が多かったと思います。ゲラニウムは基本的には日当たりの良い場所から半日陰で乾燥気味の場所が好き。ウチでもバラの近くの日当たりがいい場所で元気に咲いています。
ブルーの花好きな私には外せない植物の一つ。ウチの庭にとても合っていると思います。ムラサキセンダイハギ(Baptisiaaustralis)マメ科の宿根草。アメリカ原産の萩で、日本のセンダイハギとは違う属。学名はバプティシア。最近はこのバプティシアという名前で苗が売られていることも多いです。冬には地上部がなくなります。春に芽が出てきたのが4月の初めで、他の宿根草と比べて遅く感じたかもしれません。もうウチに植えてからだいぶ成長して大きくなっています。なので、太い新芽がにゅ