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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第57回試験・実技試験1・問2(1)今回は、図6(上)の、日本の東で北西から南東に延びる500hPa面の正渦度極大域について、図9でみられるこの付近の500hPaの気温と700hPaの湿数の分布の特徴を述べよ、という内容です。図9(上)の500hPaの気温と700hPaの湿数の予想図についてですが、太実線は500hPaの等温線で3℃ごとに引かれています。また、細実線は700hPaの湿数の等値線で6℃ごとに引かれており、特
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第60回試験・実技試験1・問2(2)まず、今回の前線解析の際の基本的な要素として、850hPa等温線集中帯の暖気側の縁(南縁)、700hPa鉛直p速度において上昇流域になっているところに着目します。次に、前線の閉塞の有無を確認します。図6(下)の地上24時間予想図における低気圧中心は北緯44°東経151°付近にあるのに対し、暖気の極側へ突っ込んでいる3℃の等温線の先端部の位置、つまり等温線の集中帯が2つに別れ
今年前期の実技試験の会場が発表されたそうなので、実技試験レポを再アップします。受験生の皆様、頑張ってくださいね前回の続きで、保育士試験合格レポです。筆記試験を自己採点して、合格の可能性が見えたら…1ヶ月半後に行われる二次試験の実技の対策を始めなければなりません。道具を揃えたり、シナリオをまとめたり、準備が必要です。「造形」「言語」「音楽」の3科目からあらかじめ選んだ2科目を受験します。二度と見返したくない地獄のような動画が完成。言語は暗記したお話をエア幼児に向けて語る試験です。た
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第54回試験・実技2・問2今回は、図8(上)の25日21時に見られる紀伊半島から四国にかけて表現されている降水域について、降水量が多くなると予想される2つの暖湿空気に関わる要因をいずれも「暖湿空気が、」の書き出しに続けて、書き出しを含む25字程度で述べよという問題です。前問の問2(3)で温暖前線を解析しましたが、温暖前線の前面では348Kから最大357Kの高い相当温位を伴う暖湿空気が強い南から南西の風となっているのに対し、温暖前線の
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第56回試験・実技試験1・問2今回は、図8を参考にして、図6(下)の850hPaにおける温暖前線および寒冷前線を前線記号を用いて解答図に記入せよ、という前線解析の問題です。まず、問題文で「図8を参考にして」とありますので、図8の850hPa面における相当温位の分布から前線を解析してみます。図4(下)より地上低気圧の中心位置を転写してここから温暖前線と寒冷前線を延ばしていきます、ここで前線解析の際に着目すべき要素として
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第57回試験・実技試験2・問2今回は、解答用紙の図に予め27日9時に北海道の北から日本海北部にある前線の28日9時の予想位置が記入されており、これにならって27日9時に日本海中部にある低気圧に伴う前線の28日9時の予想位置を前線記号を付して記入せよ、という作図の問題を考えてます。まず、問題となっている前線を伴っている日本海中部の低気圧の動きから見ていきます。初期時刻の図1では、この低気圧は30ノットの速さで東北東に進
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第57回試験・実技試験1今回は、天気予報で使用される気象庁予報用語のうち、地域に関する用語の「所により」と、時に関する用語の「時々」が使用される場合を述べた文の穴埋め問題です。早速、本文を読みながら埋めていきたいと思います。『「所により」は、現象の発現が予想される地域の合計面積が対象予報区全体の(①)のときに使用され、』とあります。この地域に関する予報用語の「所により」について、気象庁では、「現象が地域的に散在し、複数の
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第57回試験・実技試験1・問2今回は、日本の東の高気圧に対応する上空の気圧の尾根の鉛直方向の傾きと、その12時間後から36時間後までの時間経過を述べよ、という内容です。まず、問題ではこのような書き方をしているのですが、換言しますと、高気圧の中心と気圧の尾根との位置関係が時間の経過とともにどうなっていくのか、ということと考え方は同じで、解答では一旦その視点で見てわかることを、問題文の鉛直方向で見た場合にどのようなことが言えるか、
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験1・問2初めに、問題文の問1(1)で述べた北海道北部から朝鮮半島北部んび位置する前線帯について、振り返ってみます。問1(1)本文の第2段落の後半部分で、「北海道北部から朝鮮半島北部にかけて、850hPa面の温度傾度の大きい領域が見られ、そこも前線帯になっている。この前線帯上で、700hPa面の鉛直p速度が(12)-38hPa/hの極値を示す地点は、850hPa面の(13)低気圧性循環の中心付近に位置
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第51回試験・実技2・問3問3(3)でも考察しましたが、じょう乱Bの中心は、図9の14時の図に記されています通り、渦がフック状になっているエコー域の先端部にあります。本文の通り、中心は14時には山陰沖の海上にありますが、その後を追跡しますと、15時ではまだ山陰沖ににあるものの境のすぐ北側、16時では海岸線に到達して、北緯35.5°東経133.4°にありますので、⑤の移動方向は南南東、⑥は30分刻みの解答の指示で、16時頃ということ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第57回試験・実技試験1・問3まず、図6、図7、図8の12時間から36時間の予想図を用いて、時間経過に伴う低気圧の移動と盛衰と加賀地方に着目して考えてみます。初期時刻に九州の南西海上にある低気圧は中心気圧が大きく変化しないまま東北東に進む予想になっています。問1(1)③では、初期時刻の時点でこの低気圧に対し海上強風警報発表されている、ということでした。その後は特に24時間後から36時間後にかけて、加賀地方付近を等
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第54回試験・実技2まず、①②に関連する表のいちばん上の項目、「500hPa渦度極大点の地上中心からみた方角」から見ていきたいと思います。図8(上)の25日21時および図8(下)の26日21時に予想されている台風の中心位置をトレーシングペーパーで写し(赤色の×印)、図9に重ねますと、上図のようになります。この結果、25日21時では500hPa面の中心付近にある渦度極大点284×10-6/sにほぼ同位置とみることができます
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験1・問1まず、紀伊半島沖の低気圧中心(北緯33°東経136°)とトラフAとの距離を計測してみることにします。距離の計測では、緯度10°の距離である600海里を使用します。紀伊半島沖の低気圧中心とトラフAとの東西方向の距離を計測しますと、僕の計測では図上で12mm、一方の緯度10°の図上の距離は38mmとなりました。緯度10°は600海里ですので、低気圧中心とトラフとの距離は、12
ご覧いただきありがとうございます保育士試験ピアノ弾き歌いレッスンのプロピアノ講師のEmiです。保育士資格を取得した経験を活かし保育士試験対策の記事を書いています【ピアノ講師Emiはこんな人】♬はじめましての方はこちら♬保育士試験を受験した話①②③【レッスン/これまでの実績】♬ピアノ講師歴約20年♬指導人数は500名超♫生徒さんの保育士試験合格率100%♫ピアノ未経験の方も全員合格レッスンのお問い合わせ↓実技試験対策レッスン受付中!『2024年前期試
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第57回試験・実技試験2・問1(3)今回は、図3の気象衛星画像における雲域Bと雲域Cについて、図4の850hPa相当温位・風12時間予想図を用いて、雲域Bと雲域Cのそれぞれに対して風と相当温位に分布との対応関係を風向・風速、相当温位の値に言及しながら述べよ、という内容です。雲域B、雲域Cとも、赤外画像ては白く写っており、雲頂高度が高い、あるいは雲頂温度が低いことを示唆していることから、ともに対流雲が発生していると判
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・実技1・問1まずはじめは、潮岬と館野の850hPa〜500hPaの気層間の温度移流について見ていきます。風が吹くことである地点における温度が変化することを温度移流といいます。温度が上昇する変化を暖気移流、温度が下降する変化を寒気移流とよんでいます。潮岬と館野の気層間の風の分布を簡単な図にしてみました。潮岬では、850hPaの西北西10ノットの風から500hPaの南20ノットの風へと、高度が高くなる
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第57回試験・実技試験2・問2(2)(問2(2)①の解答図)今回は、オホーツク海の低気圧について図1の北海道の北に描かれた前線上に発生すると予測されるその要因について、前問の①で描いた500hPa面のトラフとの関連に着目して述べよ、という内容です。図1では北海道にの北にはキンクを挟んで南西へ寒冷前線、南東に温暖前線が延びている状態で描かれていますが、この前線上に低気圧が発生、さらに発達する要因についてトラフとの関連で見
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第54回試験・実技2・問2(解答用紙)今回は、図11(上)、25日21時の850hPa面の予想における温暖前線を解答図に指定された太枠線で囲まれた範囲を前線記号を付して記入せよ、という前線解析の問題です。今回の問題に関する前線解析の要点は、用いる資料が850hPa相当温位・風の予想図だけですので、等相当温位集中帯の暖気側の縁に着目することになります。風の情報もありますので風向シアーの大きい部分も着目すべき要素なんですが
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問4(4)⑤今回は、平戸や下関での地上の寒冷前線と図13のレーダーエコーとの位置関係が浜田にもあてはまるものとしたとき、問4(3)に基づいて推定した浜田の地上の寒冷前線の通過時刻に最も近い時刻を考えてみます。まず、問4(1)より、平戸を寒冷前線が通過したのは8時00分であり、また問4(3)より、帯状の降水域の降水強度が最も強いところの東進速度が30km/hであることがわかっています。図13の9時
こんばんは。今回から、第48回試験の実技2に入ります。事例は2016年の4月9日~11日を採りあげています。問1(1)では、気象衛星画像の判読、全般海上警報の知識、300hPa強風軸の解析、寒冷渦の知識を問う穴埋め問題となっています。単なる穴埋め問題と考えるのではなく、これまでの知識の蓄積を確認する意味でいい問題ではないかと思います。※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を頂いて使用しています。考察編は18日23時更新予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第55回試験・実技1・問2(4)(気象業務支援センター解答例)今回の問題文を一気に読んでしまいますと論点がわかりにくいですので、3つに分けて考えてみます。(a)8日21時に時点で、局地解析によると関東地方には①で描いたようなシアーラインが解析され、(b)総観スケールでは(2)で描いた850hPaの前線に対応する地上の温暖前線が本州を通過している。(c)②のシアーラインの特徴を踏まえて、このシアーラインと地上の
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問2(3)①図4の12時間予想図において、Aの予想時刻前12時間降水量が75mm/12hで示されている極大の位置と低気圧の中心との位置関係、また、図5の24時間予想図においてA‘の予想時刻前12時間降水量が66mm/12hで示されている極大の位置と低気圧の中心との位置関係をそれぞれ8方位で答えなさいということです。低気圧の中心との位置関係ですので、低気圧の中心に対して極大の位置がどの方位にあるのかを解答す
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第53回試験・実技1・問2(2)前回の問2(2)①の設問で温暖前線につきましては12℃の等温線に対応していることがわかりました。したがって、温暖前線につきましては、赤色で示しました12℃の等温線に沿って枠の部分まで記入すればOKです。次に寒冷前線につきましては、少し注意すべき点があります。前回の問2(2)①の設問でも触れましたが、前線の解析に着目すべき点について、「風のシアーの大きい部分」を挙げました。図2を見ます
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験2・問4(4)今回は、浜田の時刻B(15時00分)における地上の気象要素の変化と関連があるものを問題文の下枠のⓐⓑのいずれか、または該当するものがないときは「なし」、両方関連する場合は「ⓐⓑ」と解答せよ、という内容の問題です。まず、図12の18日12時と15時の950hPa面予想図における浜田の付近に着目して問4(2)③を振り返りますと、12時では「中国山地に沿って等温線とほぼ平行な西南西の風が吹き、寒気移流は
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第58回試験・実技試験1・問1紀伊半島沖の低気圧について、これまでの考察では、(1)では一番重要な点として、発達中の低気圧であること。(3)では、トラフAが低気圧中心との距離が近くすぐ西側にあることからも、低気圧の発達を示唆していることがわかります。では、これまでの考察を踏まえて、当問における850hPa面の温度移流、及び700hPa面の鉛直流では、その低気圧の発達がどのような形で示唆しているのかを念頭において取り組みますと、
こんばんは。今回は、気象衛星画像を使って、赤外・可視の両画像の中に示されている2つの領域P、Qについて、判読して得られる雲頂高度の高低、および該当する十種雲形を枠内から選んで解答し、またそれぞれの解答した根拠を解答する、という問題です。可視画像と赤外画像からどういう情報が読み取れるのか、ここでもう一度専門知識で学習した内容を振り返りながら、次回一緒に考えてみたいと思います。第50回試験・実技1・問4※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの許可を
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第52回試験・実技2・問1《館野の雲頂高度》エマグラムでは、実線が気温の鉛直分布、破線が露点温度の鉛直分布を表しているわけですが、問1では北海道から近畿地方にかけて概ね晴れている中、関東平野は雲に覆われていることについて、雲はどの範囲の高さにあるのか、その目安として、湿数(気温-露点温度)の値が3℃以下の湿潤域の鉛直分布で概ね推測することができます。エマグラムでの見方として、湿潤な状態ですと、気温と露点温度との差が
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。(2)③(横浜地方気象台の露場と港の見える丘公園2016年4月)大雨注意報・大雨警報(浸水害)の発表基準となる降水量は地形が平坦な地域か起伏のある地域かによって3時間降水量と1時間降水量の異なる基準が設けられています。浸水害のそもそもの要因を考えますと、降った雨が河川・水路・側溝・下水道のそれぞれの排水能力を超えた場合、あるいは、側溝ですとゴミなどで雨水枡が詰まって排水できない場合も考えられます。横
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。問2(3)今回はちょっと難しかったですが、まず、前線解析の重要な要素として、図11(右上)のT=24の等相当温位線の暖気側の縁を赤で表わしてみました。次に、図8(右下)の700hPa湿数の24時間予想図で、前線付近の湿数6℃以下の湿潤域を青色で表わしてみました。最後に、図8(左下)より、千島近海の地上の風のシアーが明瞭なところを緑色で表し、また、朝鮮半島の南にある前12時間降水量2mmのあたりで前12時間降水量
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第57回試験・実技試験1今回は、日本の東にある高気圧について、図6〜図8を用い、12時間後から36時間後までの移動方向と平均の速さを求めよ、という内容です。まず、日本の東にある高気圧の移動方向と速さにつきましてはその高気圧の中心位置の追跡して求めますので、図6〜図8の各下の地上の予想図を用います。試験本番でもトレーシングペパーが与えられますので、トレーシングペーパーを用いて「H」マークの中心を12時間後、24時間後、36時間後とプロット