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教科書や参考書によくある「動物の組織」の解説は、なぜか、個体→器官→組織→細胞の順になっているものが多いのです。しかし、多細胞生物の成り立ちを考えたら、逆の、細胞→組織→器官→個体の順のほうが好ましいと思うのです。多細胞生物であるヒトのからだは、50兆から60兆個の細胞からできているといわれます。だとしたら、ざっと地球の人口の10,000倍くらいの細胞が調和して個体を成立させています。細胞が役割を分担し、どのように個体を成立させているかを考えるのが、ここでは大切なはず。
今日は、「発酵」を取り上げます。「発酵」は「解糖系」の続きの話です。解釈の一つとしてお楽しみください。解糖系のあらすじをいうと、まずブドウ糖が2つに分解されて、脱水素酵素(の補酵素NAD+)によって水素と電子を抜き去られ、ピルビン酸が2つできて残る反応でした。呼吸ですと、ピルビン酸はミトコンドリアに運ばれるのですが、発酵は酸素がない条件でおこるため、完結するのに酸素を必要とする電子伝達系が働かず、クエン酸回路も停まってしまっております
青年部が「新・人間革命」講座来月配信第4巻「立正安国」の章を研さん2021年3月10日男女青年部の「新・人間革命」世代プロジェクトの取り組みである、「新・人間革命」講座の第2弾が、来月1日から動画投稿サイト「YouTube」(限定公開)を活用して配信される。今回の研さん範囲は小説『新・人間革命』第4巻「立正安国」の章。自然災害や疫病が猛威を振るった1961年、山本伸一が夏季講習会で「立正安国論」を講義する模様がつづられている。講座では、学習教材「マイレボTALK」を活用しながら、
無料で使える学習プリントのリンク集です。◆さんすうプリモンhttp://www.ed2.city.yamato.kanagawa.jp/archive/primon/カラフルなプリントが、単元ごとに一括ダウンロードできます。どのプリントを使えばいいのかわからない…と、迷ってしまう方におすすめ!◆学研キッズネットなぜなに学習相談https://kids.gakken.co.jp/box/index.html計算というより、考え方を説明してくれるプリントがたくさん。社会・理
※この記事の内容は、高校生向けの解説であることをお断りしておきます。「呼吸の反応」は難しいけど、「高校生物」の教科書ではちゃんと高校生に分かるレベルに簡単にしてあります。ただ、簡略化しすぎてかゆいところに手が届かないもどかしさはあります。だから、こんな鉛筆描きの落書きでも受験生の役に立つかもしれない。今日は、クエン酸回路を取り上げます。呼吸は、解糖系、クエン酸回路、電子伝達系の3つの反応系に分けて理解するので、2番目になりますね。解糖系については、過去記事の「解糖系を分か
小学四年生の子育て中ママです先取り家庭学習を試行錯誤しています先日公文式の教室(通信式)から、トロフィーいただきました。子どもは今公文英語のIの学習中です。子どもの英語については5歳の頃から、楽しく子どもが英語を身につける方法を『おうち英語』の形でしてきました。途中、子どもは少し英会話教室にも行きましたが、やはり、自宅で日々過ごす中で身につける英語学習の効果が大!を実感して今は自宅学習オンリーです。この『おうち英語』をしてきて良かったことが、実は英語学習の面だけではな
高校生物では、「タンパク質を主成分とする酵素は、高熱を加えると変性して働きを失う(失活する)。」、と教わります。タンパク質の変性とは、生卵がゆで卵になるときとか、肉を焼くと味も見た目も全然違うものになるときなどに起きています。そして、成分は変わらないはずなのに、もう元に戻すことができないのです。つまり、変性すると化学的な性質が変わってしまうということなのですが、こうした現象を簡単に説明できないかしら、と、思って、たとえ話を作りました。まずタンパク質は生体を構成する
「光合成の授業」をすると、どこから話そうかなぁ、とか、どこまで説明しようかなぁ、とか、迷います。それだけ話が複雑なのです。植物が不思議でならない人類は、なんと紀元前から光合成の研究を始めていますから。しかも、ここ最近、急に研究が進んで教える内容が増えたのなんの。頼みの教科書にも、よく見ると正直、「生物基礎」だと特に、苦し紛れなところがあって、「あとは、先生たちで何とかしてね」、みたいな、編者の放り投げた感が漂います。私たちの目の前には、キョトンとした目をした生徒たちがい
高校生物の範囲での解説資料としてお読みください応用科目「生物」レベルで、「光合成」の解説プリントを作っています。今回は光合成反応の前半にあたる「チラコイド膜で起こる反応」だけですが、近く、「カルビン・ベンソン回路」もアップする予定です。光合成が苦手な生徒はぜひ目を通してください。だいぶ楽になると思います。「生物基礎」では、光合成の場となる葉緑体の大まかな構造を学びました。また、水H2Oが分解されて酸素分子O2が発生し、ATPが合成されることを学びました。
高校生物の酵素反応ところをプリントにまとめたので、今日はそのご紹介です。まず、酵素の性質と働きについてイメージを共有しましょう。最近はややこしい形をした酵素の画も増えてきたけど、よくあるパックマンみたいな画でいいです。反応も分解だけにします。酵素は基質と活性部位で結合し、酵素基質複合体を形成すると触媒として機能します。生物基礎でも習いますね。応用科目生物では、これに阻害剤が二種類、追加で登場します。到達目標は阻害剤がある場合の酵素反応のグラフまで理解することです。阻
DNAは、二重らせん構造がほどけて一本鎖に分かれたそれぞれが相手を新しく合成して増えていきます。これを「半保存的複製」といいます。DNAは、塩基、糖、リン酸からできたヌクレオチドの仲間からできています。生物で働くヌクレオチドはたくさんあるけど、DNAヌクレオチドはちょっと特殊で、普通だったらリボースという糖が使われるのに、ディオキシリボースが使われています。ディオキシリボースはリボースから作られます。リボースのーOHであるところから酸素Oが抜き取られ、ーHに変えられる
教員になってから、GWは休んだ記憶がありません。カレンダー通りに休むのは、実に25年?ぶりのことです。身体を休めることができるのはありがたいのですが、その分、生徒との思い出が作れないため、喪失感の方が強いです。本来ならば、今日はインターハイの団体戦に備えて練習試合に出かけて盛り上がっているはずでした。ぽーんと、ひとり、放り出された感じです。今年の状況は残念です。しかし、気持ちを切り替えて前向きに行動しないといけません。こんなにまとまった時間を授かるのは、次は定年
ひらがなさがし(形の似ているひらがな)①あ行か行画像を保存してお使いください。きれいな出力の仕方はプロフィールを参照。・プリントアウトして学習プリントに(A4で2面づけ推奨)・タブレット端末での学習教材に
前からずっと描こうと思っていた、「解糖系」の学習プリントです。やっとできました。化学の構造式に慣れていないうちは、この図が役立ってくれるはずです。うまくいけば、「解糖系」の反応は、高校生物のレベルなら、屁の河童になります。キャラクターをよく見たら下に進んでください。ブドウ糖が呼吸基質として細胞に入ってきたところから始めましょう。「解糖系」の目的は、「ブドウ糖」を「ピルビン酸」に変えることです。まず、ATPがブドウ糖を分解していきます。(お断り炭化
※高校生物のレベルでの解説になります「電子伝達系」は呼吸の反応の最終段階です。前段階の「解糖系」と「クエン酸回路」は、何のために起きているのかが分かりにくいけれども、「電子伝達系」の幕で最後のオチまで聞くと、呼吸のストーリーの全容が分かってようやく腑に落ちます。「ミトコンドリアはこれがやりたかったんだ…」、と、いうのは「ATP合成酵素を回す」ことなんですよねー。だったら最初からATP合成酵素の話をしてくれりゃあいいんですが、教科書や参考書の紹介は最後です。まあ、順に説明す
高校生の頃、体細胞分裂のことが良く分からず、結局、暗記して終わったとても残念な思い出があります。当時は相同染色体もよく分かっていませんでした。教員となった今、当時の私と同じ生徒が教え子にいると、さらに残念なので、そうならないように作ったプリントです。体細胞分裂が分からない原因ははっきりしております。まず、分裂が始まっていない普段の染色体のイメージがないことです。その始めの状態が分かりづらいのが痛いところで、教科書の写真を見ても図を見ても、染色体がまだ凝縮していなくて
あいうえお練習(五十音表)穴埋め②画像を保存してお使いください。きれいな出力の仕方はプロフィールを参照。・プリントアウトして学習プリントに・A4サイズ推奨ですが、小さな文字を書くのが苦手な場合はA3がおすすめです。
こんにちは今週も始まりましたね。お天気が悪くて洗濯物が外に干せない外に干せないと一気に気分が下がる⤵️で、気晴らしに(?)『断捨離』することに目をつけたのが、子供3人がやってる進研ゼミとこどもチャレンジの学習教材前にも記事にしたことあったかな?忘れちゃった。。ま、いいか3人もやってると、どんどん付録教材が増えていくんですよねとりあえず取っておいて下の子もそれで遊んでたりしたんだけど、収納ケースが満タンになってきた&長女が小学校卒業のタイミングなので思
先週の土曜日が学校公開日で出勤だったので、今日は代休でした。もう、ね、この日を楽しみに2週間ずっと頑張ってきたんです。で、朝6時に起きて、今までずっと、「カルビン・ベンソン回路」の学習プリントを描いていました。出来上がったので記事にして、花の月曜代休を締めくくりたい。前の記事の「チラコイドで起こる反応を分かりやすく」の続きです。高校生物の範疇での説明になることをお断りしておきます。チラコイドで起こる反応によって用意されたものは、ATP18分子と、NADPHと