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久しぶりの「中らずと雖も遠からず」シリーズです。私の経験から推測し解明をしていく内容と成ります。過去は記事としてボツに成った事もあります。その記事は限定で公開はしていますが残念だと考えています。少しまえにも書いた事がありますが、このブログはどの記事がどれ位読まれているかが分かる仕組みです。2022年6月「バリとカエリの違い」が134回でトップ、2位は「切り刃と小刃と糸刃」で108回です。7月ですが、6月同様に「バリとカエリの違い」がトップです。2位も変わりません。今月(8月)は「天
今日は天然砥石の使い方を記事にしたいと思います。実際には、地金のあるカンナと白本焼きの包丁を色々な砥石で試し研ぎをしました。天然砥石は例えば、保水力のあるもの、吸収して直ぐ乾くものなど水一つ取っても違いがあります。砥石が金属を研ぐ仕組みはご存知でしょうか。トクソとしてでた物質が水と合わさり削り取っていくのがオーソドックスだと思います。また、砥石そのものの研磨力で削る事もあるでしょう。名倉を使い名倉などの力を借りて研磨力をアップさせたりもします。今回は水だけを使い研ぎ味などを調べて見まし
奇跡の瞬間と成ります。知人が遊びに来ると言うのでスリッパを新調しました。妻「これはあなた用よ」新しいものにクレアが反応します。洋服などでは必ず服の上で寝ます。今回のスリッパでは振り回して戦っていました。少したち妻からの言葉です。妻「見て、、、、スリッパが重なっている!」その写真です。どのようにしたら重なるのか不明です。一つずつ重ねのだとは思いますが、振り回していた結果重なったのかもしれません。愉快な事を日常的に起こしてくれるのがクレアです。お散歩も朝や夕方の方が良い季節です。梅雨が明け
前回、銀三の柳刃包丁を再生するとの記事を書きました。銀三の再生の記事へ下の包丁ですが、今までは切れ味は70点位だと思います。今日は、再度の研ぎと刃元の研ぎを重点的に考えたいと思います。研ぎは青砥から仕上げ砥へを一度やりましたが満足出来ず、2000番で軽く刃先を整えてから再度仕上げ砥です。最終的には、切り刃の仕上げを菖蒲谷の戸前系統、刃先は以前紹介したとても硬い菖蒲谷を使いました。下の写真、私ほどの感動は分からないと思いますが、刃元がきっちり石に当たっています。小刃も綺麗に出来
荷物が届く事でワクワクする事が有ります。私の場合は天然砥石が其れに当たります。今回、天然砥石と成分に付いて触れたいと思います。日本包丁研ぎ協会の中で座談会形式の会が有ります。内容は書く事が出来ないのですが話題にする事は出来ると思います。何かと言うと、天然砥石と不純物に付いてです。天然砥石には梨地や蓮華、カラスなど模様により名前が付いています。他では色でも黄板や浅葱など色々な名前が存在します。この模様や色で成分が違うのでしょうか。この件は本日のまとめで紹介させて頂きます。その模様ですが、最近気に
今回は、小刃と糸刃について考えて行きたいと思います。ここまでに、天然砥石で研いだ刃先は平だと結論付けました。今までの感覚だと小刃とは切り刃に対して角度を付けて研いだ刃。それより小さな刃が糸刃くらいの感覚です。以前、記事で説明をしたことが有ります。包丁を解剖するへ*その時の記事で使用した解説資料です。右の刃が下から糸刃、小刃と紹介しました。今回、糸刃が全く違うという事を発見しました。(主観です!)下へ続くしかし、刃先が平と仮定すると全く違った感覚になるものです。1.切り刃とは研ぐも
こんばんは。たぬきです。ツイッターにて、研承はどんな感じでしょうか?と質問されました。これ、話すと長ーくなるので、ブログにまとめようと思います。手持ちの研承についてだけ書くと、不正確というか、たぬきのバイアスが掛かっているので良くない様な気もします。なので、研承だけに限定せず、たぬきが入手した順番でレビューしたいと思います。その方がバイアス含め分かってもらえそう。https://t.co/f7W8UJZpJ3—勢州たぬき工房アマ無は80m苦戦中(@rabbitueki)20
すこんばんは。たぬきです。三木金物まつり会場の常三郎さんとこの天然砥石原石コーナーで見つけた伊予砥Hyper。挽き落ちで1000円でした。出所は多分さざれ銘砥さんじゃないかな🤔伊予砥といえば白か橙色、そしてそのグラデーション。環巻も美しい。対してHyperは白に細い赤や黒の粒が混じってきますね。前後のとがった所を落として面付けしました。そして研いでみると砥石じゃない粒子が混じっていて刃が傷だらけになりました。これでは使えません。試しに側面で研いでみると傷が入らずに砥げます。原石表
こんばんは。たぬきです。研承レビューの続きを。今回はレジノイドです。研磨剤等、砥石の材料と熱硬化性樹脂を混ぜて100℃とか200℃とかて硬化させて作った砥石です。ビトリファイドに比べて研磨剤が樹脂に埋もれている分、砥面から突出している部分が小さく、傷が小さい特徴が有ります。(水に浮いている氷みたいな物です。水面から出ている部分は僅かで、ほとんどは水中にあります)また樹脂ゆえに柔軟性や弾力性があり、包丁など点で研ぐ刃物にもあたりが柔らかく感じますね。逆に、狂った裏を平らにするような使い
こんばんは。たぬきです。以前、原石から荒取りした東奥殿戸前のコッパを仕立てようと思います。頭の部分の形が悪いですね。このままにしておくと、何かにぶつけた拍子に大きく欠けそうです。鋸で挽き落としましょう。普段は砥石を着る時に自作の砥石鋸を使います。しかし、こんな小さな所を切るにはゴツ過ぎます。今回は金鋸で落としました。朝日虎の荒砥に金剛砂を撒いて面を出します。粗方でたらアトマで整えてます。試しに普段使いの切り出しを研いでみます。おぉ、研ぎ出しが早くて滑走も程々で使い易い。硬さは中庸と
前回京都の向井酒造「益荒猛男」を紹介しました。知人に贈ったのですが、お返しに山形県朝日川酒造の「響光」を頂きました。日本酒らしい味わいのお酒でした。ブレンド酒との事です!前回から包丁の刃付けに付いて考えています。下の包丁は本焼の一竿子忠綱と豪作の柳刃包丁です。刃先に付いてカンナの刃と包丁の刃の違いに付いて考えている事を書いた事が有ります。カンナの刃をルーペで見ると傷なしです。完全にベタ刃だと言えると思います。一方包丁の刃ですが、包丁の形が影響してカンナと同じに研ぐ事は難しいと考えています。以
訪問ありがとうございます。ランキングに参加しています。下の四つ葉↓をクリックしていただけると今後のブログ更新の励みになります。押してくださったかたにも幸運が訪れますように…(。-人-)人気ブログランキングこれ何だと思うツクシ…ではなく…………トクサだ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:【トクサ】(砥草、木賊)分類/トクサ科トクサ属学名/
中川悟志氏(白木刃物)の包丁を今日は仕上げていきたいと思います。しかしながら、切り刃のムラが気にまりますのでもう一度面を作ります。ここは思い切って「赤松砥」です。荒砥になると思いますがどうしても面のムラが気になるためやって見ましょう。*以前は荒砥で随分形を崩しました。現在は少しは上手になっています。この段階で随分面が合ってきました。とてもムラが多かったのですが、刃元と刃先の一部まで合っています。これ以上は疲れたのと、減らして良いかどうか分からないため次に進みます。次に大村砥です。こち
現在も仕上げ砥石を掘っている山があります。先日紹介した田村山もそうです。下の写真は丸尾山ですが砥取家さんが販売をしています。現在も現役の天然砥石を掘っています。わたしが最初に購入した天然砥石はこの砥取家さんからで、右端の敷内曇りなまずとなります。ナマズは柄(模様)の事で一般的にはナマズが出ている石は柔らか目となります。今日は、丸尾山を紹介していきたいと思います。包丁は銀三柳刃と出刃包丁です。最初は本戸前ナマズとなります。戸前の名前が付いていますが田村山とは全く違った石と思います。丸尾
前回の記事にコメントを頂きました。回答が長く成りそうですので記事にしたいと思います。aodaisho2022さんからです。「私も日本剃刀を研いでいますが、削り心地が100均のカミソリと比べて良くなりませんどうしてでしょうか」私も素人のため答えと言う訳にも行きませんが私なりの回答をさせて頂きます。昨日に続き今日は硬い石で研ぎました。昨日は掛かりの良い石が有ると紹介しました。硬い石は扱いが難しく基本的に最終向きだと思います。弟子「要するに何なんですか」私「刃を作るのは中砥
景色を眺めて5分で飽きた(@ ̄ρ ̄@)川せせらぎと強い日差しが更に退屈に。することなく座ってるのが苦痛になってきました。昨日こんな河原で暇つぶしに石探してました。息子と旦那さんは釣れない釣りをしていたので私は時間潰しで砥石探しをして遊んでいました。こんなに石だらけならひとつぐらい砥石になりそうな石が見つかるだろうとフィーリングでチョイス。野暮の道が長い…。河原は石がゴロゴロでチョロチョロするだけで体幹が鍛えられそう。ヒールとワイドパンツで来なくて正解。そんなんじゃ野暮