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天官賜福の中で、裴茗の雨師に対する気持ちは、非常に複雑なものとなっています。裴茗から逃れたいときに、わざわざ雨師のところに避難しに行く描写が何度かあります。それは、雨師が裴茗の陰影であることを知っていて、裴茗は気まずくて雨師に会いたがらないことを知っているからです。今日はこの二人について考察していきます。ネタバレを含むのでご注意ください。飛昇前の二人飛昇する前、二人は後に敵対する国の将軍と公主でした。裴茗が須黎国の将軍で、雨師篁は雨師国の十六番目の公主だったのです。公主とは言え、宮人の生
完全なネタバレを含むので、まだ最後まで視聴していない方はご注意ください。この作品の一番の魅力は、何度観ても新しい発見があり、登場人物の深掘りがいくらでもできるところだと思います。本日は「謝憐の成長の軌跡」について若かりし頃の太子殿下謝憐は、仙楽国の太子として生まれ、権力には目もくれず「蒼生(万人)を救いたい」と修行して若くして飛昇しました。しかし、若くして飛昇したことを、仙楽国の国師(謝憐の師匠)は「早い、早すぎる」と言いました。挫折も苦労も知らない太子殿下は、蒼生を救うことの代償も何もわ
黒幕と対峙する時、花城は自らが黒幕を倒すのではなく、謝憐にありったけの法力を注ぎ込んで、謝憐が黒幕を倒すのですが、花城はなぜ自分で黒幕を倒さなかったのか。理由は大きく分けて三つあると思います。大いにネタバレを含むので、未視聴の方はご注意ください。理由①謝憐の咒枷を解く為謝憐が二回目に天界から追放された時に、自ら君吾に頼んで二つの咒枷を付けてもらっています。そのために謝憐は法力が封印され、不老不死である以外は人間と何も変わらなくなります。この咒枷には法力を封印する機能以外にも、後半引玉のくだ
天官賜福は、お話の中の伏線も面白くて考察しがいがあって、まだまだ書き足りないのですが、今日は少し別の視点で書いてみたいと思います。花城はなぜ城壁から落ちたのか?花城が子供の時に城の壁から落ちて、それを謝憐が救ったことで全ての物語が始まるのですが、それではなぜ花城が城の上にいたのか、気になった方はいませんか?作者である墨香銅臭さんが明かしている部分を見ていきたいと思います。花城は生まれつき右目が赤い瞳だったことから、子供の頃から不吉として周りから忌み嫌われていました。嫌がらせを受けたり、いじ
前回も沢山のイイネありがとうございました。二次創作なのもあり、当初は興味ある方がいらっしゃるか不安な中書き始めたのですが、楽しみに読んでくださる方もいると知ってとても嬉しいです前回の記事はこちら↓『天官賜福30風師と黒水沈舟のその後⑩』前回の内容はこちら↓『天官賜福29風師と黒水沈舟のその後⑨』前回のお話はこちら↓『天官賜福28風師と黒水沈舟のその後⑧』いつもイイネをくださる方々ありがと…ameblo.jp前回の二人はやっと結ばれて、気持ちも吐露し合いました。今回はその続きです。結ば
天界からも鬼界からも恐れられる無敵の花城でさえ、謝憐の前では自信がなく臆病になることがあります。好きな人の前ではそんなもんですよね。今回はそんな二人の甘いやりとりを見ていきたいと思います花城「千燈觀」天界で神官の「長明燈」の数を競うイベントで、当たり前のように、どうせ誰も一つも上げてくれてないんだろうな、って思っていた謝憐にとって、三千灯も上げてくれた「千燈觀」はもうビッグサプライズなわけですよ。もう驚きと感動しかない。それなのに、花城は、「本当は言いたくなかったんだ。・・こんな鬼市のご
天官賜福には何度か読んで初めて気がつく細かい伏線がたくさん隠れています。今回はその一部を紹介したいと思います!①半月関で謝憐が毒蛇に咬まれてしまった後、花城はそばにいたのに謝憐をしっかり守れなかったことを気にして、謝憐との体の接触を避けることで、自分自身を罰しています。この後も、謝憐のそばにいるのに怪我をさせてしまった時は、同じようにして自分を罰しています。②温柔郷で女妖がどんな姿に化けたか明記されていないが、前後の文章から察するに謝憐の姿に化けています。女妖はそれまでいろんな女性の姿に化け
天官賜福には何度か読んで初めて気がつく細かい伏線がたくさん隠れています。ネタバレを含むので、まだ最後まで視聴していない方はご注意ください。①謝憐が3回目に飛昇した時、霊文が’’風信はよく人間界に行っている’’と言ったが、それは800年の間、風信がずっと謝憐を探していたことを示している可能性が高い。②扶搖が初めて登場した時に「你是人间正道,你是世界中心」と謝憐に言ったが、謝憐が初めて天庭から追放されて悲惨な生活を送っている時に、慕情から同じことを皮肉として言われている。なので扶搖が初
以前こちらの記事で、もしかしたら花城は謝憐に自分のことに気付いてほしかったのでは、と少し書きました。書いた当初はふと思った程度なのですが、今日は考察を含め、詳しく見ていきたいと思います。(ネタバレを含みます。)『天官賜福37細かい考察(2)』だいぶ前に、細かい考察(1)を書いてから、そのままいろんな記事を挟んでいるうちに時間が経ってしまいました。(1)ということは、もちろん(2)以降もあります!も…ameblo.jp上の記事でも書きましたが、八百年前、謝憐は牛車を使って子供の花城を皇極觀に
前回の続きです!『天官賜福25風師と黒水沈舟のその後⑤』前回の続きです!前回のあらすじはこちら↓『天官賜福24風師と黒水沈舟のその後④』前回の続きです!前回までの内容はこちら↓『天官賜福21風師と黒水沈舟のその…ameblo.jp-------そう言い終えると、黒子は傷口から毒を吸い続けました。師青玄はだんだん冷静になってきて「ありがとう、黒兄」と言いましたが、もう黒子の方を見ることはできませんでした。しばらく観察して、黒子は先ほど噛んだ蛇が毒蛇でないことに気が付きます。そのうち日が
前回のお話はこちら↓『天官賜福28風師と黒水沈舟のその後⑧』いつもイイネをくださる方々ありがとうございます個人的にキュンキュンするところをかいつまんであらすじを書いてますが、同じところで共感してもらえてるのかなとか、楽…ameblo.jp-----------------黒子は小屋に入ると、暗闇の中でうなされている師青玄が目に入ります。「・・兄さん、怒らせたらだめだ...」夢の中でうわごとを言う師青玄は表情も苦痛み満ちていて、涙を流していました。黒子は涙を指で拭いて、その指を舐めます。胸
日曜日の朝、全編を読んじゃった「天官賜福」ネタバレしてるので、知りたくない人はここから先は読まないでね❗️謝憐の戦い方も、持っている技も熟知しているラスボスとの戦いは過酷を極めます。手の内をすっかり読まれていて、このままでは絶対勝てないと絶望しそうになった謝憐に花城がこう声をかけます。「兄さんしか知らない技が1つあるじゃないか❗️あれを使うんだ‼️」そうして、やっとラスボスを倒して花城に駆け寄る謝憐。でも……………。謝憐の壮絶な戦いのために霊力を与え続けていた花城は力を使い果たして、
前回の続きです!前回までの内容はこちら↓『天官賜福21風師と黒水沈舟のその後①』天官賜福の中で、社交的で明るく、愛嬌ある性格が人気な風師。最後には悲しい結末を迎えてしまいます。個人的には黒水沈舟の結末もまた、とても哀しくて、切なくて、この…ameblo.jp『天官賜福22風師と黒水沈舟のその後②』早速たくさんの方が読んでくださり、イイネもくださり、本当にありがとうございます。とても励みになります昨日の続きです。前回の内容はこちら↓『天官賜福21風師と…ameblo.jp『天官
前回の続きです。前回の内容はこちら↓『天官賜福21風師と黒水沈舟のその後①』天官賜福の中で、社交的で明るく、愛嬌ある性格が人気な風師。最後には悲しい結末を迎えてしまいます。個人的には黒水沈舟の結末もまた、とても哀しくて、切なくて、この…ameblo.jp『天官賜福22風師と黒水沈舟のその後②』早速たくさんの方が読んでくださり、イイネもくださり、本当にありがとうございます。とても励みになります昨日の続きです。前回の内容はこちら↓『天官賜福21風師と…ameblo.jp---皇城を
今日は好きな場面の紹介ですネタバレを含むのでご注意ください。まだ謝憐と花城が思いを通い合わせていない段階の話です。黒水沈舟の復讐の過程で、訳あって花城と謝憐が口移しで法力をお互いに移し合うシーンがあるのですが、その時のあまりの緊急事態に、謝憐が思わず花城を押し倒して、法力を吸い取る場面があるのです!!(もう出だしから十分破壊力ありますね)しかも、なんとその瞬間を、戚容が入ってきて見てしまうんですね!!!菩荠観の木の戸がギーギー音を立てながら、巨大な青色の毛虫のような姿の戚容が現れ、
天官賜福の中で、社交的で明るく、愛嬌ある性格が人気な風師。最後には悲しい結末を迎えてしまいます。個人的には黒水沈舟の結末もまた、とても哀しくて、切なくて、この2人にはどうしても胸が苦しくなります。黒水沈舟と風師のその後について、同人文で続編のストーリーが上がっていて、内容が素敵だったので、あらすじを載せてみたいと思います。少し長いのであらすじ紹介に止まりますが、それでもボリュームがあるので数回(多分5回前後)に分けて更新したいと思います。非公式のストーリーですが、公式では語られていな
好きすぎる天官賜福について♡簡潔に言うと、仙楽国の太子である「謝憐♂」と謎の少年「三郎♂」の愛のお話です。(ネタバレありです。)謎の少年「三郎♂」は、800年前の幼い頃にまだ仙楽国の太子だった「謝憐♂」に助けられ、そこからずっと「謝憐♂」のためだけに生き続けてきた一途すぎる「鬼」なのです。三郎は助けられた当初は人間の子供だったのが、太子と共に戦って命を落とし、その後「この世にまだ愛する人がいるから守りたい...」ということで転生せず、鬼になってこの世に残ります。800年間、
天官賜福の新版(2023年5月発売)の、改編されている箇所その②です。このあたりは追加情報が多すぎて、丸々物語が追加されていたりします。ボリュームがあるので、大事そうな部分をかいつまんで紹介します。・半月がなぜ永安国にいたのかの説明が追加されています。謝憐が死んだふりをした時に他の死体とともに川に流されたので、謝憐の死体(正確に言えば踏まれすぎて気を失っているだけなのですが)を追っていたら永安国に着いたとのことです。そこで裴宿の家族に助けられて裴宿と知り合ったことや、裴宿の飛昇前の理不尽な経験
殿下と風師は難しいミッションを達成できるのか……ネタバレしていますのでご自衛お願いしますざっくりあらすじ秘密の地下道で賽を振った風師地下深く落下し、巨大なミミズに襲われる再び落下すると人食い族にも追われ…いよいよ謝憐が賽を振ると通路が現れ、その地下牢には「地師」明儀が囚われていた!せっかく運を貰ったのに自分の運に自信がなくて風師に賽を振ってもらう殿下転がり落ちたのはお化けミミズの巣ですうえぇミミズをかわして危機一髪もう一度振るも今度は人食い部族のいるジャングル
花城は度々自分のことを“良い人ではない“と言っています。(少しネタバレを含むので、お気をつけください。)牛車で謝憐と話していた時に、血雨探花は生きている時はどんな人だったか?と尋ねられて「良い人ではなかった」と答えているし、のちに戚容が憑依した青年の子供、“穀子“に会った時も、自分のことを「悪い人だよ」と言っています。実は、花城が牛車で血雨探花(自分)のことを“良い人ではなかった”と言ったことが私の中ではずっと引っ掛かっていました。後に、彼が銅爐山に迷い込んだ人間達を救ったことも記載され
花城は半月関の時に、罪人坑の下で本来の姿に戻っています。謝憐の性格をよく知っていて、謝憐が飛び降りる前に、率先して飛び降りた花城。謝憐はこの時すでに、何となく’’三郎’’が強いことを知っていますが、それでも心配して飛び降りた花城に向かって叫ぶ姿は、見る人の心を揺さぶります。どうして、花城はその時本来の姿に戻ったのか?見ていきたいと思います。①半月兵士の鬼達を始末するため絶等級の鬼王である花城がどれだけ強くても、仮の姿は本来の姿に比べて実力がやや劣ります。少年姿でも強いことに変わりはありません
どこまで進んで終わるのかな…と思っていた『天官賜福貮』全十二話。発表から二年間待ち続けた作品が、ようやく最終話を迎えた。『アニメ『天官賜福』・第二季予告より。』残念ながら…。第二季の『天官賜福』のアニメは、リアルタイムでYouTube視聴できないのね、と…。←何を勘違いしたのか、まだやってないしと訂正。「あなたのお…ameblo.jp…その割に、リアルタイムで観なかったという…何たる怠慢いいんだ…。どうせ読まれるのは、吹替版の放送が終ってからだから(笑)本来なら202
天官賜福の時系列と簡単なあらすじをまとめてみました。大いにネタバレを含むのでご注意ください。天官賜福の原作小説には旧版と新版があり、日本語訳の小説・アニメには新版の内容も少しだけ反映されています。各巻の時間軸原作小説(ネット版)の構成は、第一巻〜第五巻まであり、以下のような時系列となっています。①第一巻:現在②第二巻:過去③第三巻:現在④第四巻:過去⑤第五巻:現在+番外編つまり、物語は第一巻→第三巻→第五巻の順に進みます。間に挟まっている第二巻と第四巻は八百年前の話で、二巻と四巻
Gwの中の平日ですね☺さて、今日も天官倶楽部からです、というか3巻のツボが溢れる泉のように出てきてしまって頭の中が洪水状態です(笑)気がすむまで書きたいと思います大丈夫かしら〜こうなると私は止まらなくなるんですよね(笑)深い深い沼の住人になったのでしょうねこの3巻のツボ語りも何処までいくのか見ものですねさて、今日はちょっと少しページを戻ります!急にこちらを書きたくなりましたそれは小説での題名を頂きますとこちらになります白夜、麗人が寄り添い書をしたためるです☺100Pくらい目の描
以前購入してあった天官賜福の小説を読んでます。現在、3巻115ページまで読みました。あと、漫画(左)も購入したので読みました。判る人には判るかな。小説内に書いてあった詩を書きたい衝動にかられ、筆ペンにて書いてみた💦⬇️曾经沧海难为水,除却巫山不是云取次花丛懒回顾,半缘修道半缘君滄海を知れば他の水にもう魅力がない巫山を知ればよそで見る雲はもう雲と呼べない次々と咲く花を振り返る事もないその理由は半分は修行の身だからもう半分は私の心に君がいるからの古い詩だそ
殿下への熱い思いを心に秘めたまま犠牲になってしまった黒武者''無名''が、時を超えて殿下と心を通わせます。''無名''の死を悼む全ての人に届きますように。(ネタバレを含むので、最後まで読んでいない方はご注意ください。)謝憐の代わりに全ての呪いを一身に受けて消えてしまった''無名''という黒武者の少年。自分のせいで死なせてしまったと、謝憐はその後八百年間にわたって罪悪感を引きずりながら放浪しました。謝憐と花城の日常生活の中から、時を超えて殿下と''無名''が心を通わせる部分をご紹介したいと思
「宣姫」と聞くと、かつて裴茗と恋仲だったものの、裴茗への執念で鬼になった、哀れな女性と思う人が多いと思います。どうして裴茗は彼女を娶らなかったのか?考察してみたいと思います。物語後半あたりの宣姫や裴茗に関するネタバレを含むのでご注意ください。宣姫は元々裴茗の敵軍の女将軍でした。捕虜として捕まって、守衛の目が届かない時に自死しようとして、裴茗に助けられたのです。裴茗の行動に彼女は心を動かされ、二人は間も無く恋仲になります。裴茗が別れようとした時、宣姬は裴茗を引き留めるために、自国の軍事機密を渡し
天官賜福の中で「初夜」が描かれてなくて、その後のことは描かれているのですが、初夜だけ飛ばされてしまってるんですねそこで二次創作の作品ですが、二人の初夜について描かれた良き作品があるので、紹介したいと思いますネタバレを含むので、最後まで読んでいない方はご注意ください。(以前お伝えしている通り、ここの二次元にはガイドラインという結界が張られているので、それに抵触しない範囲の紹介になります物足りない...となる可能性が高いですが、あらかじめご了承ください)----本編では謝憐と花城が君吾と対峙して
こんにちは。今日は謝憐を見てて思うこと。↓先日、Spoon2Diの全プレのアクスタが届きました♪なかなか素敵なショットで気に入ってます謝憐て、がらくた太子なんて呼ばれても、ハハハって感じで気にしません。というか、そう呼ばれて仕方がないとちょっと自己卑下の人なのかな思ってたんですが、謝憐だけずっと見てると、彼は周りと戦わない人なんだなと。謝憐のその源って人のやること、話すことをいいふうに考えてその人が素敵な人だととらえるところなのかなと思ったりします相手を認めて敬う気持ち
前回媒婆の番外編でしたが、いかがだったでしょうか?小屋の奥で何があったのか...妄想するだけでもワクワクします今回も甘い番外編です題して「本日閉店」。----「はは...今回の絵は上出来だ!」師青玄は独り言を呟きながら顔には笑顔が溢れていました。寝床の下に絵を隠そうと、机から立ち上がって、絵を眺めながら寝室に向かって歩きます。絵には、賀玄の本来の姿が描いてありました。あの日、二人で気持ちを通い合わせた時の、あたり一面の黄金色の葉の絨毯、そして賀玄が樹の下で振り向く姿、その顔はいつもの冷た