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昨日の続きです!----数日経って、三人で街に遊びに出かけました。道中、謝憐はずっと紅紅児を抱っこしていて、紅紅児も謝憐の首をぎゅっと抱きしめて、時々耳元でひそひそ話をしたり、とても仲睦まじくしていました。花城はそれを見て、甘やかしたくなくて、冷たく「自分で歩け」と言います。「大丈夫だよ。人も多いし、抱っこしてる方が安全だよ。」「じゃあ僕が抱っこするよ。」怖い顔をしながら言うので、紅紅児も抱っこして欲しいとは思いません。でも紅紅児は謝憐が疲れるといけないと思い、自分から降りて「哥哥、自分で歩
天官賜福の中で「初夜」が描かれてなくて、その後のことは描かれているのですが、初夜だけ飛ばされてしまってるんですねそこで二次創作の作品ですが、二人の初夜について描かれた良き作品があるので、紹介したいと思いますネタバレを含むので、最後まで読んでいない方はご注意ください。(以前お伝えしている通り、ここの二次元にはガイドラインという結界が張られているので、それに抵触しない範囲の紹介になります物足りない...となる可能性が高いですが、あらかじめご了承ください)----本編では謝憐と花城が君吾と対峙して
殿下への熱い思いを心に秘めたまま犠牲になってしまった黒武者''無名''が、時を超えて殿下と心を通わせます。''無名''の死を悼む全ての人に届きますように。(ネタバレを含むので、最後まで読んでいない方はご注意ください。)謝憐の代わりに全ての呪いを一身に受けて消えてしまった''無名''という黒武者の少年。自分のせいで死なせてしまったと、謝憐はその後八百年間にわたって罪悪感を引きずりながら放浪しました。謝憐と花城の日常生活の中から、時を超えて殿下と''無名''が心を通わせる部分をご紹介したいと思
前回の初夜と同じシリーズの中から、謝憐と花城の結婚後すぐの日常生活を紹介したいと思います。二人が再会して結婚した上元節の当日から見ていきます(少々ネタバレを含みますので、最後まで読んでいない方はご注意ください。)----天庭を再建するために毎日忙しく奔走していた神官達は、今年の上元宴で一息つけるのを楽しみにしていました。毎年恒例の上元宴の燈会では、神官達が長明燈の数を競うのが慣わしですが、今年は十名以内の神官が何人もいなくなったし、血雨探花もいないし、もしかしたらきっと自分も十名以内に入れる
天官賜福には何度か読んで初めて気がつく細かい伏線がたくさん隠れています。完全なネタバレを含むので、まだ最後まで視聴していない方はご注意ください。①花城の告白花城は謝憐に何度か告白めいたことをしています謝憐の反応を見たいのか、思い余って口に出してしまったのか、冗談を装って告白してる花城が愛おしすぎる1回目は、黄金の馬車の上の「哥哥,成亲吧」(兄さん、結婚しよう)2回目は、謝憐の菩荠観が倒壊しそうになった時に、「要不然搬我那里去算了」(うちに引越しておいでよ)3回目は、山の妖怪のお腹にい
時々君吾の考察を挟みたくなるのは、多分いまだに君吾に対して完全に満足のいく考察ができていないからなんだと思います。時間が経つと新しい見方が出てくるので、最近の思うところを書いてみます。少し長いので、是非お時間がある時にどうぞ。(どちらかといえば最後まで読み終えた方向けの考察です。ネタバレがあるので未視聴の方はご注意ください。)君吾はただ単に、謝憐に嫉妬している、そして謝憐を後継者にしようとしている、だけではないと思うのです。ただ単に後継者にしたいだけだと浅いような気がして、自分自身腑に落ちなか
花城と謝憐の会話はとっても心が温まり、好きな人も多いと思います。謝憐には心のわだかまりが幾つかありましたが、それはどれも花城によって解かれています。ネタバレを含むので最後まで読んでいない方はご注意ください。①「万人を救おうとするなんて愚かだ」半月関の後、半月は謝憐が昔、万人を救うことが夢だったと話しました。この時、謝憐は恥ずかしくなっています。昔の謝憐は挫折を知らず、自信に溢れていて、何も怖くないし、何でもできると思っていた時期がありました。しかし度重なる挫折を経て、自分は万能ではないと思い
だいぶ前に、細かい考察と伏線①②を書いてから、そのままいろんな記事を挟んでいるうちに時間が経ってしまいました。もちろん③以降もあります!もう日々、書きたいことが渋滞してます...。ネタバレを含むのでご注意下さい。『天官賜福6細かい伏線や考察①』天官賜福には何度か読んで初めて気がつく細かい伏線がたくさん隠れています。ネタバレを含むので、まだ最後まで視聴していない方はご注意ください。①謝憐が3回目に飛…ameblo.jp『天官賜福10細かい考察と伏線②』天官賜福には何度か読んで初めて気
天官賜福には何度か読んで初めて気がつく細かい伏線がたくさん隠れています。(ネタバレを含むのでまだ最後まで読んでいない方はご注意ください。)今回は、花城がどれだけ謝憐のことが好きか、について色々あるのですが、その一部を紹介したいと思います花城の刺青謝憐が初めて花城に会った際に、花城の左腕に刺青があることが描写されています。この時謝憐は、少数民族の何かの記号かな、ぐらいにしか思っていませんでした。終盤に謝憐はこれが自分の名前「謝憐」の文字だと知ります。知った瞬間の謝憐はきっと驚きと嬉しさで一杯
この作品の一番の魅力は、謝憐と花城の愛の物語だけでなく、他の登場人物の描写が丁寧に紡がれている点だと思います。今日は『天官賜福』の中の「西方武神」の現任’’権一真’’と、前任''引玉''についてまとめてみたいと思います。ネタバレを含むので、まだ未視聴の方はご注意ください。ちなみに風師は、’’引玉殿下は謙虚で人当たりが良い’’と評価し、権一真については、''少し性格に難があり、人付き合いや世渡りがあまり得意でない''と評しています。引玉は陰が薄く、顔つきも平凡で存在感もありません。権一
天官賜福には何度か読んで初めて気がつく細かい伏線がたくさん隠れています。完全なネタバレを含むので、まだ最後まで視聴していない方はご注意ください。今回は黒水沈舟(賀玄)と水師(師無渡)と風師(師青玄)にまつわる伏線です。①黒水沈舟(賀玄)が師青玄達を風水殿に呼び寄せた時に、風師(師青玄)の像は腕と脚が取れていて、水師(師無渡)の像は頭が取れていた描写があるが、これは後の風師と水師の結末を示している。しかし風師の腕と脚は、黒水沈舟によるものではない。②賀玄(明儀になりすましている)は何度
季節柄、色々所用で更新が空いてしまいました今日は霊文についてです。霊文と言えば、謝憐が三度目の飛昇をしてから、他の人は謝憐に冷たいのに、霊文だけが普通に接しているので、悪くない印象を持っている方も多いと思います。彼女にももちろん過去や背景があります。今日は彼女について見ていきたいと思います。霊文と錦衣仙に関して大いにネタバレを含むので、ご注意ください。飛昇前霊文は人間の頃の名前は’’南宮傑’’と言いました。飛昇前は靴売りで、時々お金を貰って恋文やお経を代筆することを仕事にしていました。才能
前回の続きです!前回までの内容はこちら↓『天官賜福21風師と黒水沈舟のその後①』天官賜福の中で、社交的で明るく、愛嬌ある性格が人気な風師。最後には悲しい結末を迎えてしまいます。個人的には黒水沈舟の結末もまた、とても哀しくて、切なくて、この…ameblo.jp『天官賜福22風師と黒水沈舟のその後②』早速たくさんの方が読んでくださり、イイネもくださり、本当にありがとうございます。とても励みになります昨日の続きです。前回の内容はこちら↓『天官賜福21風師と…ameblo.jp『天官
天官賜福の時系列と簡単なあらすじをまとめてみました。大いにネタバレを含むのでご注意ください。天官賜福の原作小説には旧版と新版があり、アニメは新版の内容も反映されています。この記事も、いつも書いている記事も、原作小説の旧版(ネット版)を元にしているので、もしかしたらアニメや翻訳された小説と異なるかもしれません。各巻の時間軸原作小説の構成は、第一巻〜第五巻まであり、以下のような時系列となっています。①第一巻:現在②第二巻:過去③第三巻:現在④第四巻:過去⑤第五巻:現在+番外編つま
天官賜福には様々な愛の形があります。今日は愛するが故に、離れることを選んだ女性を紹介したいと思います。ネタバレを含むのでご注意ください。風信にはかつて好きな女性がいました。その女性との間に子供もいます。鬼市で謝憐に絡んできた売春婦の女鬼’’蘭菖’’がまさにこの女性です。そして、与君山で謝憐が聞いた子供の歌い声が、その子供の霊です。鬼になる前剣蘭は生きていた時は、仙楽国の、出身の良いお嬢様でした。かつては仙楽太子妃の候補にもなり、家族から期待され、もしかしたら謝憐の奥さんになるかもしれな
完全なネタバレを含むので、まだ最後まで視聴していない方はご注意ください。この作品の一番の魅力は、何度観ても新しい発見があり、登場人物の深掘りがいくらでもできるところだと思います。本日は「君吾」について君吾の統治術君吾は、元々あった上天庭を転覆させてから、今の上天庭を築いたので、同じことが起こらないよう、他の神官の権力が大きくなりすぎないよう、常に気を配ることになります。そして、君吾にとって神官を牽制する一番簡単な方法は神官の「弱み」を握ることでした。まず明光殿の場合、二名の
前回の続きですが、まずは黒子(賀玄)目線で始まります!(前回の賀玄目線がBetter&Sweetすぎて、賀玄目線ってだけでわくわくするの私だけかな?)『天官賜福26風師と黒水沈舟のその後⑥』前回の続きです!『天官賜福25風師と黒水沈舟のその後⑤』前回の続きです!前回のあらすじはこちら↓『天官賜福24風師と黒水沈舟のその後④』前回の続きです!前…ameblo.jp-------師青玄を独占したい気持ちがだんだん深まってきて、抑えることが難しくなってきた。いつからそんな気持ちを持つよ
今日は久しぶりにあらすじ紹介をしたいと思います。多少ネタバレを含むのでご注意ください。花城は小さい頃、赤い瞳の右目が原因で周りから忌み嫌われ、他の子供から虐められたり、家族からも疎まれて、幸せとは程遠い子供時代を過ごしています。国の一大イベントに城壁から飛び降りようとしたことも、生きることが苦しすぎてなぜ生きるのか尋ねたことも、それを物語っています。その心残りを少しでも埋められるような物語を、二人の結婚後の二次創作の物語『紅紅児駕到!』からご紹介したいと思います。少し長いので、二回に
黒幕と対峙する時、花城は自らが黒幕を倒すのではなく、謝憐にありったけの法力を注ぎ込んで、謝憐が黒幕を倒すのですが、花城はなぜ自分で黒幕を倒さなかったのか。理由は大きく分けて三つあると思います。大いにネタバレを含むので、未視聴の方はご注意ください。理由①謝憐の咒枷を解く為謝憐が二回目に天界から追放された時に、自ら君吾に頼んで二つの咒枷を付けてもらっています。そのために謝憐は法力が封印され、不老不死である以外は人間と何も変わらなくなります。この咒枷には法力を封印する機能以外にも、後半引玉のくだ
少しばかりのネタバレを含みますので、最後まで読んでいない方はご注意ください。銅炉山が開いた時、花城は法力の暴走を防ぐために、本来の姿ではなく、子供の姿になりました。この時、郎蛍に化けて謝憐のそばにいるくだりが描かれています。謝憐の作る食事を顔色も変えずに食べたり、普段はほとんど何も喋らないのに自分から謝憐に話しかけたり、落ち葉の集め方が花城と同じだったり、姿勢もいつもと違うので、謝憐も気が付きます。(ヒントになる描写も複数あり、とてもわかりやすいです。)一つの可能性ですが、もしかした
完全なネタバレを含むので、まだ最後まで視聴していない方はご注意ください。この作品の一番の魅力は、何度観ても新しい発見があり、登場人物の深掘りがいくらでもできるところだと思います。本日は「謝憐の成長の軌跡」について若かりし頃の太子殿下謝憐は、仙楽国の太子として生まれ、権力には目もくれず「蒼生(万人)を救いたい」と修行して若くして飛昇しました。しかし、若くして飛昇したことを、仙楽国の国師(謝憐の師匠)は「早い、早すぎる」と言いました。挫折も苦労も知らない太子殿下は、蒼生を救うことの代償も何もわ
二人がまだ思いを通わせていない時の会話なのですが、甘すぎて夜中に一人で悶えたので、ご紹介したいと思いますネタバレになるのでご注意ください。昨日の記事のあらすじで言うと、原作小説(旧版)の第三巻の最後あたりの、任務のために二人で銅爐山(花城が絶になった山)に向かった時の場面です。道が山に塞がれて目的地に行けないと、鬼達が数百匹、立ち往生してる時に、鬼の誰かが「神官のにおいがする」と言い出します。ちなみに花城はこの時事情があり、子供の姿になっています。頭からすっぽりマントを着たままの謝憐が怪しいと
以前こちらの記事で、もしかしたら花城は謝憐に自分のことに気付いてほしかったのでは、と少し書きました。書いた当初はふと思った程度なのですが、今日は考察を含め、詳しく見ていきたいと思います。(ネタバレを含みます。)『天官賜福37細かい考察(2)』だいぶ前に、細かい考察(1)を書いてから、そのままいろんな記事を挟んでいるうちに時間が経ってしまいました。(1)ということは、もちろん(2)以降もあります!も…ameblo.jp上の記事でも書きましたが、八百年前、謝憐は牛車を使って子供の花城を皇極觀に
この作品の一番の魅力は、謝憐と花城の愛の物語だけでなく、他の登場人物の描写が丁寧に紡がれている点だと思います。今日は「賀玄」(黒水沈舟)についてまとめたいと思います。完全なネタバレを含むので、まだ最後まで視聴していない方はご注意ください。天官賜福の登場人物の中で一番奥深くて、色々な意味で最後まで考えさせられるのが「賀玄」ではないかと思います。「賀玄」というのは生きていた時の人間の名前で、死んで鬼になってからは「黒水沈舟」と呼ばれます。彼は師无渡(水師)によって、神官になる予定だった
天官賜福には何度か読んで初めて気がつく細かい伏線がたくさん隠れています。ネタバレを含むので、まだ最後まで視聴していない方はご注意ください。①謝憐が3回目に飛昇した時、霊文が’’風信はよく人間界に行っている’’と言ったが、それは800年の間、風信がずっと謝憐を探していたことを示している可能性が高い。②扶搖が初めて登場した時に「你是人间正道,你是世界中心」と謝憐に言ったが、謝憐が初めて天庭から追放されて悲惨な生活を送っている時に、慕情から同じことを皮肉として言われている。なので扶搖が初
好きすぎる天官賜福について♡簡潔に言うと、仙楽国の太子である「謝憐♂」と謎の少年「三郎♂」の愛のお話です。(ネタバレありです。)謎の少年「三郎♂」は、800年前の幼い頃にまだ仙楽国の太子だった「謝憐♂」に助けられ、そこからずっと「謝憐♂」のためだけに生き続けてきた一途すぎる「鬼」なのです。三郎は助けられた当初は人間の子供だったのが、太子と共に戦って命を落とし、その後「この世にまだ愛する人がいるから守りたい...」ということで転生せず、鬼になってこの世に残ります。800年間、
早速たくさんの方が読んでくださり、イイネもくださり、本当にありがとうございます。とても励みになります昨日の続きです。前回の内容はこちら↓『天官賜福21風師と黒水沈舟のその後①』天官賜福の中で、社交的で明るく、愛嬌ある性格が人気な風師。最後には悲しい結末を迎えてしまいます。個人的には黒水沈舟の結末もまた、とても哀しくて、切なくて、この…ameblo.jp---師青玄は木の板に「狂ってる物乞いが語る神官話の時間」なるものを掲げて、街の酒楼(飲食を提供する宿屋)の前で説書を始めます。元々話上手
天界からも鬼界からも恐れられる無敵の花城でさえ、謝憐の前では自信がなく臆病になることがあります。好きな人の前ではそんなもんですよね。今回はそんな二人の甘いやりとりを見ていきたいと思います花城「千燈觀」天界で神官の「長明燈」の数を競うイベントで、当たり前のように、どうせ誰も一つも上げてくれてないんだろうな、って思っていた謝憐にとって、三千灯も上げてくれた「千燈觀」はもうビッグサプライズなわけですよ。もう驚きと感動しかない。それなのに、花城は、「本当は言いたくなかったんだ。・・こんな鬼市のご
こんにちは。読了したので、感想を書きたかったのですが、いろんなエピソードが盛りだくさんで何書いたらいいかわからなくて、とりあえずいちばん好きな言葉を(ネタバレです)↓3巻のアニメイト特典はアクスタ。花城大好きな妹に見せたところ、悶絶してました(笑)私が好きな言葉は「重要なのは『君』であって、『どういう』君なのかじゃない」です。謝憐と花城が黒水島から脱出しようと棺桶を作ってる場面。(322ページあたり)花城に好きな人がいることがわかって、ちょっと複雑な心境になる謝憐
天官賜福は、お話の中の伏線も面白くて考察しがいがあって、まだまだ書き足りないのですが、今日は少し別の視点で書いてみたいと思います。花城はなぜ城壁から落ちたのか?花城が子供の時に城の壁から落ちて、それを謝憐が救ったことで全ての物語が始まるのですが、それではなぜ花城が城の上にいたのか、気になった方はいませんか?作者である墨香銅臭さんが明かしている部分を見ていきたいと思います。花城は生まれつき右目が赤い瞳だったことから、子供の頃から不吉として周りから忌み嫌われていました。嫌がらせを受けたり、いじ