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詳説ロンバケ40thNo.15第1章霧の中のあいつ第2章バディ・ホリーに捧ぐ第3章ヒットを狙え最終回を迎えたロンバケ40th全曲解説も、気がつけば盛夏の東京五輪の時期にまで延展していました。今回も長文読解の予感がしますので、ゆーっくりご覧くださいませ。第1章霧の中のあいつ大滝詠一さんの「さらばシベリア鉄道」の元ネタ曲として広く知られるのが、ジョン・レイトンの歌った「霧の中のジョニー」です。基本的なリズムや哀愁を帯びた曲調が「さらばシベリア鉄道」のヒン
「NIAGARATRIANGLEVol.2」解説©2018オータヂロウ最終回に続いて、今回は積み残した話、いえ、とっておきのお話をお届けします。第1章ROCK'N'ROLL退屈男第2章「EACHTRIANGLE2」第3章いつも心にオレンジを第1章ROCK'N'ROLL退屈男1980年5月21日、CBSソニーから山口百恵の30枚目のシングルが発売されました。宇崎竜童の作曲、萩田光雄の編曲による「ロックンロール・ウィドウ」はオリ
詳説ロンバケ40thNo.14大滝さんからビーチ・ボーイズの「ファン・ファン・ファン」のもうひとつ“ファン”が多いやつ、っていうリクエストで。(by松本隆)この「FUN×4」は、別枠で1冊の本ができるくらい、この数式から別のテーマが派生しているのです。(by大滝詠一)第1章根幹をなす4曲第2章呉越同舟の4組様第3章4人の子どもさ第4章4大作家チーム第1章根幹をなす4曲「FUN×4」の「♪手ーに入れーてしまーったよ」の箇所のフレ
リピート公開J=ビートエッセイ987㉜吉田拓郎「全部だきしめて」をめぐって「全部だきしめて」作詞・康珍化作曲・吉田拓郎吉田拓郎で一番よく聴いたのは、彼のキャリアであまり語られることのないアルバム『マラソン』(1983年)だ。当時、三十代後半になっていた彼。たしか「40歳までしか考えられない。その先は活動しているか分からない。ジョン・レノンが40で死んだから」という内容の言葉を音楽誌に話していたように記憶する。そのころ十代前半だった私が、す
大滝詠一「EACHTIME」解説序章2004年の考察第1章4つ打ちのモータウン第2章4つの「ラヴァーズ・コンチェルト」第3章4シーズンズ第4章バチェラー・ガールをもっと味わう方法序章2004年の考察序章では、本宅サイトの方の「れんたろうの名曲納戸」内の「ナイアガラサウンド研究会」のコーナーへ2004年3月3日にアップした原稿に、画像や動画を補って“コンテンツ増補バージョン”として、そのままお届けします。山下達郎「『フィヨルドの少女』は『バ
「NIAGARATRIANGLEVol.2」解説序章概論第1章裏テーマ~エヴァリー・ブラザーズに捧ぐ第2章表テーマ~バディ・ホリーに捧ぐ第2章表テーマ~バディ・ホリーに捧ぐ「A面で恋をして」は資生堂のキャンペーンソングとして作られました。ナイアガラ・トライアングル「A面で恋をして」(1981年のCM動画)ソロとしての大滝詠一名義ではなく、ナイアガラ・トライアングルを再登板させよう…。そんな大滝さんの発案の契機になったのが、このC
大滝詠一「EACHTIME」解説第1章2014年の追慕第2章風に抱かれて第3章風よ泣かないで第1章2014年の追慕大滝詠一さんが急逝されたのが2013年12月30日のことでした。その後しばらく、私は悲しくて音楽が聴けなくなり、やっとのことで踏ん切りをつけて2014年3月に本宅の方の「れんたろうの名曲納戸」へアップしたのが、以下の記事でした。第1章では、画像や動画などを補ったうえで当時の内容をそのままお届けします。「バラードになると必ず内容は悲し
詳説ロンバケ40thNo.7第1章2003年の雨のウェンズデイ第2章2021年の雨のウェンズデイ第3章ユー・アー・オンリー・ロンリーとオンリー・ザ・ロンリー第4章余話本宅サイト「れんたろうの名曲納戸」の「ナイアガラサウンド研究会」のコーナーに2003年7月22日に掲載した「雨のウェンズデイ」の原稿を、若干の加筆修正を加えて「第1章」に転載します。第1章2003年の雨のウェンズデイ「この曲、ステキね」楠瀬誠志郎のアコースティック・ライブで、前の席
「EACHTIME」解説序章ソフトロックと大野雄二第1章サビとソフトロックと夏第2章Bメロとソフトロックと夏第3章Aメロとイントロと夏「イーチ・タイム」の代表曲ともいえる「ペパーミント・ブルー」の解説をお届けします。ちょっと長くなりましたが、ぜひ序章から順番にご覧ください。今回の前編は、第1章までです。序章ソフトロックと大野雄二「ルパン三世」の音楽でおなじみの大野雄二氏が大滝詠一さんと同様に、ソフトロックの影響も受け、そのエッセンスを巧みに取り入れて
大滝詠一「EACHTIME」解説今回は、~ディズニーボーイを探して~と題して「魔法の瞳」の心のルーツをめぐる感動巨編(!?)をお届けいたします。序章40thバージョンのポイントと風の又三郎第1章アニメの銀幕とディズニーボーイ第2章萩原哲晶とディズニーボーイ序章40th記念バージョンのポイントと風の又三郎「魔法の瞳」では「夏のペーパーバック」と同様に、曲頭に“独立したヴァース”があります。「♪眼が逢う/たびに夢/うつつ
大滝詠一「EACHTIME」解説第1章ナックルボールとTシャツに口紅第2章ナックルボールとNINJIN娘第1章ナックルボールとTシャツに口紅ラッツ&スター「Tシャツに口紅」ラッツ&スターへの提供曲「Tシャツに口紅」は「恋のナックルボール」の兄弟曲でもあります。書籍『大滝詠一レコーディング・ダイアリーVOL.3』では、その「Tシャツに口紅」に関して、興味深い事実が三つ明かされています。一つ目は、「Tシャツに口紅」のイントロで鳴っているギロは
松田聖子のアルバム「風立ちぬ」が発売されたのが、1981年10月21日ということである。このアルバムについて印象に残っていることといえば、ある土曜日の午後、いつものように自転車で行った旭川のミュージックショップ国原で、高校生ぐらいの大人しそうな女子が買っているのを見たことである。1970年代後半にはニューミュージックが全盛であり、新しいアイドルがブレイクするには厳しい時代だったような印象がある。松田聖子がデビューしたのは1980年だが、同じ年にテレビドラマ「3年B組金八先生」で人気者になっ
豚ソバ妖怪飛燕(ひえん)は多賀城市にある三麺拳グループの一つ。他に月光と雷電というラーメン店がある。店内に乃木坂46が流れる月光に対しこちらは山下達郎と大滝詠一のポスターが飾られ80年代の曲が流れるニューミュージック指向。月光と同じく結構クセ強なラーメンを提供する好き嫌いがハッキリと分かれるお店。「熟成ロマン中華そば・煮卵入り」。店内のポップにこのラーメンの解説が詳しく書かれているが要するに魚だし強めの醤油味。塩気は見た目より控えめでなかなかに魚っぽいので万人受けしそうなビジュアルとは
雨上がりにちょっと出かけて帰り道/弁天橋の上「歩く」ときは片耳イヤホン好きな曲を聴きながら…今日はこの曲を聴きながら色々考えた天然色だから…
「EACHTIME」解説第1章ペーパーバックと「座読書」とAメロ第2章ソフトロックとチャーリー・カレロとBメロ第1章ペーパーバックと「座読書」とAメロ大滝詠一さんの「ナイアガラ・カレンダー」収録曲の「座読書」と、「イーチ・タイム」の中の一曲を絡めて語るとすれば、俎上にあがるのは「1969年のドラッグレース」になるのが自然な流れです。「1969年のドラッグレース」、「座読書」の両曲では“ボ・ディドリー・リズム”が共通していますものね。しか
「EACHTIME」解説「ペパーミント・ブルー」のサビを取り上げた前編に続き、順序は逆になりますが、後編は「ペパーミント・ブルー」のBメロに関するお話から始めます。序章ソフトロックと大野雄二第1章サビとソフトロックと夏第2章Bメロとソフトロックと夏第3章Aメロとイントロとソフトロックと夏付録40th記念バージョンのポイント第2章Bメロとソフトロックと夏大滝詠一「ペパーミント・ブルー」「ペパーミント・ブルー」のBメロのコード展開は複
「セットリスト&MC概要2024年9月27日金曜日山下達郎コンサート・ツアー2024『PERFORMANCE2024』名古屋国際会議場センチュリーホール【2024-】(23/43)ほか」S12425・松山千春DATABESE総合TOPPAGENF・アーティスト別LIVEDATABESE総合TOPPAGENF◇更新履歴V1.0:2024.7.06初稿V1.1:2024.7.13初日・三郷市文化会館のセトリを記載V1.2:2024.7.2
7"レコードジャケット(2022年)夢でもし逢えたら素敵なことねあなたに逢えるまで眠り続けたい大瀧詠一(2013年12月30日没)が作詞/作曲した有名なスタンダードナンバー。多くの歌手がこの曲を歌っていますが敬意を表して大瀧詠一が歌うものを中心に紹介します。夢で逢えたら(BestAlways)大瀧詠一(編曲大瀧詠一・山下達郎)ベストアルバム「BestAlways」は2014年12月3日リリース。この「BestAlways」に収録された「夢
詳説ロンバケ40thNo.1れんたろうの名曲納戸的ブログ(別館)においでいただき、誠にありがとうございます。今回は長文になりそうなので、ご挨拶もそこそこに先へ進めたいと思います。第1章トミザワくんからのリクエスト第2章「がんばれば愛」とボブ・クルー第3章幻のジェットコースター的展開とロイ・ウッド第4章姉妹曲「うれしい予感」とジェフ・リン第5章美談仕立てになった?ジョー・ミーク第6章フォロワー楽曲とクリスマスの秘密■第1
細野晴臣と大瀧詠一も制作に参加…1978年発売の“幻の名盤”『島まで10マイル』をご存じですか(金澤寿和)@gendai_biz細野晴臣と大滝詠一が制作に参加した知られざる名盤『島まで10マイル』(1978年発売)。オリジナル盤の解説で音楽評論家の小倉エージに「ーー全てを聞きおえた時には彼らのとりこになった」と言わしめたレコード。サディスティック・ミカ・バンドとドクター・バザーズ・オリジナル・サヴァンナ・バンドが出会ったような興味深い一枚。gendai.media
7月16日は松本隆の誕生日だということなので、その数ある作詞曲の中から個人的に好きな20曲を選び、カウントダウンしながら個人的な思い出などをだらだら書いていこうという回である。20.卒業/斉藤由貴(1985)さて、ベスト20ということで惜しくも圏外になってしまった曲ももちろんたくさんあるのだが、こういうのはその時の気分や体調に左右される場合も少なくはないので、別の日にやったとしたらかなり違っている可能性は否定できない。ちなみに今回、21位で惜しくもトップ20入りをギリギリで逃した
大滝詠一「EACHTIME」解説©2024オータヂロウ今回は、春のめざめ「恋のナックルボール(1stRecordingVersion)」と題して、「恋のナックルボール」の心のルーツをさらに深掘りしてみます。えっ、また「恋のナックルボール」のお話なの!?と驚かれた方も、お気楽にぜひご覧ください。(タイトルイラストはオータヂロウ画伯の描き下ろしです)春のめざめ「恋のナックルボール(1stRecordingVersion)」2024年3月に「E
大滝詠一「EACHTIME」解説第1章海のスケッチ第2章銀色のジェット第1章海のスケッチVaundyが、2022年に続き2回目の出場を果たした2024年末の『紅白歌合戦』で、「踊り子」を歌ったときのXのポストの様子は、こんな感じになりました。少なからぬ人が、「踊り子」を聴いて大滝詠一さんのイメージを重ねていたのでした。腹式呼吸だけど声を張らないウィスパリング寄りな発声法や…、「雨のウェンズデイ」に通じる切ない曲調や…、'80年代の歌謡
★大滝詠一、わたせせいぞうが手掛けた『暑さのせいEP』ジャケットデザイン公開・・・・・2021年に『ALONGVACATION』40周年記念盤のポスター企画のために制作された、貴重なコラボレーションイラストの全貌が今、明らかに!“8cm短冊CD”として8月30日にリリースされる、大滝詠一の名曲の中から夏をテーマにした作品集『暑さのせいEP』。このたび同作のジャケットデザインがついに公開、漫画家・イラストレーターの、わたせせいぞうによる、夏の訪れを感じさせる清涼感のあるデザインに仕上がっ
「NIAGARATRIANGLEVol.2」解説第1章白い港はカサブランカ?第2章「風立つカレン」の解析第3章「悲しきWhiteHarbourCafe」の分析今回は、「ハートじかけのオレンジ」篇の続編の前に、「白い港」篇へ寄港します。第2章「風立つカレン」の解析大滝詠一さんによれば、ナイアガラ楽曲は以下の3枚のアルバムで、次に挙げるような相関があるのだとか。★「ALONGVACATION」★「風立ちぬ」のA面★「NIAGARAT
先日、Twitterのごく一部のフォロワーさんの周辺で大滝詠一の音楽をはじめて聴いた時の印象についての話が盛り上がっていた。私も少しだけ参加させてもらったのだが、ご存知のとおり要点を簡潔にまとめた文章を書く能力に著しく欠けているのと、余談が好きすぎてたまらないというか、出来ることならば余談だけで一生生きていけたら素敵だな、とか思っているタイプの駄目な僕(作詞・トニー・アッシャー、作曲・ブライアン・ウィルソン)なので、こっちの方で適当にダラダラと書いていきたい。「ロング・バケイション」が発売
岩手県に生まれて良かったと思うことのひとつであり、岩手を代表するアーティストの最高峰に君臨する、といえば大滝詠一さんおいて他はあるまい。その大滝さんを代表するアルバムと言えばやはり「ALONGVACATION」(ロンバケ)これにとどめをさすだろう。奇しくもこのアルバムCD化される際に日本で一番最初のCDとして35DH1という輝かしい番号を背負わされて世に出されました。時に1982年12月21日!洋楽はビリージョエルだったかな?たしか…それぞれ1番で世の中に出されました。これ
「NIAGARATRIANGLEVol.2」解説「NIAGARATRIANGLEVol.2」40th記念にまつわる関連本に関連番組、関連グッズ…。怒涛のリリースからようやく一息ついたので、恒例の“僭越ながらちょっと解説”シリーズを連載させていただきます。第1章波の数だけ抱きしめて第2章まるでダンスナンバー!?第3章“真夏の昼の夢”をデュエットで第1章波の数だけ抱きしめてウェブで読める大人の音楽誌『otonano』2022年4月号は「NIAGARATRI
「山下達郎2025.1.17(204.12.5振替公演)NHKホールなう。〜山下達郎コンサート・ツアー2024『PERFORMANCE2024』」S13015・松山千春DATABESE総合TOPPAGENF・アーティスト別LIVEDATABESE総合TOPPAGENF◇更新履歴V1.0:2025.1.17初稿『●随時更新~最新記事リンク・文章番号&記事タイトル一覧(A1319)』く「最新記事リンク・文章番号&記事タイトル一覧」S11319・
大瀧詠一さんのご自宅兼スタジオのオーディオ環境はJBL大型モニターを使っていた(かつての松任谷正隆さんも同じ)ことなど断片的には聴いていました。大瀧詠一読本に当時、今はなきダイナミックオーディオ池袋店店長として、店が終わると福生まで車を飛ばして毎日のように、夜中まで大瀧詠一さんの自宅で音実験された経緯が書かれていました。詳しくはこの本をお読みいただきたいのですが、概要だけでも。大瀧さんの好みの音は中域がしっかり、たっぷりした音が好き。CDはスチューダーのA730を一発で気に入られた。ス